京都&神楽坂 美味彩花
京都と神楽坂を行ったり来たり、風景などを綴っています。
 




大原といえば三千院さんに並ぶ有名なお寺「寂光院」さん
正式名称は清香山玉泉寺、天台宗の尼寺で
推古2年(594年)に聖徳太子が御父用用命天皇の菩提を弔う為に壮健されたと伝わる大変古いお寺

健礼門院徳子(平清盛の息女、高倉天皇の皇后)が源平の戦いに敗れた平家一門と
我が子安徳天皇の菩提を弔い終生をこの地で過ごしたことでも有名です。

健礼門院に宮中から仕えた阿波内侍(あわのないじ)は
崇徳天皇の寵愛を受けた女官であったが出家後に入寺し尼となる
この方が着ていた草生の姿が大原女のモデルとなったようです。

平成12年に本堂は火災により全焼した為、現在は真新しい建物ですが
飛鳥様式、藤原様式、平家物語当時の様式を用い古式通りに復元したもの
江戸時代には豊臣秀吉や徳川家康などが再興に手を尽くしたとされることから
秀吉が寄進されたと伝わる鉄灯篭なども残されています。

書院

本堂北側の庭園は四方正面の庭とよばれ
奥には玉だれの泉と称する三段の瀧があります。
庭のあちらこちらで秋海棠(シュウカイドウ)が咲いていました。

諸行無常の鐘

樹齢千年の姫小松、現在は残念ながら枯死していますが
御神木として残されています。


近くは健礼門院さんの大原西陵があります。

行くことは出来ませんが階段の奥に御陵があるようです。



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