今朝の茨城県は快晴無風。内陸部では昨日以上に冷え込み笠間では-7.2℃を観測しています。2月後半になると日の出時刻が早まり、早朝散策時の明るさに春の訪れを感じる一方で、気温は真冬並み。来週からは寒さも緩んで春の空気に包まれそうです。
昨日朝も冷え込みが強く、笠間市から桜川市にかけての国道50号沿いは-7~-8℃の冷え込みでした。その寒さの中、栃木市の星野の里に出かける途中に桜川市の富谷山ふれあい公園の展望台を訪れ、関東平野を取り巻く山々の遠望を楽しんできました。期待通り、富士山から関東山地、八ヶ岳にかけての山々が見えていました。冬型の気圧配置が強まったため日光連山は雪雲の中でした。
標高200m弱の展望台の南側には加波山と筑波山。
筑波山の女体山と男体山をズーム。今年は雪が多く、登山にはアイゼンが必要かもしれません。
筑波山の西には関東平野が広がります。富士山もはっきり見えています。
早朝の都市部はやや霞んでいるようです。東京スカイツリーが霞の上に姿を見せています。
ここから山々の紹介がずーっと続きます(笑)。富士山の東には丹沢の峰々
130km先の丹沢の主峰をズーム。左から丹沢山、蛭ヶ岳、檜洞丸、少し離れて大室山と連なります。
そして168km先の富士山。空気が澄んでいるため鮮明に見えました。
富士山の右には奥多摩の山々
奥多摩の大岳山、御前山、その右奥が三頭山。八王子から奥多摩三山を見ると、三頭山は大岳山の左に見えるので、ちょっと戸惑います。大岳山のちょこっと突き出した山頂とピラミッド型の御前山が目印となります。
奥多摩の峰々が低くなった先には、雁ヶ腹摺山、黒岳、小金沢山、大菩薩嶺と連なる大菩薩連邦が連なります。
鷹ノ巣山から奥秩父まで2000m前後の奥多摩の山々が連なります。特徴のない山が続き山座を同定するのが難しい領域なので省略(笑)
東京都の最高峰である雲取山のみ紹介しておきます。標高的には目立つ高さではありません。この方面から見るとどっしりとした山容が特徴で比較的識別しやすい山です。
雲取山から2000mを超える峰々が続いた先には奥秩父の主峰。破風山の先(右)に国師ヶ岳、木賊山、甲武信ケ岳、三宝山と標高2400mを超える山々を遠望します。
国師ヶ岳、木賊山、甲武信ケ岳、三宝山をズーム。国師ヶ岳まで140km離れています。
さらに北側は桜川市付近の山に眺望が一部遮られててしまいます。
それでも奥秩父の北側の遠望が続いています。小川山の北には長野県、山梨県境の山々が高度を下げ、その右手前には両神山が姿を見せています。
さらに北側には白銀に輝く八ヶ岳の峰々を遠望します。八ヶ岳までは富士山と同じ165km離れています。
八ヶ岳の北側は手前の山に隠れてしまい、蓼科山方面は見えません。手前は御座山です。
八ヶ岳をズーム。ブログにアップするとぼやけてしまうので、元の写真を反映するようにコントラストをつけました(やりすぎかな?) 左から赤岳、横岳、硫黄岳、少し離れて天狗岳が見えています。
富田山ふれあい公園展望台から、筑波山から八ヶ岳まで90度の眺望が得られます。展望台にはジオサイトの看板が設置されていました。
展望台から少し下った駐車場には富士山の形をした石碑。ここは関東の富士見百選に選ばれています。