”西陣の聖天さん”と呼ばれる「雨宝院」さんの南門前に沢山の瓦が埋め込まれた築地塀が広がっています。
京都ではよく目にする築地塀ですがここは特に無数の瓦と長く続く距離が見事で
ぐるりと回りを一周すると敷地もかなり広いです。
中は「本隆寺」さんという室町時代に開山された法華宗真門流の本山で
天明にあった西陣の大火にも本堂が焼け残ったことから
不焼寺(やけずのてら)という異名もあるそうです。
埋め込まれた沢山の瓦は昭和35年の大改修の際にに出たもので
役目を終えた本堂などの屋根瓦が使われているそうです。
嵐山の天龍寺さんの勅使門の横などでも
瓦が埋め込まれた築地塀を見ることができます。
本隆寺さんとはまた少し違った趣でそれぞれのお寺の特徴が出ています。
余談になりますが東京では谷中の観音寺さんに瓦が埋め込まれた築地塀があり
一直線に規則正しく埋め込まれているのが見事です。
写真が何処かに行方不明になってしまったので見つかったらアップしておきます