みなよか日記

NPO法人UDくまもとが発信するユニバーサルな観光情報です。
写真の無断転用は厳禁です。必ずご連絡下さい。

御船町恐竜博物館

2009-10-02 16:28:33 | 益城郡
こんにちは

今回はファミリー向けの施設を紹介します。御船町恐竜博物館です。
恐竜といえば御船町と御所浦ですが、車いすユーザーの利便性を考えると、御船町恐竜博物館ですね。
御船町役場に隣接している施設ですので、そこを目指していくといいでしょう。

駐車場は役場に隣接している為、台数も多く心配はありませんが、1台分のスペースが比較的狭いので車いすの場合は先に降りておくと安心です。

博物館は、入口からスロープがあり、館内はバリアフリーです。平屋の施設ですから、安心して全ての展示物を見学できます。

入口にはティラノサウルスがっ!
大川さんは襲われているわけではありません。彼は歯磨きの仕上げを見てもらいたいだけです。たぶんですが・・・・
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さて、肝心の内部ですが、建物の外観からは予想できないほど充実した展示物を見学できます。とにかく大迫力!小さな化石標本から、大型の肉食恐竜まで、所狭しと展示されています。
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一つ一つの化石をじっくり眺めてしまいますから、思ったより時間がかかります。せっかくですからゆっくりと回って下さい。
施設内の様子は写真で紹介できませんが、大人も十分楽しめます。「ほんとにこんな生き物が生活していたのかな・・・」と想像すると、なんだか不思議な気持になります。

博物館には、恐竜の折り紙のパネルがあり、誰でも作る事が出来ます。わかりにくい時は教えてくださいますよ。
出来上がりはこれ!
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ティラノサウルスです。かっこいいです。子供が喜ぶこと請け合い!

この日は丁度国立科学博物館よりやってきた、アロサウルスの実物全身骨格の展示が行われていました。12月6日までの期間限定ですから、是非足を運んでください。
とにかく、大きいです。人間がどれだけひ弱か思い知らされるような大きさです。貴重な物ですので、チャンスを逃さないようにしてくださいね。

最後に気になるトイレですが、男女別の多目的トイレが整備されています。時間を忘れて見学しても安心ですよ。
ベビーキープやオムツ交換台も設置されていますので、ファミリーにも嬉しいですね。

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恐竜博物館では、そのほかにも、アンモナイトの断面標本作りや、ペーパークラフトなど様々な体験ができます。くわしくは、下にホームページのアドレスを書いておきますので、そちらを参考にされて下さい。

大人も子供も喜べる、比較的近距離の施設です。天気を問わず楽しめますので、思い立ったらすぐに出かけられますね。
アロサウルスの化石を見逃さないよう、早めに出かけてみてください。おススメですよ。

<お問い合わせ>

御船町恐竜博物館

熊本県上益城郡御船町
大字御船995-3
TEL:096-282-4051
FAX:096-282-4157
E-mail:info@mifunemuseum.jp

ホームページ  http://www.mifunemuseum.jp/


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清和高原天文台

2009-08-31 16:50:07 | 益城郡
こんにちは
 
今回は清和高原天文台を紹介します。この天文台は、高原にあることで、あたりに街の明かりも少なく360°の星空を眺める事ができる場所にあります。
緑のまぶしい芝生に覆われた気持のいい施設です。
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施設には、天文台のほかに、レストランやロッジもあり、夏休みなどは多くのお客様でにぎわっています。
 
天文台には向かって右側からスロープがあり、そこから内部へ入る事が出来るようになっています。

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多目的トイレもありますので、安心です。付近にトイレはありませんから助かりますね。
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ロッジのある広場周辺はとっても気持のいい場所です。ロッジはバリアフリーではありませんが、広場でのんびりするのもいいですね。
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残念なことに、望遠鏡で星空を観察するには屋上の施設へ階段で上がらなければなりませんから、下肢に障害がある方には難しいと思います。
ただ、流星群が訪れるときなどは、みんな広場に寝そべって観察しますので、そんな楽しみ方なら問題ないですね。トイレがあるのはこんな時は心強いです。
オールナイトで観測会が行われることもありますので、問い合わせてみてください。
 
