
冬型の気圧配置が緩み今朝は放射冷却が強まりました。最低気温は笠間0.0℃、大子町-1.6℃、水戸で1.0℃まで下がり、水戸では平年よりかなり遅い初霜、初氷を観測しました。水戸では昨日最低気温0.7℃を記録していますが、霧が出て湿度も高かったため、観測されなかったようです。常磐線通勤時の観察では、友部から内原、赤塚周辺までは10月下旬に初霜を見て早い冬の訪れを予感しました。しかし水戸気象台では記録的に遅い観測となってしまいました。今年の冬の訪れが足踏み状態にあることを物語っています。
さて、今朝の気象衛星画像を見ると、珍しく太平洋上に筋状の雲が無く晴れ渡っています。しかも冷え込みが強まったため、ダルマ朝日と毛嵐が見られるのではないかと予想。急遽、出勤前に大洗海岸を訪れることにしました。日の出が遅くなっているので、いつもの時間の朝食でも余裕で日の出に間に合います。
6時5分過ぎに大洗海岸の駐車場に到着し、神磯の鳥居前に向かいます。日の出30分前のマジックアワーにギリギリセーフです。しかも日の出の方向に雲はありません。気温は2℃。まだ毛嵐は出ていません。満潮を少し過ぎたタイミングで若干波が高いため、今日は海岸に下りずに防波堤の内側から日の出を待ちます。
日の出20分前。かなり明るくなってきました。
よく見ると、鳥居の上に海鳥がとまっています。でも、すぐに飛び去ってしまいました。
今日は、鳥居の横からの太陽を狙います。いよいよ日の出です。遠くの雲が水平線に浮かんでいるように見えます。これも蜃気楼現象なのでしょうか。
オレンジ色の太陽が姿を現しました。そして、少しけあらしが発生し始めたようです。
美しい日の出です
だるま朝日になりそうな予感
もう少し
縦長になってきました
けあらしの中のだるま朝日。ついに見ることができました。
ダルマ形状に近づきます
日の出のタイミングで冷え込みが強まり、けあらしが発生。とても幻想的です。
再び、だるま朝日をズーム。波のうねりも絵になります。
太陽がくびれてきました。「雪だるまが温泉に浸かっているようだ」と奥さんの感想。なるほど・・・
もう少しで2つにちぎれます
二つに分離する瞬間です
もう少し
蜃気楼現象で現れていた下側の太陽は、海に沈んでいきます。
雲海のようにも見えるけあらし
素敵な夜明けでした
少し場所を移動して、鳥居の左側に太陽を入れてみました
もとの場所に戻りもう1枚
海岸の波打ち際から撮影します。もう少し波があったほうがよかったかな・・・
日の出を待つ間に、大洗磯前神社にお参りに行ってきました。
拝殿前には、早くも来年の干支の絵馬がお目見え。令和5年の干支は癸卯です。
幻想的な朝日を見てから勝田駅の民間駐車場に車を止め(1日210円)、何事もなかったようにいつもより10分遅れて出社しました。そして帰宅時には、今年最後の満月(コールドムーン)が火星に接近して輝いていました。
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