BUONA GIORNATA!

取材や旅、見仏、ヨーガ、読書の日々をつづります

渋い!流木アート

2007年05月03日 | 父の彫刻
父は流木も好きです。
お友達や親戚がたくさん流木を持ち込んでくるので、それを加工しています。

磨いて、削って、また磨いて…
斜めに置いたり、ひっくり返したり、裏返したり…
いろんな角度からじーーーーっと見つめます。
そうして、ピン!ときたらニスを塗って台にとめます。

うちに来たときは汚れてぼろぼろの流木が、みるみる元気になっていくように見えます。木のふしや筋目や年輪がはっきりと出てきて、それもひとつひとつ違っていて、「こうやって生きてきたんやで!」と主張しているみたい。

写真は2つの流木を合わせたもの。小さいほうは涙みたいな柔らかな形が印象的で、仏さまの顔を彫ったんだそうです。あたたかで優しい表情です。大きいほうは内側がえぐれていた流木ですが、原始的な力強さを感じます。古い巨木の幹の中に神様が宿っている様子を表しているのかな、と私は解釈しています。

木は強さと優しさを感じさせる素材、じっと見ていると気持ちが落ち着きます。

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