テルミンとJAZZ
テルミンやマトリョミンの話。私、こちろうこと相田康一郎のプロフィールは左メニューバーのCATEGORYを。
 



昨夜は面白い集まりに参加させていただき、マトリョミン演奏を楽しんできた。

場所は民謡の店「おばこ」。千代田線千駄木駅からほど近いところにある。カウンターと奥にお座敷(定員8~10名くらいか)があり、尺八や三味線を弾くご主人と数々のコンクールで入賞歴のある奥様のお2人で切り盛りしておられるアットホームなお店である。オリジナルのお酒類も面白い(今度また呑みに行かなきゃ)。
お座敷の壁にはいろいろな調子の尺八や三味線などがたてかけられている。なぜかボンゴ(のようなもの?)まで。尺八は水道管製などもあるし、フルートが出てくると思ったら、オカリナも出てくるし、クラリネットもしまってあるそうな。もっともっといろいろあるらしい。楽器玉手箱。

お誘いいただいたのは「食を楽しむ会」会長の秋元佐保さん。
7時からの小宴だったが、私は遅れて8時近くになって到着した。参加された方々は秋元さんご夫妻、田島さんという「食を楽しむ会」関係者の他に、チェロリン村村長の土谷氏はじめ、筝の先生お二方、尺八奏者お一方、さらには途中には芸大出身の尺八奏者である渡辺峨山さんも来られて、談論風発大変賑やかな楽しい時間であった。

しばらく歓談のあと、マトリョミンを取り出し、とりあえず無伴奏で「ともしび」そして「ムーンリバー」でお披露目。ムーンリバーを弾いた直後に土谷さんがフルートでムーンリバーを吹かれ、私もついていって一緒に演奏。そこからは少しお酒も入っていたこともあり、混沌状態であったが、お店のご主人の尺八や田島さんのケーナといっしょに「さくらさくら」、「こきりこ節」、ご主人と2人では「荒城の月」、「五木の子守唄」などを合奏した。

前後してマトリョミン体験コーナー。筝の先生はさすがに耳がよく、音階はすぐに出すことができる。秋元会長にも今回はいままでよりもきちんとチューニングをとってから試してもらえたので、より感覚がわかってこられたのではないだろうか(「いっしょにやれるように、早く注文してください(笑)」)。・・・「会長っ」とか呼ばせていただいていると恰幅のいい年配の紳士とかを思い浮かべてしまうが、やさしくかつ聡明そうなきゃしゃな奥様である。ご主人は尻にしかれているとおどけておられるが、素敵なご夫婦である。

松戸在住の方が多く、いい気分で千代田線に乗って帰宅する。今日は嬉しいリクエストもいただき、また面白いことに発展しそうで楽しみ。


そうそう、田島さんのブログ(tajimak 登場)を読んで、肝心のことを書き忘れていたことに気付いた。なんか物足りないな、と思ってた。(当記事の写真も田島さんからご提供いただいたもの)

初めてナマで間近で聞いた「民謡」である。迫力満点、それでいてどこかなつかしく心落ち着く調べ。ご主人の尺八や太棹に合わせ、ときにはご自身で太鼓をたたきながらの奥様の発声はさすがに素晴らしく、うっとり聞きほれる。また聞きに行きたい。


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