goo blog サービス終了のお知らせ 

みなよか日記

NPO法人UDくまもとが発信するユニバーサルな観光情報です。
写真の無断転用は厳禁です。必ずご連絡下さい。

山鹿 平山温泉 湯の川

2009-10-14 14:18:38 | 山鹿
平山温泉、続いては家族湯の紹介です。

湯の川さんは、平山温泉の玄関口にあたる場所にあります。おそらく一番最初に目に入る場所ではないでしょうか。
195号線を平山温泉方面に進むと、無料駐車場の看板が目に入ります。
Pa090058

湯の川さんの敷地内ですが、温泉の駐車場とは別に無料駐車場と公共トイレを区切って作ってあります。この駐車場は、湯の川さんの善意で公共に開放してあります。ありがたいことに、多目的トイレも設置してあります。付近に公共のトイレはありませんので、本当に助かりますね。
トイレに車いすマークはありませんが、内部は多目的トイレとして作ってあります。広さも十分ですので、介助が必要な方も大丈夫だと思いますよ。
Pa090048

清潔で広いトイレです。これを個人で作っていただいているんですから、ありがたいですよね。きれいに使いましょう。
Pa090052

さて、駐車場のお隣が家族湯の湯の川さんです。


こちらの施設は何とバリアフリー。早速お風呂を紹介します。

Pa090056

受付、ロビーとも広々としたバリアフリーの作りです
Pa090039

。ロビーの奥にはなんと足湯もあります。ここも車いすで利用しやすいように作って下さったとのこと。冬場は温まっていいでしょうね。

Pa090035

お風呂は全室貸し切りの家族湯。個室に向かう通路も屋根付きで移動がしやすい作りです。
Pa090044

もちろん入口も段差なし。車いすのまま余裕でお部屋に入れます。
Pa090024

脱衣スペースも広く、着替えも楽にできそうでした。浴室へも車いすで乗り入れられるように段差をなくしてありますよ。
のんびりできそうな風情のある浴室です。
Pa090028

奥には露天も見えますね。露天はいくつも種類がありますので、体の状態に合わせて入りやすいものを選ぶといいですよ。
入浴しやすいのは、浴槽の縁が広めのものですね。例えばこんなのはどうでしょう。

Wa001


他にも全部で10タイプの露天風呂がありますので、選ぶ楽しみも広がります。ホームページを参考にして事前に見当をつけておくといいかもしれません。

施設のあちこちに配慮を感じられる、やさしい施設です。温泉の雰囲気を壊さないように心がけてありますので、リフレッシュするにはもってこいです。

トイレは、隣の駐車場にもありますが、受付ロビーにも多目的トイレが用意されていますので、安心して時間を過ごしてください。
Pa090034

近くお食事処も計画されているとのこと。きっと車いすでも便利なように工夫していただけることと思います。平山温泉で車いすのまま安心して食事が出来る場所になるといいですね。楽しみです。

日帰りの立ち寄り湯としては、一番のおススメです。家族や仲間といっしょに、安心して温泉を楽しんでください。

<お問い合わせ>

平山温泉 湯の川

ホームページ http://41026.net/roten.html
住所: 熊本県山鹿市小郡327
 電話: 0968-44-5419
     ※電話での予約は不可。
 受付: 10:00AM~10:00PM
 休み: 毎週木曜日
 施設: 駐車場50台
     野外休憩所(無料)
     全室バリアフリー
     待合の足湯も無料で
     ご利用頂けます。


大きな地図で見る


山鹿 平山温泉 めぐみ山荘

2009-10-14 12:34:32 | 山鹿
こんにちは

最近話題になることの多い山鹿の平山温泉の取材に行ってきました。

平山温泉は、山を囲むように外周の道沿いに温泉旅館が点在しています。それぞれの宿に特徴がありますので、いくつかピックアップしてご紹介します。

まずはめぐみ山荘さん。
駐車場から小路を通って受付へ向かいます。駐車場は砂利ですが、距離は短いのでさほど気になりません。
Pa090015

受付やロビーはフラットで車いすでも問題ありません。スタッフの皆さんも笑顔で迎えてくださいます。
Pa090016

めぐみ山荘さんは、離れの宿に一つずつ温泉が付いています。

各離れは、お洒落な雰囲気の小路で繋がっています。この雰囲気がいいですよね。
Pa090013


玄関の入口に段差がありますが、ここを超えると中はフラットです。土間のスペースにあまり余裕がありませんので、同行した方にキャスターを上げてもらうといいでしょう。段差は17cmですから介助者1人で対応できる高さです。
Pa090001

