ウリパパの日記

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八溝山散策(1) 早春の花を探して山頂から鹿ノ又沢へ 2021.4.16

2021-04-17 16:24:02 | 山登り

昨日は休暇を取得して八溝山遊歩道を散策してきました。天気が良ければアカヤシオを見に栃木県の鳴神山に登る予定でした。早朝の友部は快晴。しかし西から低層の雲が近づいてくる気配です。急遽、行き先を変更して、八溝山へ早春の花を探しに行くことにしました。

友部のアパートを5時30分に出発。大子町を経由して八溝山頂へ向かいます。予想通り南西から低い雲が広がり、大子町では曇り空。八溝山頂は気温は3℃で風も強く、寒さを感じます。展望台に登りますが、周囲の山は雲に包まれているため遠望はききません。展望はあきらめて、ふれあいの森遊歩道を周回することにしました。

 

八溝山ツガ・ダケカンバ希少個体群保護林の看板がありました。茨城県随一のブナ・ミズナラの樹林が広がり、ダケカンバの群落とツガ(北限)は学術上貴重な保護林となっているそうです。

 

笹に覆われた尾根道を高笹山方面へ向かいます。一昨日の雨の影響が懸念されました。でも、ぬかるみはありません。凍結も無く歩きやすい山歩きが続きます。

 

しばらくすると、カタクリの花がひっそりと咲いていました。

 

小さなスミレを見つけました。これはフモトスミレですね。八溝山で初めて見ました。

 

近くにはヒゲネワチガイソウ。花弁が6枚ありました。

 

最初のイワウチワの群生を見るため、茨城県側の茗荷方面に寄り道します。

 

10分ほど尾根を下ると目的のイワウチワが現れます。

 

曇り空で気温も低いため、控えめに咲いている花が多いです。

 

この辺りの標高は850m。さらに下ると、ほとんど咲き終わっていました。今年は開花がかなり早かったみたいです。

 

茗荷沢まで下らずに、この花を見て引き返すことにしました。

 

茗荷分岐まで戻り、林道真名畑八溝線から福島県側の鹿ノ又沢へ遊歩道跡を下ります。

 

カタクリは咲き終わり、僅かに残った花をちらほら見かける程度でした。背後には早くもヤブレガサ。

 

見慣れないスミレを見つけました。ヒナスミレではありません。ネットで調べるとマキノスミレのようです。

 

こちらもマキノスミレかな? 自信ありません。

 

尾根道でも咲いていたフモトスミレも群生しています。うっすらピンク色の花です。

 

こちらは純白の花です。

 

林道鹿ノ又線へ下る最後の階段脇は、第2のイワウチワの群生地となっています。残念ながらほとんど終わっていました。

 

わずかに咲き残っていたイワウチワ。第2の群生地の標高は600m程度。山頂から400mも下ってきました。第1の群生地より200mほど標高が低くなっています。ピークは4月上旬頃だったようです。昨年4月15日に訪れた時は稜線には残雪があり、この一帯ではイワウチワの花がかなり咲いていた記憶があります。

 

林道鹿ノ又線に出てから、緩やかな登り坂が続きます。日当たりの良い右手の斜面にはたくさんの花が咲いています。

 

曇り空ながら、キクザキイチゲが咲いていました。

 

エイザンスミレ。大きな花です。他にもタチツボスミレやマルバスミレもたくさん見かけました。

 

ミヤマキケマンの群生

 

これはミヤマハコベかな?

 

林道左手の沢沿いにはニリンソウとネコノメソウが群生しています。

 

鹿ノ又沢は久慈川の源流です。

林道の終点から標高差350mの尾根登りとなります。そこにはイワウチワの第3の群生地が続きます。今年は期待できそうです(続く)。

 


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