今週の本
2012年06月20日 | 本
先週末に県立図書館で借りた本たち。
「イエスの言葉 ブッダの言葉」マーカス・ボーグ編 大東出版社
神の子イエスと、目覚めた人ブッダ。
言わずと知れたキリスト教の開祖と仏教の開祖です。
ふたりの生きた時代は異なるのですが(ブッダの方が500年程早い)、共通点が多いという視点から、ふたりの教えをそれぞれの聖典から抜粋して紹介した1冊です。
個人的には共通点が多くてアタリマエ、と思います。
ふたりともある「真理」をつかみ、それを人々に伝えた訳です。
伝える相手や布教したエリア、文化が違うこともあって、同じことを言っていても表現方法が違う。
例えば、多くの漁師や農民を相手に説法したイエスと
王や貴族などの知識階級にまで広く教え伝えたブッダの言葉の表現は異なって当然でしょう。
そんなことはさておき。
左ページにイエス、右ページにブッダの言葉を並べて掲載されていますので
その比較もおもしろいし
改めて「いいこと言うなあ~」「深いわ~」「これ、私を戒めてるよね・・・」などなど
日々の格言として読むのもいいかも。
「神話から読み、知る日本の神様」 加来耕三著 アスペクト
古事記に関しては、そのストーリーは十分理解したので
このように「神様別」にそのご利益や祀られている全国の主な神社などが分かるよう
まとめられている本は、視点が変わっておもしろいです。
こういう理解の仕方だと、ご利益に効果的に参拝できそうですよね。
神様にも階級というか、
「天の神様」「地上の神様」「神使」「人の神格化」などいろいろジャンル分けがあるし。
真剣に何かを祈願するなら、ご祭神とその意味を知った上で
できれば力の大きな神様に、そして総本社に!と思いませんか~?
この仕分け方で、宮崎県内の神社をリサーチしたい衝動に駆られています。
「古事記を旅する」 三浦佑之著 文芸春秋
著者が、古事記にゆかりの地を訪れています。学者視点の紀行文です。
皇紀2600年(西暦1940年。神武天皇即位から数えて2600年目)に、
日本が神の国であることを観念づけるために記念行事が行われ、
そのころに整備された「ゆかりの地」は多いそうです。
詳細な調査がされて「ゆかりの地」とお墨付きが付いたのではなく、
古事記に出てくる神様の名前やエピソード、地名に似た場所が探されて選定されていたり・・・。
著者はそういう場所に行って
「いかがわしい伝称地」と表現していて、非常に現実的。
宮崎に関する記述でいうと、
日向三代(天孫ニニギノミコト、山幸ホオリノミコト、神武天皇の父ウガヤフキアエズノミコト)の
陵墓は古事記への記載がなく、はっきりしないのに
明治政府で力を持っていたのが薩摩藩出身者だから
鹿児島県内に陵墓とされる地が選定されたんだそうで。
そんな理由?・・・あんぐり。
「パワー」とか「スピリチュアル」「信仰心・畏怖」という視点なしに
古事記の学術検証に忠実に、古事記ゆかりの地を訪れ、レポートしているという、
これまたおもしろい1冊でした。
今読んでいる最後の1冊は・・・
「落日の剣」ローズマリ・サトクリフ著 原書房
アーサー王物語の大人向け版。
神話的な雰囲気はなく、伝記のような感じ。
うーん、おもしろさが分からない(笑)
イギリスの歴史や文化にあまり興味がないからなのか・・・
でも「指輪物語」とか「嵐が丘」は楽しめるから、イギリスだからという理由はないなあ。
人物描写に魅力を感じないのかもしれません。
でも、アマゾンなどのクチコミ評価は高いようです。
困ったな、下巻・・・どうしよう(笑)
「イエスの言葉 ブッダの言葉」マーカス・ボーグ編 大東出版社
神の子イエスと、目覚めた人ブッダ。
言わずと知れたキリスト教の開祖と仏教の開祖です。
ふたりの生きた時代は異なるのですが(ブッダの方が500年程早い)、共通点が多いという視点から、ふたりの教えをそれぞれの聖典から抜粋して紹介した1冊です。
個人的には共通点が多くてアタリマエ、と思います。
ふたりともある「真理」をつかみ、それを人々に伝えた訳です。
伝える相手や布教したエリア、文化が違うこともあって、同じことを言っていても表現方法が違う。
例えば、多くの漁師や農民を相手に説法したイエスと
王や貴族などの知識階級にまで広く教え伝えたブッダの言葉の表現は異なって当然でしょう。
そんなことはさておき。
左ページにイエス、右ページにブッダの言葉を並べて掲載されていますので
その比較もおもしろいし
改めて「いいこと言うなあ~」「深いわ~」「これ、私を戒めてるよね・・・」などなど
日々の格言として読むのもいいかも。
「神話から読み、知る日本の神様」 加来耕三著 アスペクト
古事記に関しては、そのストーリーは十分理解したので
このように「神様別」にそのご利益や祀られている全国の主な神社などが分かるよう
まとめられている本は、視点が変わっておもしろいです。
こういう理解の仕方だと、ご利益に効果的に参拝できそうですよね。
神様にも階級というか、
「天の神様」「地上の神様」「神使」「人の神格化」などいろいろジャンル分けがあるし。
真剣に何かを祈願するなら、ご祭神とその意味を知った上で
できれば力の大きな神様に、そして総本社に!と思いませんか~?
この仕分け方で、宮崎県内の神社をリサーチしたい衝動に駆られています。
「古事記を旅する」 三浦佑之著 文芸春秋
著者が、古事記にゆかりの地を訪れています。学者視点の紀行文です。
皇紀2600年(西暦1940年。神武天皇即位から数えて2600年目)に、
日本が神の国であることを観念づけるために記念行事が行われ、
そのころに整備された「ゆかりの地」は多いそうです。
詳細な調査がされて「ゆかりの地」とお墨付きが付いたのではなく、
古事記に出てくる神様の名前やエピソード、地名に似た場所が探されて選定されていたり・・・。
著者はそういう場所に行って
「いかがわしい伝称地」と表現していて、非常に現実的。
宮崎に関する記述でいうと、
日向三代(天孫ニニギノミコト、山幸ホオリノミコト、神武天皇の父ウガヤフキアエズノミコト)の
陵墓は古事記への記載がなく、はっきりしないのに
明治政府で力を持っていたのが薩摩藩出身者だから
鹿児島県内に陵墓とされる地が選定されたんだそうで。
そんな理由?・・・あんぐり。
「パワー」とか「スピリチュアル」「信仰心・畏怖」という視点なしに
古事記の学術検証に忠実に、古事記ゆかりの地を訪れ、レポートしているという、
これまたおもしろい1冊でした。
今読んでいる最後の1冊は・・・
「落日の剣」ローズマリ・サトクリフ著 原書房
アーサー王物語の大人向け版。
神話的な雰囲気はなく、伝記のような感じ。
うーん、おもしろさが分からない(笑)
イギリスの歴史や文化にあまり興味がないからなのか・・・
でも「指輪物語」とか「嵐が丘」は楽しめるから、イギリスだからという理由はないなあ。
人物描写に魅力を感じないのかもしれません。
でも、アマゾンなどのクチコミ評価は高いようです。
困ったな、下巻・・・どうしよう(笑)