BUONA GIORNATA!

取材や旅、見仏、ヨーガ、読書の日々をつづります

冬の京都3 東山・霊山エリア

2012年01月29日 | 
続いて向かったのは東山。

ずばり京都の観光No.1スポットですが、めちゃくちゃマイナーな場所が目的地です(笑)

京阪四条駅からスタート。

祇園の花見小路を歩く~。すてき。

舞妓さんや芸妓さんに遭遇できる時間帯ではありませんでしたが、着物姿の女性をたくさん見かけました。

いいですね~。久々に着たくなりました。

石塀小路を歩き、高台寺のそばを通り・・・そこからにぎやかな坂を上って清水寺へ!

と行きたいところですが、そっちじゃないの。

にぎやかな坂を横目に、霊山(りょうぜん)エリアへ上るのです。

霊山護国神社から、さらに上へ!

京都市街地を一望! いい眺めです~。

しかし、寒い!あまりにも寒い!!

粉雪が舞いました。

ここは幕末の志士のお墓が3116も立ち並ぶ場所。


左が坂本龍馬、右が中岡慎太郎のお墓です。

何人もの人たちがお墓参りをしていました。(入園料300円)

この辺りにも何カ所も幕末ゆかりの場所があるそうで、

今まで東山には何度も足を運びましたが、

お寺や風情のある石畳の道やにぎやかな参道しか知りませんでした。

幕末の志士が闊歩していたなんて、想像できないな~。

霊山護国神社の近くの「霊山歴史館」に行ってみました(入館500円)。

幕末~明治維新の資料の展示や映像での解説がある「幕末維新ミュージアム」、あの松下幸之助創設だそうです!

正直言って、幕末はとんと詳しくなく

新撰組にもまったく心ひかれませんが

勝海舟、西郷隆盛、坂本龍馬などなどこの時代に

たくさんの素晴らしい人材が

熱い気持ちを持って命をかけて日本の未来を考え、行動していたことには本当に驚かされます。

今の日本に、それだけの人材がいるか?

激変期を乗り越えた人たちのおかげで、平和な今があるんだな~としみじみ思いました。

冬の京都2 伏見・寺田屋

2012年01月29日 | 
酒どころ・伏見はあちこちに酒蔵があります。

レトロな町並みがとってもすてき。


ここは龍馬通り商店街。

昔ながらの家々と細い路地・・・

雑貨屋さんや喫茶店、花屋さんなどが並んでいて、地元の人が行き来しているのどかな通りです。

ここを幕末には志士が走り回っていたのでしょうか。

川が見えてくると、ありました。「寺田屋」!

幕末で最も有名な事件のひとつ「寺田屋騒動」があった場所です。

内部見学してみました(入館400円)。


どの部屋にも、龍馬をはじめとする幕末の志士の資料がところ狭しと掲示してありました。

なんか・・・マニアが個人的に集めた資料をこれでもか!と展示しているみたいな感じ。


ここは潜伏中の龍馬が使っていた部屋なんだそうです。

龍馬の絵は、寺田屋のおかみ・お登勢が描かせたものだそう。

この寺田屋、今も宿泊できます。

幕末ファンならうれしいかも。

眼光鋭い、かなりの幕末ファンと見られる30代男性が一眼レフを抱え、

鬼気迫る勢いで撮影しまくっていて、ちょっと怖かったです・・・。

客観的に感想を述べながら歩く私たちを、じろりとにらんでいたような気がする・・・。


お龍がお風呂から裸で階段を駆け上がり、龍馬に急を知らせたと伝わる場所も。

ほんまかいな。


弾痕や刀傷が残る柱もありました。

なんていうか、予想以上に廊下や階段が狭いし、天井も低いので

刀を振り上げることは難しかっただろうなと思います。

町家造りは攻めにくいし、逃げにくいですね。

最後に見学する部屋には、ある新聞記事が張ってありました。

それは・・・

京都市の調査で、寺田屋は焼失してしまったことが分かり、

この寺田屋は別の建物を移築したものではないか、という内容。

やっぱりそうか~。

それでも、古い建物(古民家も洋館も)好きな私は、十分満喫できました。


寺田屋を出て、しばし散策。

近くを流れる川はとてもいい風情で、夏は三十石舟に乗ることができるそう。

いいな、乗ってみたい。

レトロな酒蔵をうろうろし、

余りにも有名だけど黄桜酒造(カッパのイラストのCM、よく見たな~)の中にあるレストランで昼食。

熱燗の日本酒をほんの少しいただきました。

甘くておいし~い!