軒下日記

乗り物好きの不定期日記。自分の知識、技量と現実がマッチした時の爽快感は心地いいものです。よね?

構想10年の復元

2009-11-22 20:34:38 | シトロエン DS
さてさて、無事フュエルラインの再敷設も完了したわがDSですが
なんでそんな一応快調なクルマを無駄にいじるのだ?という疑問も
有りましょうと思うので、経緯を説明しますと。
DSっていうのはけっこういろんな 快適運転補助システムが満載で
して、アンチノーズダイブジオメトリを持たないDSは制動時等に
姿勢変化も大きいので光軸を調整する機能が与えられています
しかしわがDSはそれが失われてしまっていました。
フロントのアンチロールバーからのワイヤは全く失われていました
その他の小部品も全て失われていたので ターンパックルや
くの字型の金具類は確か10年ほど前にフランスから購入して
いたものの、他の修復に追われて部品箱の隅に半ば忘れ去られて
いたのでした。

そしてやっと2009年の今ごろゴソゴソと修復しだして
一応の完成と相成った次第。

これでまた一つ課題が克服出来た訳です。







なんとか解決~(リニューアルフュエルライン

2009-11-22 08:09:51 | シトロエン DS
さて、無事環八から帰還したわれらがDS概ね快調です。
とわ言うものの、早くから亜熱帯の日本で暮らしているためか
劣化が早い部分もあります。
    ♪♪中間省略♪♪
ある機能の復元に向けて右側を分解して行くと・・・・・
あああ、後述③に日本で敷設された?ゴムホースに顕著な経年
劣化が認められ・・・・・・・

フュエルラインの再敷設を行うことになってしまいました。
これが意外と厄介な作業で、幸いメイン配管用のリルサン
チューブは入手済みでだったとはいえ、結構大変・・・・

DSの燃料タンクは右側に全ての出入り口が設置されています。
そしてキャブレターは左側です
フュエルラインの経路は燃料タンク⇒①右サイドシル
⇒②右インナフェンダ内⇒③右フロントアームユニット裏通路⇒
④アンチロールバートンネル内通過⇒⑤ギヤボックス左前下広場⇒
⑥燃料ポンプ⇒⑦キャブレター

という至極複雑な経路となっていて、しかしその経路以外には
考え難い構造、難問は③の裏通過です、一旦は全体を一本で
敷設を考えたのですが、一部成形された部品と当時の新車組み立て
ラインなら③のアームユニットを付ける前にリルサンチューブを
敷設するので何ら問題無し!なのですが 再敷設となると思案すること
約4日間・・・・・(実は一回ワンピースで敷設に挑戦して
あっけなく敗退)ということで、写真の細工品が登場となった
訳です、④と③と②の間で分割接合という戦法を採用。
実にリルサンチューブとガソリンの相性は良好で、長期の期間
使用に耐えるものです

ちなみに・・・・
シトロエンDSは初期から随所にプラスチック製の部品を採用してきたことが
知られています。
参考資料↓↓
http://www.bekkoame.ne.jp/~naoya/ds/feature/feature.html#Anchor159441
ハイドロニューマチックの戻り配管や燃料配管に使われている管はナイロン製で
衣服等に使われる66系や6系に比べ 水分の含有量に機械強度寸法精度が
左右されないものです。
利点

第23回環八お茶会

2009-11-15 13:01:16 | シトロエン DS
土曜の午後から 恒例の環八お茶会に行ってきました(第23回)。
IDSMは合計7台そういえばDSは全部最後期タイプで内訳は
20ベルリン2台 21ブレーク1台 23ベルリン2台(キャブRHD、IE)
そしてSM2台
でした、このところ各車両供にメカニカルコンデションも安定してきているので
あまり いじることも無かったのですが 今回はちょっとした実験として
DSにSMの土星球を付けるという実験も行われ、久々に盛り上がりました。
私も試乗しましたが、狭い駐車場ですし、交換直後の球は空気をはらんでいるので
柔らかく感じる場合が多いので的確な印象は言えませんが、ちょっとガスが抜け始めた DS用といった感じです。高速で乗ったら結構印象がはっきりするんでしょう。
帰りは 調布インターまでのR20が大渋滞だったので、一旦環八に戻り、五日市
街道、八王子インター経由、藤野Pでの仮眠後 未明に無事帰還しました。
次はDSM12だ。

Epoqu'auto 2009

2009-11-07 09:16:59 | シトロエン DS
丁度今、フランスリヨンではEpoqu'auto 2009が開催中です。
http://fruitmail.ptn.woopie.jp/video/watchframe/726971a9d41041d8
動画ではイスパノスイザが取り上げられています。
イスパノスイザは、戦前の超高級車でも知られていますが
初期の自動車が大排気量単気筒エンジンであったものを
現在の多気筒化に大きな功績があったメーカでした。
http://www.hispano-suiza-sa.com/
現在はサフラングループ傘下です。

今年はミニがジュビリーですし、エットーレブガッティが
イタリアからアルザスに来て100年なんですね。

2009フレンチブルーミーティング

2009-11-02 07:35:05 | シトロエン DS
さて国内最古のオールフランス車のお祭りフレンチブルーミーティングも
無事終了しました。今年は人も車も少なめで会場内は歩き易く?また例年に
比べ遅めの日程にもかかわらず、暖かでした。
しかし、午後からは強い雨が降り出しみな一目散に会場を後にしたようです。

私と私のDSはというと、当日の朝遅めに出発、快調に一般道を進みます
諏訪からヴィーナスラインに入り快調に進みますが、白樺湖駐車場付近で
ぬぬぬ不穏な匂い・・・甘い匂いです、LHM漏れです、即座に止まれました。
漏れは、最近追加した高圧油圧の取り出し配管のストップ栓の不良でした
(素材は古い配管を使いっています、良く見ると配管部にクラックが・・
配管設置後から頻繁に漏れ確認していたんですが。)
しばし工具箱を眺めると、おおおおおぅM9のポルトが隅っこの方にあるじゃ
ないですか!!ああさすが女神です早速このねじの先端をφ4.5ぐらいに
ヤスリで削り、ほぼ完璧なストップ栓が完成!!一枚目写真右
早速組み込み、多少減ってしまったLHMを500ccほど足して
一路会場に向かったのであります。
この記事を読んでけしからんと指摘される方も多数いらっしゃると思います。
はっきり言って路上の故障は恥なんですけど
だから言って、DSを降りる気持ちにはなりません。
あの乗り味は乗ってみなけりゃ判りませんって。

会場に着いてからは、DS SMオーナたちと ガヤガヤ歓談したり、
クルマいじりや
2CV部品剥ぎ取りコーナの最後で残ったねじなどを採集したり
しながら楽しい時間をすごしましたので
またもやめぼしい写真は撮れませんでした。
↓の写真は夕方の撤収時にやっと撮った一枚、配置には構図には別段の
意図はございません。