ウリパパの日記

自由気ままに・・・

山の日に初めての日光男体山登山 2022.8.11

2022-08-11 21:12:07 | 山登り

東日本では猛暑が続いています。そして今日は「山の日」です。涼しさを求めて東北地方の山登りを計画していたのですが、北日本に前線が停滞している影響で湿った空気が流れ込み天気が不安定な状況が続いています。早朝に出かけて昼には下山したいところです。そこで、友部から比較的近い日光男体山に初めてチャレンジすることにしました。以前から登りたいと思いながら機会に恵まれなかった男体山。中禅寺湖から1200m以上の標高差があり、ひたすら登り、ひたすら下る登山ルートは、なかなかしんどそうで、いつもロープウエイを使った楽ちん登山(日光白根山)に足が向いてしまうのです。今日の日光白根山は雲に覆われ、男体山は晴天。これは登るしかありません。

今朝の笠間は最低気温が24.1℃と熱帯夜にはなりませんが、蒸し暑い夜でした。今年はクーラー(除湿)を付けて寝ることが多くなっています。朝5時15分にアパートを出発。途中コンビニで朝食を購入し、北関東自動車道、宇都宮上三川から国道4号と国道119号を利用して日光宇都宮道路へ向かいます。国道119号の長岡町の立体交差が完了し、とても便利になりました。

 

日光市からいろは坂にかけては霧と小雨の悪天候でしたが中禅寺湖畔は青空が見えています。日光白根山方面は積雲の中ですが、男体山ははっきり姿が見えています。6時45分に中禅寺湖畔に到着したときは駐車場は満車。120号沿いの参拝者用駐車場が空いていたのでそこに車を停め、二荒山神社へ向かいます。すでに大勢の登山客が訪れていました。

 

まずは中宮祠にお参りします。ここまでは何度も参拝に来たことがありブログでもたびたび紹介しています。登山受付で登山カードを提出して登拝料1000円を納め交通安全の御守護をもらいます。初めての男体山なのでここで山バッチも購入します。

 

山頂に鎮座する二荒山神社奥宮までの案内です。ひたすら登りが続きます。ペース配分を考える必要がありそうです。

 

午前7時に登拝門をくぐります。右手前には大蛇の御神像と手振り祈願鈴。

 

1合目までは階段を上り、その後は登山道へと続きます。

 

杉林の中に咲く花はほとんどありません。標高1300m付近で黄色い花を見かけました。名前はわかりません・・・

 

7時25分に3合目に到着。ここからは4合目までは林道を迂回するよう指示がありました。

キオンやノコンギクの群生を見ながらの15分の林道歩きは急坂から解放されて一息つくことができます。

 

7時40分に4合目の鳥居に到着。標高は1670m。これから標高差800m近くの岩登りが続くことになります。

 

男体山の登山道は標高2300m近くまで樹林帯が続くので花が少ない印象です。4号目の鳥居から少し登るとソバナが咲いていました。近くにはトモエシオガマが咲き始めていました。

 

午前8時。登拝門から1時間で5合目に到着。まだまだ厳しい登りが続きます。

 

日当たりの良い岩場でピンクの花が咲いています。那須岳でよく見るウラジロタデでしょうか・・・

 

この周辺にはヤマハハコも群生しています。次々と高山植物が姿を見せてくれると、疲れも吹っ飛びますね。

 

8時35分に7合目に到着。6合目の表示には気づきませんでした。標高はようやく2000mを越え、山頂が近くなってきました。実はここから道のりが長かった。

 

急な岩登りが続きます。また鳥居がありました。休憩する登山客が目立つようになります。

 

午前9時。2時間かけて8号目に到着。標高はようやく2200m。このあたりから傾斜が緩くなりますが、足腰は厳しい状況。立ち止まらずに、歩きながら休憩します。

 

足元にはオヤマリンドウの蕾。

 

林道沿いで咲き乱れていたキオン

 

標高2250mを超えるあたりで見かけたコバノイチヤクソウ

 

この周辺ではけっこう群生していました。昨年8月、日光白根山でもこの花を見かけました。

 

9時20分に9合目に到着。標高は2350m。山頂まであと100m。青空も見えてきました。もう一息です。

 

標高2400m近くになって森林限界を抜けました。青空が広がります。

 

眼下には、これまで雲に遮られていた中禅寺湖が姿を見せました。奥日光の山々は積雲の中です。

 

9時40分。登拝門から2時間40分で最後の鳥居を二つくぐります。

 

日光二荒山神社奥宮に到着しました。

 

奥宮にお参りします。

 

まずは山頂へ向かいます。正面は標高2486mの山頂。この一帯は勝道上人一行が二荒山大神を拝したとされる聖域で、
大岩の上には対面石と御神剣が立っています。

 

奥宮を振り返ります。その先には雲海が広がります。気温は15℃くらいでしょうか。涼しい風が抜き抜け、下界の猛暑を忘れさせてくれます。

 

山頂の御神剣。現在の御神剣は2012年10月に新たに奉納されたものです。それまでの御神剣は1880年に奉納され山頂のシンボルになっていましたが、2012年3月に折れていることがわかり、復活しました。

 

雲海の上に広がる青空を突き刺す御真剣。長さは3.6m余りあります。

 

1等三角点を見つけてタッチ

 

足元にはウスユキソウが咲いています

 

山頂から奥宮へ戻ります

 

山頂の南斜面には黄色い花が群生。たぶんシオンでしょう。

 

眼下には雲の合間に街並みが見えます。中禅寺湖の東側あたりでしょうか・・・

 

奥宮の隣には二荒山大神の像

 

北側の霧が晴れてきました

 

帝釈山と女峰山が間近に見えています

 

太郎山神社へ向かう途中、トモエシオガマが咲いていました

 

中禅寺湖を見下ろすことができる太郎山神社へ向かいます

 

男体山から見下ろす中禅寺湖。晴れてよかった。

 

日光白根山方面はずっと雲の中でした。雲が無ければ群馬県から新潟県方面の山々を遠望できたことでしょう。

 

太郎山神社

 

中禅寺湖を見下ろしながら奥宮へ戻ります。

 

山頂に1時間近く滞在して10時40分に下山開始。12時30分に登拝門に到着したので、登りより50分短い1時間50分で下ってきました。昼を過ぎても中禅寺湖畔から雲間に山頂が見えていました。

YAMAPの記録を見ると歩行距離は8.5km。21000歩近く歩いたので歩幅が短かかったことが分かります。標高差1200mの往復は想定を超える厳しさ。本格的な日本100名山登山は久しぶりで、8年前の丹沢の蛭ヶ岳以来かな。車を使った標高差1000m以下の楽ちん登山に慣れてしまったため、今回はちょっと疲れました。登山のSNSを見ると一日で男体山と日光白根山を制覇する強者もいるみたいですね。今日は登りも下りも誰にも追い抜かれませんでしたが・・・


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