BUONA GIORNATA!

取材や旅、見仏、ヨーガ、読書の日々をつづります

薩摩巡礼4 黎明館

2011年10月05日 | 
鶴丸城本丸跡に建つ、鹿児島県の歴史資料館「黎明館」。

小学校の修学旅行で来たような気もするが・・・記憶なし(汗)

軽く見学しようと思ったら大間違いでした。あまりの充実ぶりに、うっかり3時間も費やしてしまった!!!

縄文~弥生の歴史や出土品は宮崎のそれとよく似ているんですよね。だけどじっくり見てみた。

そして中世からが、宮崎とは全然違ってくる訳です。

鎌倉時代に島津家がやってくると、大勢力となってこの地を支配し栄えさせていくのです。

それは戦国時代も続き、江戸時代には外様大名ながら77万石の藩になり、また栄える。

島津家の資料・名品がたくさんあるうえに、幕末には西郷さん、大久保さんを輩出し、維新後には東郷平八郎や大山厳らが新しい日本を支えた土地ですから、関係資料が山とある~。これでもかこれでもかとある~。

ついでに、民俗・風習コーナーもあって興味深いし、「修験道」の企画展もやってたし、エリア別方言視聴コーナーもあって(外国語並みに聴き取れない)、ほんと、うっかり3時間!

足が痛いなーと思ってたんですよ。そりゃあね、3時間立ちっぱなしだからね。



ランチタイムなんてとっくに過ぎておりました。

なので、鹿児島ラーメンを食べに鹿児島中央駅方面へ。

地元の人気店らしい「豚とろ」というお店に入りました。

人気の秘密はとろけるチャーシューとのことで、チャーシューメンを注文。

濃厚スープに、やや太い麺、臭みがまったくないとろけるチャーシュー!
おいしかったです。


そして中央駅に隣接するアミュプラザ内オクタホテルカフェでケーキセットをいただきました。

甘いものを食べると、疲れがほぐれますなあ。

足も脳みそもお疲れ状態でしたから。

軽く買い物をして、鹿児島の旅終了。


いやね、ホントはもっと買い物もしたかったし、磯庭園やザビエル公園や異人館や水族館も行きたかったのですよ。
これはもう、2日間とも歴史資料館の見過ぎ、時間のかけ過ぎ(笑)
真の意味での修学旅行になっちゃったもんね。まあ、どこを旅しても、「修学」になるんですけどねえ。





薩摩巡礼3 天文館

2011年10月05日 | 
観光は午後3時で終了~。

ホテルにチェックインし、温泉三昧!

城山観光ホテルの露天風呂からは桜島が見えて、視界が広い~。

少しだけとろみのあるお湯で、お肌がしっとりした気がします。

夕方と就寝前、翌朝の合計3回 入りました。

気温が下がって寒いくらいだったので、露天にずーっと入っていてものぼせず、いい気持ちでした~。

いやー、温泉の季節ですなあ。

しゃべりながら入っているとあっという間に2時間近く。

おお!ご飯に出かけなければ!

親切なことに、城山観光ホテルからは無料のシャトルバスが30分間隔で運行しています。ありがたや~。

せっかくなので郷土料理を食べたい!と思い、数件巡って天文館の「うおとり」というお店に入りました。

新しいお店のようで、完全個室でほりごたつのくつろげる雰囲気。

黒豚冷しゃぶにきびなごの塩焼き、地鶏の刺身、さつまあげ、サツマイモのフライ、黒豚なんこつの味噌煮、秋太郎(かじき)の刺身、森伊蔵(←アルコールは弱いのに飲んでみた)。

美味でした~。完食!!!


そして9時ごろには部屋に戻り、高台からの夜景も堪能し、また温泉&サウナに入って、テレビを見ることもなくぐぅぐぅ眠ったのでした。

薩摩巡礼2 城山

2011年10月05日 | Weblog
西郷隆盛と言えば、西南戦争。西南戦争と言えば、城山での最期でしょうか。

まずは西郷洞窟へ。

ちょっと薄暗くてコワイです・・・。 そう大きくない、奥まってもいない洞窟。

西郷さんと仲間たちが身を隠していたところだそうです。

それから、西郷隆盛終焉の地へ。

立派な石碑が建っていました。


最期の場面として有名な、別府晋介に介しゃくを頼んだときの解説がありました。


悲しい最期ですねえ。

小さく、ひっそりとした場所でしたが、ぽつぽつと観光客が訪れていました。

日本人って、西郷さんが好きな人が多いですよね。

功績や大柄で特徴的な風貌もさることながら、その人格にひかれるんだろうなあ。

当時生きた全国の若い武士たちも、西郷さんを尊敬し、愛していたらしいし。


城山周辺には石仏十三体や薩摩義士碑、西郷隆盛銅像、私学館跡などの見どころがあり、城山の展望台から90分くらいで散策してまわれるみたいです。

私はくたくたで(維新館の見学が長かったせい)、車でいくつか巡り、城山展望台でゴール!


薄曇りのおだやかなお天気でしたが、桜島はかすんで見えました。でも雄大さを感じましたよ。

大きくて時には恐ろしい噴火をするこの山を見て、薩摩士族は雄々しく育っていったのでしょうね~。

薩摩巡礼 誕生地~維新ふるさと館

2011年10月05日 | 
隣県鹿児島・・・

実は2回しか行ったことがなかったのです。

1度目は小学校時代の修学旅行。2度目は確か新聞社を辞める直前に後輩たちと日帰りで買い物に行ったんだったな。

旅のテーマを「西郷さん巡礼」と決め、いざ鹿児島市へ~。

最初に訪れたのは、西郷隆盛誕生地。

石碑と、ちょっとした解説板がある、そんなに広くない敷地。川のすぐ近く。隣が幼稚園でにぎやかでした。

薩摩藩には「郷中制度」というのがあって、同じ集落の子供たちが集まって勉強や鍛錬をしていたとか。年上の子供たちが年下の子供たちを教育していたそうです。

西郷さんの誕生地の近くには大久保利通や東郷平八郎の誕生地もあったので、みんなで走ったり、剣術の稽古をしたり、勉強したりしていたのかな~。


続いて、その近くにある維新ふるさと館へ。

まず爆笑したのは、館内で書道作品がたくさん展示してあって、最初に目に飛び込んできたのが小学校1年生の作品。お題が「つん」。

つんって、西郷さんの愛犬の名前です。

鹿児島ならではのお題もおもしろかったし、力強い毛筆でならぶ「つん」「つん」「つん」の展示がかわいくて。


等身大の動く人形が登場するミニシアター「維新への道」もおもしろかった~。

西郷さんや大久保さん、勝海舟、坂本龍馬も登場するんです。

随分はしょった維新ストーリーですが、軽い観光としては楽しめました。


鹿児島は有名人がいっぱい。とくに幕末~明治は国を動かした人たちをたくさん輩出していますよね。

一番は西郷隆盛、次は大久保利通でしょうか。

もちろん、パネル展示が充実しています。


「郷中制度 ロールプレイングゲーム」みたいなものもありました。

大河ドラマ「篤姫」コーナーも。打ち掛けが豪華できれいでした。


予定外に2時間半も見学しました。

あまり得意でない幕末の歴史にすっかり詳しくなり始めましたよ。フォフォフォ。