BUONA GIORNATA!

取材や旅、見仏、ヨーガ、読書の日々をつづります

てらたび

2011年09月03日 | My Favorite
年に1、2度の京都・奈良寺社巡りも、かれこれ7年になります。

先日テレビに出ていた「仏像を10,000体は見た!」という小学生に全然及びませんが、自分が心地の良さを感じる寺社が定まってきました。


タイプA
 かっこいい仏像がたくさんいるお寺=ドキドキしながら拝観
 ex: 東寺、興福寺、薬師寺

タイプB
 こぢんまりしている寺(秘仏がいるorお坊さんのお話が聞けるとなおよし)
 ex: 六波羅蜜寺、海龍王寺、法華寺、鈴虫寺、圓徳院

タイプC
 壮大な自然の中にある寺・神社
 ex: 鞍馬寺、大神神社、松尾大社


広大な敷地に美しく整備された規模の大きなお寺、それもかなり観光地化しているところは、感動が薄いような気がします。なんというか、洗練されすぎていて、そこにひとと仏の日常的つながりが感じられないという・・・。


今回の京都の旅は、たくさん拝観することはできませんでしたが、どこも清々しさと優しい雰囲気を感じました。


こんなに訪れているのに、まだ行きたいところがある・・・。
苔寺、源光庵、秋篠寺、天河神社、石舞台古墳 などなどなど


思い出してみると、たいてい真夏か真冬に行っているので、次は過ごしやすい紅葉の季節に計画してみたいなあ。
 

京都の旅5 風邪

2011年09月02日 | 
盆地の京都は蒸し暑いことでよく知られています。

この旅も4日間、毎日が真夏日でありました。

そう、観光するとものすごく暑く、汗だくになるわけです。

そして、ホテルや飲食店、電車やバスの車内はキンキンに冷えている。節電なんて言葉は京都の辞書にはないのでしょうか、それはもう、冷蔵庫並みに冷えている。

クーラーに弱い私。
宮崎の夏を常温で、健康に過ごしてきた私。

京都の寒暖の差にやられました。

もちろん、冷えに備えて羽織ものも準備していたし、極力、脚や首や腕を出さない服を着ていたし、冷たいドリンクは飲まず、常温の水や熱いお茶・コーヒーを選んだのです。

でも、やられた。


鼻水が止まらない3日目でした。


ホテルに戻ってお風呂に入った後、近所の薬局で鼻風邪の薬とマスクを買い、もう1度入浴して、早めに就寝しました。


夕食時にうっかり果実酒をいただいたせいで鼻水に鼻づまりが加わって、マスクと加湿器が大活躍した夜でした。

京都の旅4 貴船

2011年09月02日 | 
明るく力強く壮大な鞍馬山を降りてたどり着いた貴船は、優しく柔らかな、女性的なエリアでした。

貴船川には川床がしつらえられて、たくさんの人が涼みながら食事を楽しんでいました。

私も!と思いましたが、予算が・・・(汗)
昼食に7000円~とは、いまの私には厳しいですなあ。

たくさんの旅館や料亭、ギャラリー、カフェが立ち並ぶ川沿いの道をどんどん奥に登り、まずは奥の院を参拝。湧き出ている水が、氷のようにひんやり冷たくて気持ちいいし、空気も冷たい水分を含んでいて肌がしっとり~。

なんでも、和泉式部が復縁を願って参拝し、叶えられたんだそうで、おみくじも絵馬もたくさんあったし、ギャルのグループやカップル、若い男性のグループでいっぱい。

縁結びにご利益がある神社でよくみかける、夫婦杉。根っこがひとつになっています。
あわせて、連理の枝もありました。
杉と楓の木が途中から絡まって、寄り添い合ったひとつの木に見えるという。
これも、縁結びのご利益を感じさせますよね。
下鴨神社にもあったなあ。


こぢんまりとした本殿は、やっぱり女性的で優しげな雰囲気。
そして、有名なのが水占いみくじ!

境内の水に浮かべると、文字が浮き出てくるのです~。
(乾くと文字が消える。持って帰って濡らせばまた文字が出てきます)
私は中吉。
内容は、私にとってはうれしいお言葉ばかりでした。


参拝後はまた歩きながら、叡山電鉄貴船口駅へ。
・・・って、遠い!遠すぎる!!脚がもたない!!!

途中、キューンという鳴き声が何度もして、鞍馬山を見上げたら、かわいい2頭の鹿がいました。


くたくたになってホテルへ戻る・・・。
旅先で、まさか山越えするとは。

元々は鞍馬寺を拝観し、「鞍馬駅」から「貴船口」まで電車で戻り、「貴船口」からバスで貴船神社まで行くという行程にしていたので、そんなに歩く予定ではなかったのです。
でも、好奇心と鞍馬山の魅力に勝てず、軽い気持ちで山越えを断行。
みなさん、鞍馬に行くときは、山歩きの準備を万端にして行ってください。ホントに。





京都の旅3 鞍馬寺

2011年09月02日 | 
足裏とふくらはぎに張りまくった湿布のおかげか、調子はまずまず。

今回の旅のメインは「鞍馬・貴船」で、3日目に計画していたのです。

電車を乗り継いで、叡山電鉄終点「鞍馬」で降り少し歩くと、仁王門が見えてきました。


立派だけど、威圧感はないように感じました。
ただただ明るく、よく来た!と言ってくれているような。

本殿までは歩いていくか、ケーブルカーに乗って行きます。高いところ大好きな私は、ケーブルカーで。ケーブルカーで行っても、けっこう歩くし、階段だらけです。真夏の日差しを浴びながら、休み休み登ります。



本殿登場!
突き抜けた明るさ、開放感!
鞍馬寺のご本尊は「尊天」で、愛と光と力の宇宙エネルギーなんだそう。宗派もこだわらず受け入れるとのこと。人間はもちろん、万物を生かしている宇宙を「尊天」という名で呼んでいるんですね。スバラシイ!

