国鉄フライヤーズ

目指せカネ、ヒマ、若さ

騙しのテクニック、「民間版、福島原発事故独立検証委員会」

2012-03-05 01:00:00 | 官僚

(委員長の北沢宏一は東大教授で元科学技術振興機構理事長、以下IEAの理事などが顔を揃える。なにが民間だ)

2月27日に纏められたレポート。
「官邸主導による現場への過剰介入」を指摘し「その大半は評価することができない」と。

確かに菅の間違った政治主導は事故処理を混乱の極みに陥らせた。
トップの仕事は大方針を作り下からどんどん案を上げさせ実行させる。
自由にやらせて、一方うまくいかなかった時の責任を取ること。

菅(以下、敬称、蔑称を省きます)は全てを報告させ自分で細かいことまで決済するという間違った政治家主導をしてしまったようだ。
愚かで姑息だ。
風前の灯火だった菅政権を延命するためだ。

お陰で業務は渋滞し、決定に関与することが少なくなった官僚は汗をかくことを止めた。
どうせ、うまく行きっこない、失敗しても官邸の責任だと。
ボイコットだ。

しかし、自分たちのやり方が通らないからと傍観者に堕した官僚にも責任は有る。

この検証レポートの話を聞いて、尤もな部分もあると感じつつ、一方違和感を感じた。
なんか変だな(笑)。

佐々木洋という人が違和感を解明してくれた。
投資コンサルタントらしいがの人のことは何一つ知らない。
この文章に目が止まっただけだ。

キーワードはメディアが殊更協調する「民間版」であり「独立」だ。
「人がメッセージを発するときに、妙に強調しているところを良く調べると、
 その反対の意味が隠れているところが多い。」

おお、それが騙しのテクニックだ。
ちょっと幼稚にも思えるが。

実はこの委員会の主要メンバーはちっとも民間ではない。
「元官僚と元準官僚である国立大学教員ばかりだった。」

そして
「このプロジェクトを立ち上げた人物も米国のCIAと密接な関係をお持ち
 の御仁。」

ガス抜きサヨク新聞だった朝日の元主幹だった軍産複合体の子分、船橋洋一のことらしい。

要は「民間」「独立」に名を騙った官僚による反政治家キャンペーンということだ。
官僚が天皇の代わりに担いでいるのが宗主国アメリカ。
米・官・報による政治家へのお灸だろうか。

権力は渡さないというポジション・トークだ。
みんなの党がこれをネタに民主党を批判しているがお里が知れるということだ。

菅という目立ちたがりの三流政治家が相手なので説得力はある。

しかし、米・官・報にべったりの野田や野合する谷垣はもっと下劣だ。
小沢抜きの自民・民主連立で官僚は焼け太り、国民は消費税増税、東電国有化、TPPなどの愚策に苦しむことになる。

野田・谷垣極秘会談”財務省幹部らが仲介



勝栄二郎政権?

野田内閣の増税路線は勝のいいなりですすめられているといわれ、たちあがれ日本の片山虎之助は2011年9月29日の参議院予算委員会で鈴木善幸内閣が田中角栄の影響下にあったことを「直角内閣」とよばれたことにならい、野田内閣を「直勝内閣」と揶揄した(ウィキペディア勝栄二郎より)