室内は和室で落ち着いた雰囲気です。「つばき」というお部屋にはトイレと室内に手すりが設置されています。
辺りは静かで、すぐそこに小川が流れています。のんびりくつろげるお部屋です。

Pa090004

各部屋に温泉があります。浴室への段差は13cm程度です。入口が65cmですから、どちらかというと車いすから降りて利用する方がいいでしょう。立位が保てる方であれば問題ありません。
Pa090006

個室のお部屋に専用の温泉ですから、脱衣も気兼ねせずゆっくりできるのがいいですね。
部屋をつなぐ小路は、春になるとチューリップが彩を添えるとのこと。秋の紅葉もいいですし、春の花を楽しむのもいいでしょう。
源泉の温度が高いので、寒いくらいの季節でも大丈夫です。

施設自体がバリアフリーではありませんが、宿の皆さんは快く受け入れてくださいますので、特に高齢の方にはゆったり過ごせる落ち着いた宿になると思います。
常時車いすを使用するユーザーには、家族や仲間のみなさんといっしょに出かけてみることをお勧めします。

最近よく見かけるようになった離れ形式の温泉旅館ですが、料金が高めの印象ですよね。そんな中、めぐみ山荘さんは比較的料金もリーズナブルですし、食事と休憩でもお部屋を利用できますので、日帰りでも楽しめます。

ご自身の体の状態に合わせて、バスマットなどを準備していくと、より楽しめると思います。
お食事は、食べきれないほど出るらしいですよ。ちょうどお昼の準備をされていましたので、お料理を撮らせていただきました。おいしそ~!足を運ばれた方、是非お話を聞かせて下さいね。
Pa090021


<お問い合わせ>

めぐみ山荘

〒 861-0556
山鹿市平山5332-1
0968-44-1116 FAX0968-44-1119
 
大きな地図で見る


山鹿灯籠民芸館

2009-09-04 15:08:21 | 山鹿
皆さんこんにちは今回も大川が山鹿をご紹介します

今回は、山鹿灯籠民芸館を取材させていただきました。山鹿と言えば灯籠ですよね!八千代座そば、豊前街道沿いにこの民芸館はあります。
P9030029
表から見ると、階段しかないので入れないのでは・・・?と思われるかもしれませんが、実は裏にまわるとしっかりスロープが造ってあります
P9030027
普段は裏の門には鍵がかけてあるので、車いすの方が行かれる時には事前に連絡しておくといいでしょう。仮に、当日突然来られても大丈夫なように、スロープ右手にインターホンが設置してありますので受付の方に伝えると大丈夫です
中で受付を済ませて、灯籠をゆっくりと見せて頂きました。山鹿灯籠と聞くと、一般にはお祭りの時に女性が頭の上に乗せている灯籠を想像しますよね実は山鹿灯籠と言うのは座敷造りであろうと、宮造りであろうと、山鹿灯籠と言うのだそうです
ただし、2つの鉄則があります。1つ目は、木や金具は一切使わずに和紙と少量の糊だけでつくられること。2つ目に、柱や障子の桟にいたるまで中が空洞であること。この2つを守れば、題材がなんでも山鹿灯籠なんだそうです。初めて知って驚きましたやっぱり携わっている方に、話をじっくり聞かないとわからない事って多いなぁと感じました

P9030026
上の写真は別館になります。こちらでは、実際に製作実演をされています。灯籠師と呼ばれる方は今総勢7名だそうですが、こちらの別館内で交替で実演をされています。細くて小さな部品をいくつもいくつも造って組み立てられる様子は、もう神様の領域ですでも楽しそうに説明して下さる様子は、本当に灯籠造りが好きで造っているんだ、というのが凄く伝わってきました。山鹿灯籠造りを続けていくのは、なかなか大変な事だそうですが、なんとか後世に引き継いでいってもらいたいものですね

