うさぎくん

小鳥の話、読書、カメラ、音楽、まち歩きなどが中心のブログです。

フィルム一眼レフ

2011年10月22日 | カメラ、写真

うちではデジタル一眼レフを買ったとき(2005年)に、手持ちのフィルム一眼(ニコンD80D)を下取りに出してしまった。ただし、オリンパスOM-1はそのまま残していたので、その後も時々フィルムでの撮影はしている。下取りに出したとき、F80Dはまだ一応現行品だった(その後1ヶ月たたないうちに、フィルムカメラの大幅縮小が発表されたが)ので、下取り価格はわりと悪くなかった。中古のカメラに詳しい人はわかると思うけど、その後フィルムを使う一眼レフは気の毒になるほど値下がりしてしまった。定価で10万円近くするような中級機が、2千円程度で売られているのを見て、中古とは言えここまで価値が下がるとは、なんだか気の毒なような気がしたものだ。

状況は今でも変わっているわけではないが、逆に言うと普通はジャンク品になってしまうようなものが、今でも一応中古として流通していると言うことは、一定程度は欲しいという人がいて、商売として成立する、ということなのだろう。だいたい数千円を出せば、以前の中級品は買えるようだ。数十万円したフラッグシップも、数万円で買える。価格はここ数年は変わっていないような気がする。

これまで何度か、フィルム一眼レフを買い直そうか、と急に思いついて、熱病のようにネットをあれこれ検索することがあった。何しろ安いので、買っても損はない。ニコンで言えば、以前は50mm F1.8、28mm F2.8、70-300mmF4-5.6ほかを持っていたので、ボディだけ買えば一応のことはできる体制でもあった。F801なんか、安いと2000円台で買えそうなのだ。しかし現実には買っても持て余してしまいそうで、手を出すことはしていない。カメラをコレクションする趣味はなくて、不要なものをあまり手元に持っておきたくないのだ。そのうち、50mmも28mmも売ってしまい、DXフォーマットのレンズが増えてしまったので、ニコンのフィルム一眼を買うならレンズも買わないといけなくなった。

ならば他のマウントでも買うときは同じ、と思ってみると、以前から欲しかったペンタックスが浮かび上がってくる。F80Dを買うときに比較対象にしたのがMZ-3で、これは思い出深い。どちらもカバンにカタログを入れておいて、毎日会社の帰りに眺めてはどっちにするか、迷っていた。当時(2002年頃)、オリンパスはレンズ交換式カメラから撤退していた。僕はOMを使っていたので、新しいカメラはどのメーカーでも良かったのだ。結局中古市場の厚そうなニコンにしてしまったが・・。

MZ-3はややレトロっぽい外観にシンプルな操作系で、軽くて使いやすそうな感じがする。43mmF1.9のレンズをつけた姿は、特に格好良く思えた。レンズは今でも結構高い(4万円ぐらい)が、そこは妥協して標準ズームと組み合わせれば、ボディと合わせて1万数千円でそろえられそうだ。在庫があったら買ってしまおうかなあ。
Pict0576 F80D。レンズは50mmF1.8

コメント
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