昼間に行っても景色が素晴らしい観光スポットですが、やっぱり観測会がある夜間に、仲間や家族と星空を眺めるのが楽しそうですね。
宿泊施設は近くの「そよ風パーク」にもありますので、工夫してみるといいかもしれません。
まるでプラネタリウムのような満点の星空を楽しむことができるとのことです。寒くなる前に、足を運んでみたい観光スポットです。

<お問い合わせ>
  〒861-3832
熊本県上益城郡山都町井無田1238-14
  電話:0967(82)3300
時 間 13:00~22:00
(準備中 17:00~19:00)
休館日
毎週水曜日
但し、祝祭日・夏休み・宿泊予約有りの場合は開館いたします。
悪天候の場合は早めに閉館します。
観測料
高校生以上:300円
小・中学生 :200円
 
 

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蘇陽 そよ風パーク

2009-08-31 12:04:51 | 益城郡
こんにちは

今回は、蘇陽にある「そよ風パーク」を紹介します。そよ風パークは、国道265号線沿いにあるとても広い施設です。宿泊、体験、食事、入浴となんでもできるので、1日ゆっくりできそうです。

まずは宿泊施設です。そよ風パークには、ホテル、コテージ、田舎山荘と3タイプの宿泊施設があります。それぞれ体の状態や人数に合わせて使い分けるといいですね。
今回は、メインのホテルを取材しました。 
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入口の段差や、施設内の段差にはスロープを付けて対応してあります。やはり、建物をあとからバリアフリーに対応させるのは大変なんですね。努力に頭が下がります。
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お部屋は基本的に段差の少ない作りになっています。ロフトもありますので、家族みんなで宿泊するにはいいでしょうね。トイレは、廊下にありますのでそちらを利用することになります。多目的トイレが設置されていますので安心です。

お部屋の内部。掃除の行き届いた清潔な室内です。施設内にグラウンドがあることもあり、スポーツでの合宿に使われることも多いとのこと。
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部屋から出てすぐに多目的トイレです。寒い時期には室内にヒーターも入りますよ。
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続いて、そよ風パーク自慢の食事処を紹介します。
そよ風パークには、入浴施設といっしょに、山菜バイキングレストラン マアムがあります。とにかくおいしい、とてもにぎわう食事処です。

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メニューも豊富で、なんといっても旬の野菜をふんだんに使った、なじみ深いものばかりなので、ヘルシーにお腹一杯になれます。
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特筆すべきなのは、料理がならんだカウンターです。利用者に高齢者が多いとのことで、料理が取りやすいように低めに工夫してあります。
 
おかげで、僕たち車いすユーザーも楽チンです。車いすに座った状態で、この高さです。好きな物を、好きなだけ。
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お野菜たくさん。料理はすべて地元のお母さんたちが自分のレシピを持ち寄って作ってくれています。おいしいはずですよね!
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大川さんは例によって全メニュー制覇してました。ヘルシーなメニューなので健康的ではありますが、量に問題があります。
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レストランがある施設にはお風呂があります。入浴施設はバリアフリーですから安心して利用できます。浴場まで車いすがスムーズに入れますし、手すりも多いので、比較的入浴しやすい施設だと思います。浴槽が床と同じ高さですから、車いすから床に降りて浴槽に入る事になります。念のためバスマットを持って行った方がいいかもしれません。

こちらにも多目的トイレがありますので、食事もゆっくりできます。女子トイレ側に設置してありますが、案内が表示されているので、迷うことはないでしょう。オムツ交換台もありますから、小さなお子さん連れでも安心です。

お風呂と食事の施設は、あとから建てられたもので、バリアフリーになっています。入口から全て段差のない施設ですので、スムーズに移動できますよ。
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そよ風パークには、そのほかにも竹細工や田舎料理の体験など、充実した体験工房や芝生の美しいグラウンドなどもあり、楽しみ方もいろいろです。物産館の品数も豊富なので、買い物も楽しいですね。
 
緑に囲まれた穏やかな景色の中で、伸び伸びと過ごす1日もいいですよ。
お天気のいい日に、少し足を延ばしてそよ風パークに遊びに行かれてはいかがですか?