こちらで、八千代座の見学料も合わせて購入することができますのでおススメですよ2週間前までに山鹿市旅先人の会に申し込みをすると、豊前街道をガイドの方がわかりやすく案内してくださいますので、楽しく山鹿を知る事ができると思います


<山鹿灯籠民芸館>
〒861-0501
熊本県山鹿市山鹿1606-2
TEL・FAX 0968-43-1152

<山鹿市旅先案内人の会>
月曜~金曜・・・・・(財)山鹿市地域振興公社   TEL・FAX 0968-43-0111   午前9時~午後5時
土日・祝日・・・・・・山鹿灯籠民芸館         TEL・FAX 0968-43-1152   午前9時~午後5時
 

大きな地図で見る


山鹿温泉一覧

2009-09-04 13:44:16 | 山鹿
皆さんこんにちは今日も元気な大川です

今回は、山鹿温泉の取材に行ってきました。楽しいところが沢山ありましたので、紹介したいと思います。
詳しくは、各ホームページをご覧下さい

<花富亭>宿泊・立ち寄り

ここは、宿泊も立ち寄りも出来る温泉施設です。大浴場の床が檜という珍しいところでした。P9030005P9030008

昭和46年築という歴史ある宿ですが、スロープもしっかり造って下さっていて中は段差もほとんどなく、移動しやすい館内でした。
取材時にはお客さん達の声が聞こえてきてとても楽しそうな感じが伝わってきました。スタッフの方も笑顔がとても良く、優しい雰囲気のある場所でした
多目的トイレが宿泊施設の方にあるので、車いすユーザーはそちらで済ませてから大浴場へ行かれるといいでしょう。大浴場に入ってすぐのところに、つい立があります。少し幅が狭くなっていますのでそこだけ注意です。




花富亭 ホームページ
http://www.kafutei.co.jp/
花富亭

大きな地図で見る



<ならのさこ温泉 いやしの湯>宿泊・立ち寄り

山鹿の鹿校通りにあるならのさこ温泉いやしの湯。広々とした館内へ入ると完全なバリアフリーになっています。玄関入ってすぐに高い段差がありますが、スタッフの方に簡易スロープを出して頂けます。
P9030015
Naranoskao
多目的トイレも男女各用意されていますので、安心です。また、家族湯は別になっていて、違った雰囲気を味わいたい方はこちらの利用もおススメです


ならのさこ温泉 いやしの湯 ホームページ
http://homepage2.nifty.com/naranosako/kazokuyu.htm


大きな地図で見る


<平山温泉・旅館善屋>宿泊・立ち寄り
のどかな風景の先に、存在感のある建物が見えます。そこが旅館善屋です。今年9年目となる旅館ですが、まだまだ新しくどんどん成長しているところです。
Zenya
Zenya_2
デイケアや、遠く久留米からもよく利用されるそうです施設の利用しやすさが伺えますね
2階の客室へは、エレベーターで楽に上がれます。多目的トイレは1階のみになりますのが、エレベーターのすぐ側にあるので便利ですよ。
家族風呂は4部屋ありますが、そのうち2部屋に手すりを設置してありますので歩行に不安がある方は、そちらを利用されるといいでしょう。客室は洋室を2部屋用意されていますので、車いすユーザーはそちらを利用されると安心です
平成22年には、新館もさらにオープン予定ですので、今からさらに楽しみです


旅館 善屋 ホームページ
http://www9.ocn.ne.jp/~zenya.hp/huro1.htm

 
 
大きな地図で見る



山鹿 八千代座

2009-09-02 15:58:59 | 山鹿
こんにちは
 
今回は、引き続き山鹿の観光スポットの紹介です。
山鹿といえば外せないのは「八千代座」ですね。名前だけはよく聞くのですが、足を運んだことが無かったので、早速取材してきました。
 豊前街道から、少し入ったところに八千代座はあります。325号線からは、少し急な上り坂がありますので、八千代座の裏にある駐車場に車を停めると便利かもしれません。
P9010124
 
