ぼんくら放浪記

Blogを綴ることによって、自分のぼんくらさを自己点検しています。

那智高原 Ⅱ

2011-09-07 05:00:00 | 田舎
もうお盆も過ぎ、子供連れの観光客や帰省した人も姿を見られなくなった18日、私たち一行しかいないこの広い那智高原公園を隅々まで(西の方だけですが)見て回ると、やけに石碑が多いのに気が付きます。

この案内板にはこの地方のいろんなことが紹介されていて、昨日書いたこの高原を取り囲む山々の名前や大雲取越えの険しさもありました。他にも奈良時代末期から吉野の金峰山と那智山を結ぶ連峰が役行者の開いた、真言・天台両密教修行僧の根本道場であり、那智山の奥に住む『一つたたら』という怪賊を、狩場刑部左衛門という勇士が退治し地元から三千町歩を賜った話、清盛の孫・平維盛がこの地・色川に落ち延びて隠棲したことなどが書かれています。

             

左側の碑はその狩場刑部左衛門を讃えたものですが、『一つたたら』を退治したことより、色川郷にその賜った土地を寄付したことが刻まれています。右は大雲取山林道完成記念のものです。

             

大雲取山から降りてくる道なのでしょう、そんなに景色の良い山なら、涼しくなって天気のいい日に一度大雲取越えを経験してみたいものです。でも車でやって来たら、ここから歩いても峠を越えてしまうわけにはいきません。頂上まで登ったら帰ってこないと車に戻れませんものね。

             

昨日とは逆の表示になっている道標、そりゃ逆のところに立てば表示も反対になります。

             

これが右の碑にあった大雲取山林道ですね。道路の起点に置かれている案内板、この道路は木材搬出用のトラックと造林用マイクロの専用道路、関係者以外の方の通行は遠慮しなさいと書かれているのに、そういう車両と出会ったら速やかに待避しなさいと書かれています。通っていいのか悪いのか、判断がつきません。更に林道を利用するには料金が要り、事前に組合に届け出の上許可証を携帯せよともあります。その上事故があっても組合は一切の責任を負わないとも書かれていて、一般の車が通ってはいけないという風には読めません。

             

午後8時から午前5時までは通行規制になっています。林道物の盗難防止と廃棄物の投棄を防ぐためだとか。写真を撮ってるのが9時半ごろ、これだけだったら昼間は通ってもいいみたいです。
でもここに組合の事務所があるわけでもなく、ここまで来て通行しようとしても許可証を得ることは無理でしょう。

             

林道の入り口から公園を振り返るとこんない暗い、この辺りはこういう天気が多いのか、それとも運が悪かったのか。

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