ぼんくら放浪記

Blogを綴ることによって、自分のぼんくらさを自己点検しています。

船の中

2013-07-22 05:00:00 | 田舎

6月に係留場所を移動した際、積んである物が盗られるかも知れんと言われていたので、無線機や魚探等を取り外しておいたのですが、竿やテレビなどはそのままに残してあり、どうなっているのか気になっていました。先週火曜日に串本にやってきましたが、田辺から江住まで延伸する紀勢道の工事用のダンプの数も多くなり、あちらこちらで道路や橋の補強作業をして片側通行の箇所も多く、思っていたより時間がかかり、疲れていたのでその日は船を見に行くことは出来ませんでした。

翌日の朝の干潮は5時ごろだったので、朝早くから船を見に行ってきました。満潮時に行くと船が高くなり乗り降りするのに大変なのです。干潮時に行くと岸壁と船が同じぐらいの高さなので、乗り降りがスムーズに行えます。

             

船自体が盗まれてないかと心配だったのですが、船は元の所へ係留されたまま、関係者によると船そのものを盗んで行く輩もいるとか、国内ではきっと使えないでしょうから、何処かの国へ売り飛ばすのでしょう。

操縦席の様子、プレジャーボートと違って、ハンドルが中央に付いていますし、ギアが3つもあります。教習所で実技を学びましたが、教習艇はハンドルは右、ギアは1つしかありませんでした、習った事ってあまり役に立ちそうにはありません。

                       

中にある物を幾つか写しました。これはおそらく電圧計なのでしょうが、動くのかどうかも分かりませんし、針だけではないので、どう操作するのかも分かりません。

             

これは炊飯鍋ではありません、ステアリングコンパスという方位を示す磁石です。操縦席の近くに設置するようにと学科の教本には書かれていましたが、おそらく操縦席からは見えないでしょう。でも陸が見える範囲で走れば、このようなものは必要ありません。

             

940から1040(正確には937から1047)までの目盛り、何に使用するものなのかさっぱり分かりません。教習艇では自動車と同じで、燃料計や電圧計、回転計、各種スイッチは操縦席に付いていました。この船の操縦席はハンドルとギアしか有りません。教習所で習ったことからすると、すごく不安になります。

             

船底(プレジャーボートではハッチと習った、みなしごではありません)、釣り用の道具が所狭しと置かれています。

             

船の前部にもギアのようなものが付いています。操縦席を離れてもここで速度を調整するのか、でも方向は調整できません。エンジンルームは分かりましたが、燃料タンクが何処にあるのかさえ分かりせん。

             

去年受けたような漁船検認合格証が運転席に貼られていますが、これは小型船舶検査機構が発行した物ではありません。車検と同じように船も検査機構で定期的に検査を受けなければなりませんが、その際に貼るよう義務付けられている船舶検査済票は10年という表示、表示が平成なのか西暦なのか分かりませんが、平成表示なら検査期日はとっくに過ぎてしまっているようです。常に携行しなければならないと義務付けられている船舶検査証書や船舶検査手帳も探しましたが見つかりません。もちろん、試験は合格したものの未だ免許証は手にしていませんから操縦はしませんが、手許に免許証が届いても、このままで運航させて海上保安庁に見つかると懲役か罰金が言い渡されます。

一度、この船を作った造船所で悪い所は無いか見て貰い、何がどのような物でどう使うのか、教えて貰わなければと思っていますが、今の所、田子にある造船所までこの船を持って行くことさえ出来ません。


恐る恐るスターターと思われるキーを回してみましたが、エンジンはかかりません。船主が急に亡くなったので私に買い手が回って来たのですが、何が何やらさっぱり解らず困っています。

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