八千代座の向かいに夢小蔵という資料館と案内所があり、そこで案内をお願いしました。ここで、みなさんにおススメですが、八千代座の見学は、「案内をお願いした方が絶対楽しい!」です。自分でなんとなく見学するのと、案内をしていただくのとでは、楽しさが倍以上違います。
 
さて、八千代座は国指定重要文化財ですが、車いすでも様々な体験ができます。入口に段差があり、これはさすがに自力で乗り越えられませんが、スタッフの皆さんが快く抱え上げて下さいます。複数の車いすユーザーで行く時は、事前に連絡しておくといいかもしれませんね。
 
入口から入ると、あとはほとんど困る事はありません。明治から続くピカピカに磨き上げられた床が美しい、芝居小屋の雰囲気を味わうことができます。
P9010105
 
一番に目を引くのは天井を埋め尽くす広告画の数々。これは、当時八千代座を作るにあたって出資した街の旦那衆のお店の広告で、いわゆる領収書代わりだったとのこと。なんとも風情がありますね。写真に写っているシャンデリアも当時のものを復元した貴重な物で、まだ電気の来ていない時代ですから、ガス灯です。一本ずつガスのバルブがついていました。このあたりのお話も、案内をしてくださるからこそ、わかるもの。僕たち二人も「ふんふん、なるほど!」と感動することしきりです。
P9010104
ちなみに、この広告の中に米米惣門ツアーで見学した「木屋本店」さんの広告も見つけました。老舗の証しですね。
 

なんと、花道を歩いて舞台に立つこともできます。花道を歩くと、客席が大きく広く見えました。このマス席に昔の人たちは8人も入っていいたそうです。なんだか狭かったでしょうね。

P9010109
 
ヒノキ舞台とはよくいったもので、舞台は本当にヒノキが使われています。せっかくのヒノキ舞台ですので写真でも、ということで、「役者になったつもりで!」の声に合わせて、パチリ!
 P9010108_2
で、この写真です・・・・そのときは楽しかったんですが、今見るとちょっと切ないです。なぜでしょう。
僕、来年41歳です。大川さん、来年実は・・・・
 
まあ、元気があるのはいいことなので良しとしましょう。舞台の上には、竹組みがあります。ここから裏方さんが雪を降らせたり、花を散らしたりと演出をするところだそうです。ときには裏方さんの雪駄が落ちてくることもあったそうで、なんだかちょっと楽しいエピソードです。
P9010110_2
 
続いて舞台裏の楽屋に案内していただきました。ここで多くの役者のみなさんが、あわただしく着替えをしたりしていたんでしょうね。今でも、スタッフの多い芝居のときは、実際に使われるそうです。写真では分かりにくいかもしれませんが、ここの畳には縁がありません。丈夫な特別の畳を使っているそうです。
P9010113_3
天井も低い、小さな部屋ですが当時の面影が色濃く残る場所です。この日は気持ちいい風が障子越しに入っていました。
 
この後、大川さんは舞台の下、いわゆる「奈落の底」を見学してきました。さすがに狭い階段を下るのは車いすでは、無理ですが、そのほかは、まったく困る事もなく見学ができました。
唯一、花道に登るところに小さな段差がありますが、お手伝いもしていただけるので気にならないものです。
 
また、実際に公演が行われる時は、車いす用の席も準備されるそうです。写真のように、スロープ状になっている席にスムーズに入る事ができます。ここならバッチリ見れますね。
P9010117
 
多目的トイレは、八千代座の下にある足湯の公園にありますので、そちらで済ませておくと安心です。
観光の順番としては、11時からの米米惣門ツアーに参加して、お昼を食べ、八千代座の案内をお願いしてゆっくり見学、というのがベストですね。これだけで1日山鹿で過ごせます。
米米惣門ツアーでは、八千代座に関係するお話も出てきますので、その話を聞いて八千代座に行くと、また深い楽しみがありますよ。
山鹿の素晴らしさを見逃している方も多いのでは?秋風の中、明治の面影を残す町並みと八千代座を満喫するのもいいですね。おススメです。

<お問い合わせ>
八千代座:〒861-0501 熊本県山鹿市山鹿1499 電話0968-44-4004
 

大きな地図で見る