接骨院治療日記~奮闘記~

新規開業の接骨院の日々の日常や、患者様とのふれあい、治療家としての気づきなどをつづっていきたいと思います!

局所と全体

2009-12-21 20:31:16 | Weblog
体が痛む時に、人はなぜ痛むのか考えます。

そして原因がわからないと、とても不安になります。(おなか痛い・・・食中毒かなぁ・・・もしかして胃潰瘍・・・まさか癌!!)

痛みを抱えた人が、考える救いの手として診断をもとめます。(血液検査、X-ray、MRI、CT、PETなどなど)

病名を聞いて、安心します。(●●じゃなくてよかった、●●だから熱がでたのか)そして、薬をのみ治療を完了とする。

これが現在の医療における簡単なフローだと考えています。これ自体は悪いことではないですが、ちょっと陥りやすいことがあるなと思ったので個人的な考察をしてみようと思います。

疾患を治療するにあたり、大切なことが診断による病名、この病名が専門性を過ぎると混乱を生じる可能性があるのです。
それは、症状が1つである場合は良いのですが、複数あった場合に各専門科に行かなければならないということ(胃が痛い、頭痛がする、手が痺れる・・・内科、脳外科、整形外科)それぞれで薬をもらい飲む。(痛み止めと胃薬の関係のことはこの際、目をつぶります)
これにより、患者から疾患へと比重が変わっていきます。

私が思うのは、明らかな病気(風邪症状で整形は行かない)であればべつですが、まず、患者様自身がいつ痛くなったのか?何をして?と考えることでもっとわかることがあるのではと思います。

自分の体に興味をもつことの大切さ

そして治療者として患者様の全体に視線を向けられること良い治療につながると考えています。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