今週に入り、今冬最後となりそうな強烈な寒波に見舞われています。茨城県北部にも雪雲が届き、昨日は北部を中心に小雪が舞う寒い一日でした。今朝は風が弱まり笠間で-4.7℃、水戸で-4.2℃まで冷え込みました。冬型気圧配置が続くため東海上には冬型の筋状の雲が広がり続け、大洗海岸からの日の出は今週半ばまでは厳しいかなと思っていました。今朝、日課となった気象衛星画像を見たところ、一時的に冬型の気圧配置が弱まり筋状の雲は東海上200kmより東に移動、日の出の方向の北側に高そうな積雲が連なっていますが、弱まりそうな気配です。ダルマ朝日は難しいにしても、神磯の鳥居からの日の出は見られそうなので、これは行くしかありません。始業前に車で大洗海岸へ立ち寄りました。
日の出は6時19分。朝食を食べてアパートを5時30分に出発。日の出時刻が早まっていて、県道利用では日の出に間に合わないリスクが高いため高速道路を利用します。そのため約30分で大洗海岸の駐車場に到着しました。12月~1月のようにカメラマンで混雑することは無くなりましたが、平日にもかかわらず20~30名が日の出を見に来ています。

波も穏やかで海岸に降りられそうなので、海岸で日の出を待ちます

遠くに漁船が通過します。正面は東南東。1月の日の出の方向です。この方角であればダルマ富士が期待できるのですが・・・

日の出は10度ほど東寄りとなります。残念ながら雲が湧いています。

雲が赤く焼けてきました

6時19分。雲の先にちらっと太陽が姿を現しました。ちょっと右過ぎました。他の方の邪魔にならないよう空きエリアを見つけて移動します。

雲の先からの日の出です。雲が蜃気楼のように湧きあがり、なかなか綺麗です。

縦長ににょろにょろ延びる雲。初めて見る姿です。

気象衛星の写真を見ると200km以上先の雲が日の出を遮っています。美しいのですが、この雲が無ければダルマ朝日となったのに・・・

近くでは大勢のカメラマンが日の出を撮影しています。少し場所を移動して、鳥居の中を昇る太陽を狙うことにします。

太陽が姿を現すと海の上に光の筋が現れ、鳥居に向かって延びてきました。

鳥居の真ん中にやってきました

スピードを上げて昇っていきます

ずっと低い姿勢で腰が疲れました(笑)。十分に満足したので、背伸びをしながら鳥居の前から移動します。

一直線に延びる光の筋。太平洋の波は予想外に穏やかでした。

最後に鳥居の上に現れた太陽をパチリ
鳥居の中を昇る朝日を見ることができて十分に満足。リフレッシュしてから仕事です。今週後半には冬型の気圧配置が緩むため、ダルマ朝日が見られるチャンスを迎えそうです。しかし上空にしぶとく寒気が残ると、海上に筋状の雲が発生して今日のように水平線から昇る太陽を隠してしまいます。これからも早起きして気象衛星画像とにらめっこの日々が続きます。
ところで今日は猫の日です。しかも2022年2月22日と 2が6つ並ぶので「スーパー猫の日」と呼ばれているそうです。さらに8つの2が揃うのは200年後(笑)。何か記念になりそうなものは無いかな・・・