パンフには「ひとりひとりが自分の霊性に目覚め、自分に与えられた生命を輝かせながら、明るく正しく力強く生きていくこと。宗派や人種や国境にこだわらず、ひとりひとりの真の目覚めと、ともに生かされている万物の調和を祈る」ことが鞍馬山の信仰、とあります。

パワースポットとして有名な鞍馬山の、一番のパワースポットがここ。

本殿前にある「金剛床」の中心。
ここに立って心を静かに・・・宇宙と私が太いパイプでつながっているイメージで。宇宙と私が直接エネルギーをやりとりしているイメージで。
くらっとしたのは、強い日差しのせいでしょう(笑)
でも、すごくすかすがしい気持ちになりました。

何だか活力がわいて(単純な私)、鞍馬山を越えて貴船まで歩くことに。
みんな軽装だし、ヒールサンダルの若いギャルもいたので大丈夫だろうと思ったのです・・・。
けっこう本格的に山越えになった・・・。
山道は整備されていて、小さなお堂や義経(牛若丸)に関する場所がたくさんあって、休み休みしながら行きました。


大杉権現。
樹齢千年だそうです。
義経が山を駆け、木立を相手に剣の修行をしたのです。

天狗に鍛えられた逸話がありますが、あれは鞍馬山(=尊天)の愛と光と力に包まれてすくすくと成長した、というのが本当のところでは、とケーブルカー乗り場に書いてありました。なるほどね~。


奥の院魔王殿という小さな社は、650万年まえに金星からやってきたという護法魔王がまつられているところ。金星!650万年!!

そういえば、鞍馬山はよくUFOが目撃される場所でも有名ですね。そうか、金星か・・・。
こんな宇宙規模に壮大なお寺を拝観するのは初めて!!


登りもきついが、下りはもっときつい(汗)

へろへろになって貴船エリアにたどり着いたのは、本殿から1時間半後でありました。




京都の旅2

2011年09月01日 | 
京都2日目。この日も真夏日!

三条通りのイノダコーヒー本店で「京の朝食」。

レトロクラシックなお店の雰囲気がすてき。優雅~。


ゆっくり目にチェックアウトし、六波羅蜜寺へ出かけました。
ここは以前このブログでも写真付きで紹介した、空也上人の像があります。

本堂でお参りをし、別室に移動。四天王像や平清盛像を見つつ、いよいよ空也上人と初めてのごあいさつ。
おおー!小さい(思ったより)。
この細身で踊り念仏を広めていったのか~。

驚いたのは、醍醐天皇のご子息だったこと。ええとこのぼんなのに、僧侶になり、弾圧されながら布教するという人生・・・すごいです。
念仏は、一般的に知られている「なむあみだぶつ」ではなくて、弾圧を逃れるために暗号みたいな言葉だそう。
おもしろいなあ。

さて、このお寺では「推命みくじ」が有名。
生年月日を伝えると、今年の運勢が書かれたみくじをいただけます。私はなかなかよい運勢のようですが、自分を戒めつつ謙虚に過ごさねばならないようです。肝に銘じます~。


続いて、東福寺へ。

秋の、燃えるような紅葉で有名なお寺です。広い、広い!
緑が迫ってくるような夏の景色も、とてもきれいでした。
通天橋では、何かの番組の撮影が行われていて、そこに興味もなく橋を渡っていくと・・・テレビカメラの前にいたのは役所広司さんでございました。おおー。ダンディ!


2日目の宿泊はホテル日航プリンセス京都。
ツインを予約していましたが、広めの角部屋にグレードアップされました。なんとラッキー続き!!!
そして西側と南側に大きな窓があり、闇夜に光る京都タワーが見えました。

お風呂には洗い場があり、歩き疲れた脚のマッサージをしながら、のんびりバスタイム~。

夕食は、ホテル近くの小さな洋食屋さん「サフランサフラン」に入ってみました。

ハンバーグとエビクリームコロッケをロゼワインとともに堪能。たった1杯のワインでいい気分(笑)


いやー、どこで食べてもおいしい。







京都の旅1

2011年09月01日 | 
真夏日の続く京都に行ってきました。1年ぶり~。

初日は、奈良に住む友達と合流するまでひとりでお買い物。

早くお土産を買って、観光にたっぷり時間を費やす作戦。フフフ。

1615年創業の織物商「永楽屋細辻伊兵衛商店」の手ぬぐいが好きで、京都に行くと自分用やおみやげによく買います。本店近くにある姉妹店の「RAAK」も好き。

町家の渋いお店~。
現代風の斬新なデザインの手ぬぐいや風呂敷がたくさんあります。


夕食は、河原町通り近くにあるすてきな路地を歩いてふらりと入った、京野菜の蒸し料理のお店MUSUMUSUへ。マッコリを飲みながら、あっさりとしたおいしいお料理をいただきました!


初日はホテルモントレ京都にチェックイン。
シングルルームを予約していたのですが、レディースフロアのツインルームにグレードアップされました。赤が基調の、すてきなお部屋!しかも、ルームナンバーが私の誕生日と同じではありませんか~!気分が上がりました!!


1年ぶりに会う友達とも話が弾み(全然久しぶりの感じがしない・・・)、楽しい夜を過ごしました。