下市毛八坂神社に立ち寄り満開の枝垂れ桜を見てから県道42号(フルーツライン)を道祖神峠に向かい、1kmほど登った洗心館近くの駐車スペースに到着。ここから吾国山の山頂までは急な登山道を15分ほど登ります。
洗心館近くでは山桜が満開でした
吾国山は綺麗な円錐形状をしていて、山頂一帯は落葉広葉樹に覆われているため比較的見通しが開けています。高度を上げると杉が伐採されて視界が開け、友部・水戸方面の眺望が広がります。眼下に見渡す山々も木々が芽吹き始め、山桜が山肌を染める様子が分かります。
洗心館から約15分で標高518mの吾国山山頂に到着。樹間から北方向の眺望です。吾国山の次に向かう栃木県方面の天気は今のところ良さそうです。午後には湿った空気の影響で積雲が発達しそうです。
西側には加波山から筑波山方面の峰々が連なります。
山頂付近でも、ちらほらカタクリの花を見かけました。目指すカタクリ群生地は山頂から少し北側へ下ったブナ林の林床に広がります。このブナ林は笠間市の指定文化財となっています。
吾国山の山頂に近い尾根エリアは日当たりが良いため、どの花も花弁を大きく反らせています。
里の桜の開花状況を見ると、満開は2~3日先かな思っていたのですが、ベストなタイミングだったようです。
群生地の脇道を下り、100mほど下ったスタート地点へ向かいます。途中エンレイソウの群生地を通ります。
スミレ(ナガバノスミレサイシン? ヒナスミレ?)も咲いています。
カタクリ群生地の碑のところまで下ってきました。ここから群生地の遊歩道を登ります。
遊歩道の両側にカタクリの群生地が広がります。
ミミガタナンテンショウがお目見え。かなり早すぎでは?
日が差し始めた登山道を登ります
日陰の花はまだうつむき気味
斜面一帯に広がるピンクの絨毯
このあたりは太陽高度が上がる午後に訪れるのがおすすめです
再び山頂付近のブナ林に戻ってきました。
満開のお花畑
時々積雲が流れてきて日差しを遮ります。青空ベースなので気温も前日よりは上がり、どの花も元気に咲いていました。
この周辺は今がピーク
ブナ林に咲くカタクリの群生です
那珂川町のカタクリ山公園ほどの規模ではありませんが、山頂北側の広大なエリアに広がるカタクリの群生地は見ごたえあります。笠間市HPによると吾国山は信仰の山でもあり植物を大切にしてきた貴重な生育地となっています。地元の福原、田上地区のボランティアの皆さんにより大事に保護され、素晴らしい植生が維持管理されています。
吾国山で満開のカタクリを見てから駐車場へ戻り、途中で金剛寺に立ち寄ってから、益子町の安善寺へ向かいます(続く)