BUONA GIORNATA!

取材や旅、見仏、ヨーガ、読書の日々をつづります

最終日は買い物

2010年03月28日 | 
寺社仏閣めぐりは、これでおしまい。

2日目の夜は西大寺駅ちかくの近鉄百貨店で友達と夕食。
彼女とはしばらく会えないから、すごく寂しい気持ちでいっぱいに。でも、また来るからね~!と笑顔でお別れ。

最終日はお昼過ぎの飛行機で帰宮だったので、
ホテルを遅くチェックアウトしておみやげを買いに四条~三条を散策。
古い建物を見学させてもらったり、おいしいお菓子を試食して買ったり。

1月の旅とは違って、あまりたくさん計画をしていなかったから、気ままにのんびり。
次は夏かな。
大神神社、飛鳥・斑鳩に行きたいな!


写真は、初日に行った南禅寺の三門からの眺め。
桜もちらほら、いいお天気で、さわやかでした。

奈良へ

2010年03月28日 | 
2日目の午後は奈良へ。
今年2回目の奈良。友達が奈良で仕事をすることになったので、今年はあと1~2回は来られそう。楽しみ。


近鉄奈良駅で待ち合わせ。
バスに乗って、佐保路へ。
この時期限定で秘仏が公開されるお寺があり、今回の旅のメインイベントです。

まずは法華寺。
光明皇后がモデルといわれる十一面観音を拝観。赤い唇、優しいお顔、はすの葉とつぼみを模った光背。エキゾチックで、美しくて、見とれました。
仏頭や聖徳太子像もお参りできました(これらは通常も拝観可)。
境内のあちこちにはたくさんの花が植えられていて、やさしい雰囲気。この日は雨でとても寒かったけど、これが春の陽気の中だったら、ずーーーっといたいかも。


次は海龍王寺。
法華寺から200メートルくらいしか離れていません。
入り口は、申し訳ないけど荒れ寺といった雰囲気なんだけど、境内は静かで、素朴で、こぢんまりとしていて、とても居心地がいい!
秘仏の十一面観音は、金色が美しく残っていて、衣の模様もはっきり見られるし、優雅なお顔。相当美形です。こちらは、さっきのよりもずいぶん後、鎌倉時代の制作だとか。愛染明王なども近くで拝めます。

そしてここで、大発見!
なんと奉納されていたお酒のビンに巻かれた熨斗に、みうらじゅん氏の名前があるじゃないの!
そうだ、「見仏記4」に書いてあったわ。
このお寺がすごく好きで、ごろ寝したりして長い時間を過ごすって。

私の行くところ、すべてみうらさんの踏んだ道、ってことですね。むう。


それにしても奈良のお寺のいいところは、すぐそばまで近づいて拝観できること。
触れなければ、かなり近くまで寄っていいんです。秘仏でも。
これはちょっと驚きでしたね。
そして手を合わせたり、座ったり立ったりしながら眺めたり、ずいぶん長い時間を過ごすことができます。
それに、正直言って「秘仏公開」なんだから観光客・仏マニア殺到かと思いきや。私たちのほかに常時2~3人程度しかおらず。ゆっくり堪能できるのが、古都・奈良の魅力なんじゃないだろうか。
素晴らしいの一言。

月読神社

2010年03月28日 | 
松尾大社のそばにある、月読神社。

その名の通り、月読命がご祭神。
月読命は天照大神の弟です。
小さな境内には安産の石があったり、聖徳太子が祭られていたり(聖徳太子は月読命を崇敬していたらしい)。

雨の中、しんとした空気とともに手を合わせました。


京都の旅で嵐山に出掛ける方は多いと思うのですが、嵐山に近い、この桂~松尾エリアもすてきな場所がたくさんあって、おすすめ。
今回私が訪れた華厳寺、松尾大社、月読神社以外にも、通称“苔寺”の西芳寺(世界遺産。拝観は要事前申込)や桂離宮(こちらも要申込)、“竹の寺”と呼ばれる地蔵院もあります。
また行こうっと。

松尾大社

2010年03月28日 | Weblog
阪急嵐山線・松尾駅を出ると、目に飛び込んでくる大きな鳥居。
ここは京都最古の神社・松尾大社。
2回目の参拝。


4世紀ごろに、渡来系の秦氏がこの地域に住みついて、松尾山を仰ぎつつ開拓したそうです。701年に現在地に神殿が建てられて、明治時代の初めまで秦氏の子孫が代々神職を務められたそうな。平安遷都以来、「賀茂の厳神、松尾の猛神」と称され、崇められていたとか。

前日に下鴨神社(賀茂御祖神社)に行って、2日目にここにお参りしたのは偶然ですが、平安時代にとても重要とされた神社に続けて行けて、実に感慨深い。いまの自分に、とても大切なことだったのかも、と思いました。


前回は気付かなかったけど、霊験あらたかに見えるお山を背にしている神社ですね。恐れ多い感じがします。松尾山は12万坪もあるらしい…。
境内の雰囲気は、人が少ないせいもあって静か。この古さが心地いいです(平安神宮は色彩が鮮やか過ぎて、ちょっと疲れる)。

境内にはたくさんの杓子が。「すくわれる」という意味だそう。ありがたいわ。

酒樽がたくさんあるのも、圧巻。ここ、醸造の祖神とされていて、全国の酒造店のみなさんがお参りに来ることで有名。


実は熊本の祖父宅のそばにも「松尾神社」がありまして。
この松尾大社の分社なんです。祖父がよくお参りに行っていました。
縁を感じるなあ。