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白杖のトライリンガル

難聴だけじゃない?網膜色素変性症を併せ持つアッシャー症候群の息子達の日常を母の目からつづります。

ずぶぬれの2人

2010-09-21 22:01:12 | 子供
私の仕事が忙しくて休日出勤。

夫が子供たちを連れて遊びに来た。
お天気がいいので、噴水や人口の滝が綺麗なヤーバブエナ公園へ。

気づいたら、二人は公園の噴水池に入って遊んでいる。
おいおい、着替えなんて持ってきてないぞ。

マー君は足しかぬれないように気をつけているけど、たい君はおにいちゃんが言ったところはどこでも真似して着いていく。
それで深いところにざぶん。

上から下までずぶぬれ。

お願いだから風邪引かないでねぇ。









たい君のワンワン

2010-06-08 22:51:23 | 子供
たい君にはお気に入りの犬のぬいぐるみがある。

保育園に行くときも、寝るときも、遊ぶときも、お出かけするときもいつも一緒。

実はおにいちゃんも全く同じものを持っている。
でもたい君にとっては同じものではないらしい。



あっちこっちに持っていくものだから、時々どこにおいたかわからなくなるときがある。
たとえば保育園に持っていったものの、もって帰ってくるのを忘れたり。
そしたらその夜は悲惨なことのなる。

「ぼくのワンワン、僕のワンワン」と泣いて寝てくれない。

それでおにいちゃんのワンワンをあげるのだけど、これじゃだめだと怒る。

一目ではわからないのだけど、よく見ると確かに顔が違う。

っとは言っても、本人もたまに間違えてお兄ちゃんのワンワンを抱っこしてしまうときがあるのだけど、自分のじゃなかったことに気づくと、床に投げつけて踏ん付けたりするから驚き。
お兄ちゃんのには愛着がないどころか、憎たらしい存在のようだ。

この心理はいったい何なんだろう。

それはそうと、ぬいぐるみを持ち歩く姿がかわいい。









この犬のぬいぐるみ、当然日本に持っていきまぁ~す。

日本の小学校

2010-06-08 14:50:24 | 子供
日本行きが近付いてきた。
体験入学でお世話になる小学校の先生とは、Eメールで連絡を取り合って、事前に準備を進めている。
たった2週間と言っても準備するものは多々ある。
まず教科書。
国語以外のすべての教科書を注文してもらった。

それから上履き、校章入りの帽子、体操服、ランチマット、雑巾、図書袋、音楽袋、など等、準備しなきゃいけないものが山ほどある。
それを一生懸命作ったり買い揃えたりしている私なのだが、一方マー君はというと、不安がって
「日本の小学校なんか行きたくないよ~。」
っと涙ぐんでいる。

まぁ、気持ちがわからないでもない。

マー君にとっては日本なんて外国なわけで、いきなり友達もいなければ勝手もわからないところに放りこまれるんだから、不安に感じないわけがない。

でもこまったなぁ、どうにかして説得しなきゃこの分だと本当に行ってくれない気がする。
まぁ、どうしても行きたくないって言うんなら、それはそれで仕方がないと私はあきらめられるけど、学校の先生にこれだけご迷惑をかけて準備を手伝ってもらいながら、「やっぱり行きません。」とはいまさら言えない。

ふーん、困ったもんだ。

何かいい案はないものか。

何語?

2010-06-01 10:59:20 | 子供

幼児にとって、言葉って意味のわからない音の羅列でしかないのかも。

ダディーがブラウニーを作っています。
たい君は箱の裏に載っている作り方を読んでダディーに説明している(つもり)。

「ふにゃふにゃふにゃふにゃ、OKダディー?」



日本語教室の授業参観

2010-05-17 13:52:12 | 子供
マー君も私も毎週土曜日の日本語教室にすっかりなれて、土曜日が楽しみなくらい。

はじめはどうなることかと思ったけど、宿題も嫌がることなくちゃんとやるし、
毎日教科書の音読もやって、「大きくなったら日本語の先生になりたい。」
とまで言い出したマー君。

良かった良かったと安心していたところ、先日授業参観でマー君の授業風景を見に行ってきました。

授業内容は『のばす音』の表記の仕方。

あ段の音をのばすときは、「おかーさん」ではなく「おかあさん」と表記するといったもの。


先生は子供でも興味を持つように、「あ・い・う・え・お」はそれれぞれの段(家)のお母さん、で子供たちはお母さんに手伝ってもらうんだよ。っといった話をする。

なかなかうまいなぁ。

でも、『え段』のお母さんはお出かけしていていないから、え段をのばすときは『い』のおばちゃんが手伝いに来てくれるんだよ。それで「とけー(時計)」は「とけえ」ではなく「とけい」なんだよ。っといったお話。

先生が楽しくお話を作って説明しているあいだ、
他の子はみんな先生を見て授業に参加しているのに、
マー君は机の上に寝そべるような姿勢で、
筆箱を鉛筆でつついて遊んでいる。
全然聴いてない。

「ではやってみましょう。」っとプリントを始める。

マー君のプリントをそっと覗いてみると、今先生が言ったばかりのところ、え段をのばすときは「い」を入れるといったのに、『え』を書いているマー君。

がっくり。。。


そんな調子で授業中ず~っと筆箱を鉛筆でつついて暇そ~~~にしているマー君。

先生の話は全然聴いてない。


今補聴器が片方壊れていて修理に出しているから、一つしかしていない。
そのせいで、先生の話がよく聞こえてないんだろうか?
先生がしゃべっている日本語がよくわからないんだろうか?
それとも、集中力がないんだろうか?
この分だとアメリカの小学校でも同じようなものかもしれない。

夫に言ってみる。

「ねぇ、アメリカの学校では授業参観はないの?マー君は授業を全然聞いてないかもしれない。」

「ねぇ、先生たちがマー君は本当に優秀ですよ~って言うのは、ただ親を黙らせるために言ってるだけじゃないの?信じちゃだめだよ。」

「ねぇ、こっそり授業風景を見に行ってみようか?」

「ねぇ、日本語教室でも、FM補聴器をつけたほうがいいかもよ。数千ドルかかっても、いいやつを買ってあげようよ。」

夫はあんまり気にしてない様子、「はいはい」とあしらってあまり取り入ってくれない。

むかつくなぁ~、切れる私!

