おまたせしました!
熊本城のご紹介です。熊本城は、桜の季節か紅葉の季節にと思っていましたので、この時期になってしまいました。
おかげで、素晴らしい取材ができました。
1607年、茶臼山と呼ばれた丘陵地に加藤清正が当時の最先端の技術と労力を投じて名城熊本城を築城します。以後、熊本城は中世から近代の400年に渡る日本の様々な歴史の重要な舞台となっていきます。
西南戦争の戦いの場となり、この戦争の直前に原因不明の出火で天守閣や本丸御殿を焼失しましたが、50日以上の猛攻に耐え難攻不落の天下の名城として名を馳せました。
今回はモデルコースとしてご紹介します。
まずは、駐車場ですが見学のルートを考えると二の丸駐車場をお勧めします。身障者用駐車場も準備されていますので安心です。
二の丸駐車場から頬当御門へ向かいます。受付を済ますと貸し車いす等も準備されていますので、歩行に不安がある方はお借りするといいですね。
ここからは、しばらくなだらかな傾斜が続きます。通路の右側が車いすでの移動がしやすいようにしてあります。なだらかとはいえ距離がありますので、ゆっくりゆっくり進んで下さいね。
途中は、すばらしい紅葉。この季節はいいですね。石垣との構図が美しいです。時間をかけて風景を楽しむのがコツですよ。
順路はそのまま本丸御殿の闇り通路へ。
中は大きな柱や梁がむき出しで、建築時の苦労がしのばれます。柱にはノミの跡が残り技術の高さを実感できますよ。
さて、熊本城最大の難所がこの闇り通路の出口です。かなりの急こう配ですので自力では難しいです。
ですが、お手伝いをして下さる方が常駐されていますので、ご安心を。この日も二人の警備員の方が快くお手伝いして下さいました。
ここさえ抜ければ、あとは安心。途中のお土産屋さんに寄り道です。
アツアツのいきなり団子もいただけます。熊本のお土産もたくさん置いてありますので、帰り道に寄ってお土産を買うのもいいですね。スロープがありますので、車いすでの出入りもスムーズです。
目の前には壮大な熊本城天守閣。再建とはいえ当時の姿をそのままに残す迫力のあるお城です。
また、天守閣の裏手には西南戦争後も焼け残った宇土櫓があり、こちらは国指定重要文化財に指定されています。内部は急な階段ですが、見学可能な方は上まで上がって見る事も出来ます。
今回は大川さんが内部の見学をしてくれました。
鳩時計ではありません。よく見て下さい。大川さんです。たぶん・・・
さて、天守閣の内部は狭い階段ですので、車いすでの見学はできませんが外観を楽しんだ方が美しさを堪能できるかもしれませんね。
内部を見て楽しめるのはむしろ、復元された本丸御殿の方でしょう。こちらは素晴らしい配慮のもと車いすでの見学ができますよ。
入口で、係りの方が車いすのタイヤを拭いて下さいます。土足厳禁ですのでありがたいですね。これで内部を汚す心配なく見学できます。
ここからは重要な建築物ですので、慎重に移動しましょう。
本丸御殿の内部は畳敷きですが、カーペットが敷かれていますので、気づかいなく移動できます。展示物のスペースも広く、ゆったりと見学できます。復元に携わった方々の技術や苦労を知る事が出来て、興味深々です。
台所では、天井の構造も見る事が出来ます。煙を逃がすために天井板が貼られていないため、他の部屋では見る事が出来ない部分です。ここは圧巻でした。
いよいよメインの昭君之間です。ここは撮影のときフラッシュが禁止されていますので気をつけましょう。
完全に当時の状態を再現されています。荘厳な雰囲気に思わず息を飲みます。細部にわたって細かな細工が施されていますので、ここはじっくり時間をかけるべきです。手前の部屋で復元の様子をモニターを使って見る事が出来ますので、事前に見ておくと、さらに感慨が増します。
金箔に反射して部屋が静かに照らされています。極彩色に彩られているにもかかわらず、静謐です。清正公のこの部屋への想いがそうさせるのでしょうか。
御殿を出ると明るい日差し。現実世界に引き戻されたところで、広場のお茶屋さんに寄りました。車いすでの利用もスムーズにできるように配慮されていますので、安心して一休みされてください。
