先週からなぜか急にオーディオのことを色々と調べている。あちこちの量販店に行って、店員やメーカーの人に話を聞いている。
僕がオーディオに凝っていたのはもう15,6年ぐらい前までだ。以前は音質向上の為、いろいろと工夫していたときもあったが、だんだんと面倒になって、簡単なセットコンポでたまに聞くか、ウォークマンなどで聞くぐらいになってしまった。それに、数年前CDプレーヤーが壊れて、メインシステムとして使えなくなり、アンプなどはテレビにつなぐなどして、音楽用途には使わなくなってしまっていた。
世間ではいまやMDもなくなり、ネットオーディオという言葉も出てくるようになった。9月頃にもいちど調べたが、結局なんだかすごそうだかよくわからない、という程度にしかわかっていなかった。
ネットオーディオのことは、どこの店員も親切に教えてくれて、だいぶわかってきた。
一番面白かったのは、某量販店にいた、メーカーの人だ。持っているスピーカーや、昔買ったアンプのメーカー名、買った時期を言うと、機種名(ONKYO D-77RX, サンスイ α-607XR,マランツPM50)をぴたりと当ててくれた。話が盛り上がり、延々30分ぐらい話してしまった。
今のオーディオは、CDを中心にして「上下」に広がっているそうだ。低い方はiPodなどの圧縮音源で、音質を落とすかわりに、気軽に大量に持ち歩く方向。もう一つがハイレゾと言われる高音質音源だそうだ。そうそう、それで僕らなんかは、PCオーディオというと、圧縮してすかすかになった音を思い浮かべてしまうのだが・・。この人、なかなか説明がうまい。
彼によると、高級CDプレーヤーというのはこれからどんどん姿を消していくだろうという。マニアはCDをそのまま聞かなくなる。CDよりもそれをHDDなどに取り込んだ形の方が、音質的には良く、その接続LANケーブルやUSB、PCで再生する場合の再生ソフト、さらにはPCそのものも、音に影響がある(高級ケーブルや、適したPCがある)のだという。
まあ、その辺までいくと切りがないが、この辺の話にはついて行けなくなって久しいので、ありがたかった。完全初心者でもなくて、知識にムラがあるので、こういうところで話せるのはありがたい。オーディオ専門店ではちょっと怖いから・・。
家では、古くて片側のエッジ(振動板の縁の、柔らかい覆いの部分)が切れかけたONKYO D-77RXで、ポータブルDVDを使ってCDを聞いている。書斎のセットコンポも、鳴らせばそれなりの音が出るが、久しぶりに大型3ウェイで聞くと、何というか、深々とした音で、ずっと聞いていたくなる。こういうのは理屈じゃない。
今朝、使えなくなったコンポを業者に持って行ってもらおうと、古いCDプレーヤー(DENON DCD-1515AL)を取り出し、念のために電源を入れてみたら、ちゃんと動く。4年前、どのCDを入れても全く動作せず(普通トラック数と時間が出るが、0トラック、0分になってしまう)、あきらめて用途廃止としていたものだ。FMチューナーも片側音が出なかったのだが、つないでみるとこれもちゃんとステレオで聞ける。あれれ?
仕方がないから?これらを捨てるのはやめた。FMはアンテナ(アナログケーブルテレビの線)がもう使えないので、退役保留とした。
古くなっているとは言え、一応アンプとCD、スピーカーが使えるようになった。もともと、CDプレーヤーがないので、代わりにCDか、ネットワークプレーヤー(または一体型)を買ってこれを補おうとして、色々探していたのだが、とりあえず使えるようになってしまった・・。どうしようかな?