<お問い合わせ>


〒861-3913 熊本県上益城郡山都町今297
    TEL 0967-83-0880 FAX 0967-83-1331
  
   ● 福岡市内より車で約2時間30分
   ● 熊本インターより車で約1時間20分
   ● 松橋インター、御船インターより車で約1時間10分
  E-mail info■s-kaze.jp(■を@に変えて送信下さい:スパムメール対策)
  アドレス http://www.s-kaze.jp/
 
 

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通潤橋

2009-08-07 11:55:34 | 益城郡
今回は、有名な矢部の通潤橋を紹介します。
この橋はとてもよく知られていますが、作られた歴史や苦労を学んだうえで眺めると、また別の感動があります。
なんといっても驚くのはこの橋は水路だということ。水不足に苦しむ農民のために、積年の苦労の末作られたもので、なんと今でも現役で、水田に水を送る用水路として機能しています。

通潤橋のたもとには道の駅通潤橋があります。駐車場、トイレが完備されていますので、まずは安心です。
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多目的トイレも広く、使いやすいものです。女子トイレにはベビーベットがありますので、ママさんはこちらで準備ができますね。
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さて、トイレも済ませて出発!駐車場から木製の橋を渡って通潤橋へ向かいます。この橋は傾斜が急ですので介助者にお手伝いをお願いした方がいいでしょう。
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橋を渡ると水路に沿って歩道が続きます。橋を渡って歩道へ下る傾斜は角度がありますので、姿勢の保持に不安がある方は後ろ向きの方が安全です。歩道は石畳で、多少凹凸がありますのでキャスターが小さな車いすの方は注意してください。
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歩道の脇の水路にはコイやニジマスがたくさん泳いでいます。駐車場にある物産館でえさを買っておいたので早速えさをあげてみました。日差しの強い暑い日でしたが、魚たちの元気な事!すっかり心がなごみます。
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足元に気をつけながらボチボチ進むと、目の前に通潤橋があります。見上げるほど大きな石橋です。休日には定期的に放水が行われています。放水されるとこんな感じです。写真は参考までに。
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通潤橋へ近づく歩道は最後に未舗装になりますが、地面は固く問題なく進めます。ここから橋の上には階段しかありません。ただ、この橋は下から見上げるのが一番美しいですから、十分ですね。不揃いの切り石を手作業で積み上げていったのかと思うと、ただただ感動します。今もこの地域の米作りを支えている大切な水路です。
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ところで取材当日は真夏日。散策と観光の後はちょっと一休みです。道の駅併設の物産館には矢部の名産、お茶を使ったおいしいソフトクリームがありますよ。そのほかにも今が旬のブルーベリーを使った冷たいデザートも出ていました。
この日は事務局長を含めて3人で取材してましたので、お茶のソフトクリームとブルーベリーのシェイクをいただきました。

両手にデザートを握ってご満悦の大川さん。最高にご機嫌です。
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お茶のソフトクリームにはお茶っぱの粒が入っていて、濃厚な味わいですが後味サッパリ。暑い日にはかき氷に気が向きますが、このソフトならいいですね。さすがに名産。
ブルーベリーのシェイクはその場で生のブルーベリーをミキサーにかけて作ってくれます。こちらはすがすがしいフレッシュな味わい。甘すぎず、酸味が残っているのが暑い日にはうれしいです。おススメ。