こちらでは、抹茶をいただけます。お菓子とセットで300円。着物姿の女性が丁寧に接客して下さいます。
早速いただきました。やっぱり日本人はお茶ですね。ホッと一息つきました。
ゆっくり飲みましょうね。
帰り道は来たルートを辿ることになります。風景を楽しみながらお城を満喫してください。
トイレは要所に複数ありますが、砂利の深い場所もありますので、念のためおススメのトイレをご紹介しておきます。
観光のはじめに、二の丸駐車場のトイレを利用しておくといいでしょう。付近は舗装されていますし、隣が観光案内所ですのでなにかと便利だと思います。闇り通路を超えると、天守閣前広場に多目的トイレがあり、こちらのみオストメイト対応施設があります。広場は砂利ですが、比較的進みやすい状態でした。
余裕があれば、本丸御殿の内部に多目的トイレがありますので、そちらを利用するといいでしょう。施設内ですので、移動は楽ですし、とても清潔です。
この二つのトイレには背もたれがついています。車いすユーザーには利用しやすいトイレだと思います。
熊本城内でトイレに困る事はないでしょう。
観光をゆっくり楽しむ事が出来ると思いますよ。
屋外での移動が多いですから、天候を選んで、過ごしやすい時期がおススメです。
二の丸駐車場以外の駐車場からは傾斜も多く、移動距離が長くなりますので注意して下さい。
何度行っても、新しい発見がある素晴らしいお城です。イベントもたくさん行われていますので、事前にチェックしておくと楽しさも倍増ですよ。
取材時は、肥後菊の展示が行われていました。こちらも見ごたえのあるものでした。
地元の方も、県外の方も、是非新たな視点を持って出かけて下さい。
熊本観光の要です。自信を持っておススメします。
参考までに
熊本城公式ホームページ http://www.manyou-kumamoto.jp/castle/
大きな地図で見る
熊本城のご紹介です。熊本城は、桜の季節か紅葉の季節にと思っていましたので、この時期になってしまいました。
おかげで、素晴らしい取材ができました。
1607年、茶臼山と呼ばれた丘陵地に加藤清正が当時の最先端の技術と労力を投じて名城熊本城を築城します。以後、熊本城は中世から近代の400年に渡る日本の様々な歴史の重要な舞台となっていきます。
西南戦争の戦いの場となり、この戦争の直前に原因不明の出火で天守閣や本丸御殿を焼失しましたが、50日以上の猛攻に耐え難攻不落の天下の名城として名を馳せました。
今回はモデルコースとしてご紹介します。
まずは、駐車場ですが見学のルートを考えると二の丸駐車場をお勧めします。身障者用駐車場も準備されていますので安心です。
二の丸駐車場から頬当御門へ向かいます。受付を済ますと貸し車いす等も準備されていますので、歩行に不安がある方はお借りするといいですね。
ここからは、しばらくなだらかな傾斜が続きます。通路の右側が車いすでの移動がしやすいようにしてあります。なだらかとはいえ距離がありますので、ゆっくりゆっくり進んで下さいね。
途中は、すばらしい紅葉。この季節はいいですね。石垣との構図が美しいです。時間をかけて風景を楽しむのがコツですよ。
順路はそのまま本丸御殿の闇り通路へ。
中は大きな柱や梁がむき出しで、建築時の苦労がしのばれます。柱にはノミの跡が残り技術の高さを実感できますよ。
さて、熊本城最大の難所がこの闇り通路の出口です。かなりの急こう配ですので自力では難しいです。
ですが、お手伝いをして下さる方が常駐されていますので、ご安心を。この日も二人の警備員の方が快くお手伝いして下さいました。
ここさえ抜ければ、あとは安心。途中のお土産屋さんに寄り道です。
アツアツのいきなり団子もいただけます。熊本のお土産もたくさん置いてありますので、帰り道に寄ってお土産を買うのもいいですね。スロープがありますので、車いすでの出入りもスムーズです。
目の前には壮大な熊本城天守閣。再建とはいえ当時の姿をそのままに残す迫力のあるお城です。
