京都&神楽坂 美味彩花
京都と神楽坂を行ったり来たり、風景などを綴っています。
 




京都のお隣、滋賀県大津市の「三井寺」さんは1100余年の歴史を持つ古刹
天台寺門宗の総本山で正式名称は「長等山園城寺」(おんじょうじ)ですが
天智、天武、持統の三天皇の産湯に使われた霊泉があることから
「御井(みい)の寺」とよばれ、やがて通称「三井寺」となったようです。

トップの写真は宝徳4年(1452年)に建立された入母屋造りの「仁王門」(重文)
甲賀の常楽寺から徳川家康により寄進され慶長6年(1601年)に移築されたもの
国宝(10件)や重要文化財(42件)が数多く残されています。
元和2年(1616年)建立の「毘沙門堂」(重文)

近江八景の1つとされる「三井の晩鐘」(重文)
宇治の平等院や高尾の神護寺とともに日本三銘鐘に数えられ荘厳な音色が有名

室町初期の建築「一切経堂」、堂内には回転式の八角輪蔵があります。

「弁慶の引きずり鐘」、奈良時代の作とされる梵鐘
山門との争いで弁慶が鐘を奪うが比叡山に持ち帰り撞いてみると
鐘の音が”帰りたい”と響いたので怒って谷底に投げ捨てたという伝説が残っています。

国宝の「金堂」、幾たびの兵火により消失し現在の建物は
豊臣秀吉の妻、北政所により慶長4年(1599年)に再建されたもので
桃山時代を代表する名建築として知られています。

金堂の左側に接して建つ「閼伽井屋」(あかいや)には霊泉が湧きでています。
ポコポコという何とも不思議な音がします。
この霊泉が三井寺の名前の由来にもなっている御水
龍神様が住むといわれ年に十日姿を現すということで神聖な場所のようです。
正面の彫刻は有名な左甚五郎の作品

重要文化財「三重塔」

西国三十三所第14番札所の「観音堂」

境内はかなり広く全部回ると約1時間位かかりますがとても良い所で
落ち着いた風情がありました。
京阪三井寺駅から徒歩約7、8分?車で来ても駐車場が広いので停めるのに楽でした~



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