大川さんはいつもの通り。ミルクとお茶のミックスのソフトクリームを召し上がりました
ミルクとお茶、それぞれ味がしっかりしていて、なにより「盛りがいい!」とのこと。合格!
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多少傾斜が厳しい個所がありますので、介助者と一緒に楽しむことをお勧めします。通潤橋は間近に見ることができますし、食事処もあり、トイレも設置がありますので安心して観光ができます。熊本が誇る国指定の重要文化的景観です。併設の資料館とともに、じっくり観光してくださいね。
 


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清和文楽邑

2009-08-07 10:23:41 | 益城郡
こんにちは

清和文楽邑は、県道218号線沿いの道の駅文楽邑に併設されている施設です。清和文楽は熊本県指定重要無形文化財に指定されている農村文楽で、江戸から続く熊本が誇る伝統文化です。
嬉しい事に、車いすでも安心して観覧できますので、ご紹介します。

道の駅に併設されていることもあり、駐車場も広々としていて、障がい者用駐車場も4台分ありますので安心です。まずは、お隣にある物産館。ここは物産の販売のほか、食事処もありますのでお芝居の観覧前後に食事をするのもいいですね。
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入口がちょっと狭いので大型の車いすユーザーは注意が必要です。中には様々な物産が販売してあり、地元ならではの加工品も多く、眺めるだけでも楽しめます。
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通路幅は車いすが移動できる程度はありますので、十分買い物が楽しめます。

お食事処には、座敷席とテーブル席があります。
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座敷席も車いすを真横に付けられますので、乗換ができる方はこちらでもいいでしょう。車いすでそのまま食事をするならテーブル席ですが、テーブルの高さが2種類ありますので、一番奥のテーブルを選ぶと車いすのまま食事ができます。
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メニューの中でおススメはこちら、だご汁!定食メニューもありますから山里ならではの味を楽しんでくださいね。また事前にお願いしておくと、きざみ食に対応したUD弁当も作っていただけます。団体での利用の際には是非利用してください。通常メニューのお弁当をきざみ対応していただけますので、みんなと同じお弁当を楽しめるのがうれしいですね。
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食事処の奥に多目的トイレがあります。買い物や、食事の折にはこちらを利用するといいでしょう。

隣の施設が文楽邑です。
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受付を済ませると、車いすのまま劇場に入る事ができます。完全にバリアフリーですので不安なく観覧できますよ。
今回は、館長さんに特別に案内をしていただきました。こちらの施設はUDのワークショップをされていて、そのときのアドバイスをもとに、こまやかな改修をしてくださっています。例えばこの入り口ドアも開く方向を変えて車いすが入りやすいようにしてあります。うれしいですね。
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観覧席も車いすのまま楽しめるようになっています。無理な傾斜を登ったりする必要もありません。
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この施設の中にも多目的トイレが設置されています。このトイレは観覧席の一番奥のドアから出たところにあります。観覧席通路はスロープになっているので、多少傾斜がありますが介助者といっしょなら大丈夫でしょう。
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ちなみに、道の駅駐車場にも使いやすい大きなトイレがありますので、この施設内でトイレに困る事はないでしょう。もっとも気軽に使えるのは、この道の駅駐車場トイレだと思います。入り口の幅も広く、入りやすいので介助の方も安心です。

清和文楽邑の館長さんとしばらくお話ができました。とにかく熱意を持ってバリアフリーに取り組まれていて、古くなってきている施設をいかに使いやすく工夫するか、いろいろと考えをお持ちでした。お年寄り、ベビーカーを押すお母さん、車いすユーザーをはじめとする障がい者、みんなが楽しめる施設になっていくといいですね。お話を聞く僕たちもついつい熱が入ります。
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文楽邑のとなりには資料館もあり、こちらももちろん車いすでも安心して利用できます。各館の館長さんをはじめスタッフのみなさんの快い対応と、施設の充実。清和の良さを満喫できる素晴らしい施設です。
季節を問わず楽しめる場所ですので、皆さんも是非足を運んでみてください。
 


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