BUONA GIORNATA!

取材や旅、見仏、ヨーガ、読書の日々をつづります

多文化の街

2011年10月26日 | 
博多の街を満喫した2日間。

街全体の空気からも、寺社からも、うまく言えませんが「日本」と「日本以外の国」の文化の「スクランブル交差点」のような印象を受けました。

九州のほかの地域は、その土地に対する根強い愛着とか執着みたいなものを感じるし、武士の文化、仏教文化、神道文化が強く残っている気がします。

でも福岡は、武士も僧も商人も外国人もいろんな人たちが行き来して交わった歴史の残像が見えてくるような気がしてならないのです。

実際、街を歩くと韓国語に中国語、英語、フランス語・・・いろんな言葉が聞こえてきました。

多文化の街。

そうですよね。東京より、釜山の方が近いんですから。

この街は日本の中央を向いているというより、東アジアを向いているのでしょう。

それは天平の時代、平安の時代からそうだったと思います。

唐や朝鮮との人や物の交流がさかんな地域だったし、日本各地から防人として送られてきた人も多かった訳ですから。

日本の都市であることは間違いありませんが、アジアの都市、と言ったほうがいいのかもしれません。

そして「流れに乗る」という雰囲気も感じました。

固執していない。変化を受け入れてうまく乗って行く・・・。

それって、元気な博多商人の魂が息づいている土地だからでしょうか。

宮崎とはまったく違う雰囲気を持った街でした。

九州新幹線さくら

2011年10月26日 | 
出発時刻の30分も前にホームまでやってきた私。

その目的は・・・新幹線を撮影するためです!

全然鉄道には詳しくないのですが、なんせ新幹線にはあまり乗ったことがないので興奮気味。

これに乗って帰るのです。わーい。

画質がいまいちですがお許しください。

そうです、薄水色の、へら型なお顔の、九州新幹線「さくら」さんです。

が。乗り込むと、シートがごく普通でした。

あれ?つばめはあんなにふかふかシートだったのに。

床もつばめ柄でかわいかったのに。

ブラインドも簾みたいな和風のもので風情があったのに、さくらは普通の電車と変わらなくない?

でも、乗れてウレシイ~。

ところで、車内アナウンスが日本語→韓国語→中国語の順で流れるのですが。

前の座席に座っているうきうきした子供たち(兄妹ペア。幼稚園児かな)がぐぐっと気になったのが中国語バージョンだったようで、「しんかんしぇーん」「しんかんしぇーーーん」とイントネーションをまねっこしながら連呼。

笑えました。


聖福寺

2011年10月26日 | 
足は疲れまくっているのだけれど、どうも観光がしたくなり、聖福寺に行ってみました。

前日に訪れた東長寺の近く。

ここは日本最初の禅寺だそうです。国の史跡に指定されています。

デジカメを取り出して、撮影・・・きゃー!充電が切れた!!
こんな時にぃ。
しっかり充電をしないまま旅に出たのが愚かでございました。

仕方ないので、画質が悪いけど携帯でカシャ。


勅使門をくぐって


池と小さな橋の向こうに山門が。

消失したために明治時代に再建されたんだそうです。


で。奥のほうまで拝観できるのかなとうろうろしましたが、通常は一般公開されていないとのこと。

残念~。

ちょっとぴりっとした、厳しさのある空気が漂っているように感じました。