『やんちゃジジイ・ゆうちゃん』のイカすセカンドライフ

我儘で『やんちゃ』な爺さんの目標は、
周りに笑顔を振りまいて、楽しくセカンドライフを生きる事。

ハラスメントをする人間・組織

2024年05月22日 | ジジイの呟き
東京都が全国初となる「カスタマーハラスメント」の防止条例の制定を目指している。
主に役所の窓口など、公的サービスも対象に含める方向で調整しているらしい。
三波春夫では無いけれど、『お客様は神様』であるという意識は、日本特有の問題。
令和2年に労働施策総合推進法に基づく「パワーハラスメント防止措置」が施行され、
中小企業の事業主にも義務化されて、すでに4年。

「カスタマーハラスメント」に限らず、ハラスメントをする人間は、
必ず、相手が弱い立場にあって、その相手に対する『優越的な意識』がある。

僕が定年前に受けていた『パワハラ』は、今考えてみればひどいものだった。
それが誰の指示なのかはわからないけれど、何の予告も無く突然役職を下ろされたうえに、
後釜になった元部下に仕事を干され、職場では完全に孤立させられた。
打ち合わせに出席しても、部内で抱えている仕事の一覧表を見せられ、
当然その表には僕の仕事どころか、名前すら何処にもない。

精神的にタフだと思っていたけれど、いつからか眠れなくなって、
気がついたら不眠症で血圧が180を超えるほど高くなっていた。
医者に診て貰ったら、『精神的なもの』と言われ、精神科医による
カウンセリングを半年近く続けて、やっと普通の体に戻った

実は『パワハラ』に関して、僕自身は気がつかずにいて、
見かねた周りの人間から指摘されて、やっと気が付いたほど。

立場を利用して、陰険な事を他人にするような人間をリーダーに据える
そういう会社組織にも問題があるのだと、僕は思いますね。

日本人は良くも悪くも『組織』の中で自分の存在意義みたいなものを求めている。
戦国時代の『藩のため』『お殿様のため』といった意識は、
現代においても『会社のため』『組織のため』といった形で、いまだに変わっていない。
会社創業者や経営者の殆どが『働いて頂いている』という感覚に乏しく、
『雇ってやっている』的な意識がどこかにある経営者や、
『雇ってもらっている』と考える人が、会社の中に多いのも事実。
その典型が、休暇の少なさや安い賃金に象徴されていると思う。
そして殆どの人間は『出世』と称して、そういった組織の上の方に行きたがるから
どうやっても、意識は変わらないのですよ。

ハラスメント問題は、日本という国の戦国時代から変わらない国民性や、
『意識』が変わらない限り、無くならないでしょうね。
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