京都&神楽坂 美味彩花
京都と神楽坂を行ったり来たり、風景などを綴っています。
 




爆弾低気圧も何とか通り過ぎましたが凄い風でしたね北陸へ行って来たので載せてみます。
石川県南西部には加賀、白山、片山津、山代、山中といった具合に
各温泉地が集中し、それぞれ違った趣の温泉街になっています。
今回行って来たのは開湯1300年という歴史の「山代温泉」
街の真ん中には昔ながらの”総湯”(そうゆ)と呼ばれる共同浴場があり
地元の人から観光客まで利用できるようになっています。
  
総湯と古総湯があり、総湯は銭湯の様な形態で普通に入れる温泉ですが
古総湯(トップ写真)は明治時代に建てられた総湯をそのままに復元したもの
内装から入浴方法に至るまでが再現され
昔さながらのスタイルで温泉に入ることができます。

木の扉を開けると脱衣室は無く、いきなり湯殿でカランなども一切無く桶がいくつか置いてあり
かけ湯をしてお湯に浸かるだけという古風な入り方を忠実に再現しています。
壁の回りにはステンドグラスがはめ込まれ不思議な空間
2階部分は休憩室になっていて自由に休めるようになっています。
総湯の売店では温泉玉子がのった「温玉ソフトクリーム」が売られています。
上にかかっているのはアイス用の醤油とか・・・不思議に美味しい
  
山代温泉周辺は九谷焼でも有名な所で窯元が沢山あります。
明治時代に開窯された北大路魯山人も訪れて陶芸修行をしたこともあるという窯元

総湯の壁にも九谷焼がはめ込まれ、街に立つ灯籠にも九谷焼の柄を使用
  
九谷焼を販売したり絵付け体験できる店もあります。器を1つ買ってきました。
  
魯山人が大正時代に半年程住んでいたという寓居跡いろは草庵

刻字看板を彫った仕事部屋や書や絵を描いた書斎
山代の旦那衆達と語り合った囲炉裏の間などが残されています。
  



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山代温泉の街自体はさほど広くなく店舗なども少ないですが
総湯の回りに色々な店や施設などが集まっています。
江戸時代には共同浴場を取り囲むよう温泉宿などが建ち並んだそうで
湯を囲むように町並みが造られたことから「湯の曲輪」(ゆのがわ)と呼ばれるそうです。
総湯前の老舗旅館
  
温泉街の中にある薬王院温泉寺
  
手打ちの越前そばを出す店
  
今回泊まった「富士屋」さんという旅館は総湯からは少し離れた場所にありますが
大小様々な温泉が5つ、ライブラリーもあってゆっくりできました。
  
内風呂(薬師湯)の仕切りに使われている鳥獣戯画カットグラスが見事!
  
越前蟹も良いですが北陸の郷土料理”じぶ煮”というのが美味でした。
  

  
北陸の旅館などでよく出されるほうじ茶、加賀棒茶
  
福井市内に寄ると、街中には2両編成の路面電車が走り
県庁や市役所の近くには西武百貨店がありロフトや無印なども入り
歩いている人は少ないですが大きな街です。
  
以前来た時よりも西武は本館と新館ができて大きくなっていましたが
商店街は少しさびれた感じ?地方都市は何処もそうなのかもしれないです。
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