さて、何故オースチンニッピーのステリングメカを取り外したのか?
要は消耗したからである。取り外し作業は2時間も掛からないので、やる気になれば
さほど大変ではないのも一遠因でもある。
1930年代以前のステアリング機構は多くの場合ウオーム変速機を利用したものが極めて多い、オースチンニッピーもご他聞に漏れず ウオームアンドホイールを採用してます。調整機構としては ウオームのスラスト方向の遊び調整、それと噛み合わせの調整がそれぞれ個別に調整可能である、しかも1935年まではホイールが全周あるので、相当消耗しても位置を変えることで、相当の年月使用に耐えてしまうのである。
んじゃどこが消耗したのか?というと ウオームを支えているブッシュがラジアル方向が消耗して、噛み合わせの調整をしても動きが滑らかでなくったのとステアリングの遊びがかなり増えてしまったので良い機会?と判断したのである。
さて、リ・ブッシュが必要なのであるが、約1インチ径の調整式リーマは高そうだし、他に使い道も無さそうだし・・・思案中ではある
200年前の真鍮の弦巻きの修復を頼まれているんですが、あまりやりたくないので(笑)先送りしてます。
経過期待してます。
でもインチのリーマなんつったら高いので、数回ブッシュを製作して圧入するか?という選択詞があります、他加工やさんの○投げというモノもありますが・・・・どうしようかなあ~