また、天守閣の裏手には西南戦争後も焼け残った宇土櫓があり、こちらは国指定重要文化財に指定されています。内部は急な階段ですが、見学可能な方は上まで上がって見る事も出来ます。
今回は大川さんが内部の見学をしてくれました。
鳩時計ではありません。よく見て下さい。大川さんです。たぶん・・・
さて、天守閣の内部は狭い階段ですので、車いすでの見学はできませんが外観を楽しんだ方が美しさを堪能できるかもしれませんね。
内部を見て楽しめるのはむしろ、復元された本丸御殿の方でしょう。こちらは素晴らしい配慮のもと車いすでの見学ができますよ。
入口で、係りの方が車いすのタイヤを拭いて下さいます。土足厳禁ですのでありがたいですね。これで内部を汚す心配なく見学できます。
ここからは重要な建築物ですので、慎重に移動しましょう。
本丸御殿の内部は畳敷きですが、カーペットが敷かれていますので、気づかいなく移動できます。展示物のスペースも広く、ゆったりと見学できます。復元に携わった方々の技術や苦労を知る事が出来て、興味深々です。
台所では、天井の構造も見る事が出来ます。煙を逃がすために天井板が貼られていないため、他の部屋では見る事が出来ない部分です。ここは圧巻でした。
いよいよメインの昭君之間です。ここは撮影のときフラッシュが禁止されていますので気をつけましょう。
完全に当時の状態を再現されています。荘厳な雰囲気に思わず息を飲みます。細部にわたって細かな細工が施されていますので、ここはじっくり時間をかけるべきです。手前の部屋で復元の様子をモニターを使って見る事が出来ますので、事前に見ておくと、さらに感慨が増します。
金箔に反射して部屋が静かに照らされています。極彩色に彩られているにもかかわらず、静謐です。清正公のこの部屋への想いがそうさせるのでしょうか。
御殿を出ると明るい日差し。現実世界に引き戻されたところで、広場のお茶屋さんに寄りました。車いすでの利用もスムーズにできるように配慮されていますので、安心して一休みされてください。
こちらでは、抹茶をいただけます。お菓子とセットで300円。着物姿の女性が丁寧に接客して下さいます。
早速いただきました。やっぱり日本人はお茶ですね。ホッと一息つきました。
ゆっくり飲みましょうね。
帰り道は来たルートを辿ることになります。風景を楽しみながらお城を満喫してください。
トイレは要所に複数ありますが、砂利の深い場所もありますので、念のためおススメのトイレをご紹介しておきます。
観光のはじめに、二の丸駐車場のトイレを利用しておくといいでしょう。付近は舗装されていますし、隣が観光案内所ですのでなにかと便利だと思います。闇り通路を超えると、天守閣前広場に多目的トイレがあり、こちらのみオストメイト対応施設があります。広場は砂利ですが、比較的進みやすい状態でした。
余裕があれば、本丸御殿の内部に多目的トイレがありますので、そちらを利用するといいでしょう。施設内ですので、移動は楽ですし、とても清潔です。
この二つのトイレには背もたれがついています。車いすユーザーには利用しやすいトイレだと思います。
熊本城内でトイレに困る事はないでしょう。
観光をゆっくり楽しむ事が出来ると思いますよ。
屋外での移動が多いですから、天候を選んで、過ごしやすい時期がおススメです。
二の丸駐車場以外の駐車場からは傾斜も多く、移動距離が長くなりますので注意して下さい。
何度行っても、新しい発見がある素晴らしいお城です。イベントもたくさん行われていますので、事前にチェックしておくと楽しさも倍増ですよ。
取材時は、肥後菊の展示が行われていました。こちらも見ごたえのあるものでした。
地元の方も、県外の方も、是非新たな視点を持って出かけて下さい。
熊本観光の要です。自信を持っておススメします。
参考までに
熊本城公式ホームページ http://www.manyou-kumamoto.jp/castle/
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