「何で自分の息子なのにそんなのんきでいられるのよ。あの調子じゃマー君全然楽しんでないじゃない。辞めたいって言い出す日も近いよ。他の子よりできないのって辛いんだから。」

「でも本人が日本語教室が好きだ、楽しいって言ってるんだからいいんじゃないの?」っと夫。

どうしてこんなに無関心なの?腹が立つ腹が立つ。
それにしても、あのマー君の授業態度にはがっかりだわ。
あのぶんじゃぁ勉強ができるようになんて到底なれないわ。
勉強が好きになるどころか、学校に行くこと、教室にいることが苦痛になってもおかしくない。
登校拒否なんかになったらどうしよう。
マー君とじっくり話し合ってみよう。

それでまた夫に相談する。
ねぇ、マー君と話し合ってみようと思うんだけど。
それでも夫はやっぱりあまり関心がない様子。

「え~?何を~?」

「ちょっと、どうしてそんな無関心でいれるの?日本語教室だから?あのマー君の授業態度見たでしょ。全然先生の話なんて聴いてなかったじゃない。あの分だと、アメリカの学校でもあの調子よ、あんなんだったら落ちこぼれ間違いなしよ!!!」

もう、夫になんかたよってられない
マー君を呼んで訊いてみた。

「マー君、先生が言っていること聞こえてる?」

「うん。」

「先生が言っていることわかる?」

「うん。」

「みんな本読むのじょうずだったねぇ。日本語も上手だねぇ。」

マー君はにっこりと笑って一言。
「うん、でも僕が一番上手だよ!」


・・・・

あ、あっそう。

「そ、そうねぇ~、マー君がいっ一番上手だねぇ。うん、ママもそう思う、マー君がいっ一番上手。」

あ、なんか肩の力がガクッと抜けた。
ま、本人がそう思っているんだったらいいや。
心配する母がアホなのか?


なんかよくわからんけど、まぁ、これでいいことにしましょう。
天真爛漫でよろしい。
あんまり心配するのはやめよ。

体験入学申し込み

2010-04-17 14:11:01 | 子供
この夏に日本に帰ることにした。
夏は飛行機代が高く、4人だと飛行機代だけでも$4000以上かかってしまう。
それでも帰りたいと思った理由は、マー君を日本の小学校に体験入学させたいから。

当の本人は嫌がっているんだけど、アメリカとは全然違う日本の小学校を体験させてあげたいのよね。
だって、せっかく日本人の母親を持ったのに、日本を知らずに育つのは惜しい。
それに、日本の小学校で日本人の子の中に入ったら、彼の日本語も刺激を受けて伸びるのではないかっと。。。

今年を逃したら、日本語に差がつきすぎて、もっと難しくなるような気がしたから、どうしても今年入れたかった。


それで、日本語教室でお知り合いになったお母さん友達に体験入学について色々と聞いてみた


「学校によってすごく歓迎してくれたり、迷惑がられたり、拒否されたりずいぶんと対応がまちまちだから、まず行きたい小学校に問い合わせてみたら?」
っとのこと。

聞くところによると、田舎の学校のほうが珍しがって歓迎してくれるらしい。
東京は体験入学者が多いから迷惑がられる・・・とか。
特に港区ではあまりにも多すぎて全面廃止になったといううわさもある。

考えてみればそうだよなぁ、言葉もままならなくて、日本の文化もルールも良くわからない子供が数週間だけ来ては出て行かれたら、先生からしてみると迷惑極まりないよなぁ。

とにかく問い合わせてみることにした。

嫌われちゃ困るから、礼儀正しく礼儀正しく。
あまりアメリカかぶれしていると思わせたら、嫌われるかもしれない。
ここは純日本風に話そう。
特に気をつけなきゃいけないのは、カタカナ英語。
英語的な発音になったり、英単語を無理にカタカナ化して使ったりしないように気をつけなきゃ。

「お忙しいところ大変恐れ入ります。この春一年生になる息子がおりまして、この6月に体験入学を希望しているのですが、貴校では体験入学を受け入れていただけるのでしょうか?」

ドキドキ、なんていわれるだろう。

「あ、はい。息子さんは日本語はできますか?」

うわ、なれたもんだなぁ。
あんまりできないんだけど、できないなんていって拒否されたら困るから、ここはちょっと張ったりをかけよう。

「はい、問題ないと思います。」

はっきりと言ってのける私。でもちょっと・・・嘘はよくないよね。

「もちろん日本で育っている日本人の子供に比べると、少々劣りますが。」
これで大丈夫でしょう。

「お国はどちらですか?」
「アメリカです。」
「お子さんは日本に来た経験はありますか?」
「はい、ございます。2歳半のときに一度一ヶ月ほど滞在しました。」

そんな調子で矢継ぎ早に質問をされた。
本当に慣れたご様子。
でも結局滞在先が学区外ということで、教育委員会の電話番号を渡されてしまった。

じゃぁ、教育委員会に電話してみよう。

同じように電話をしてみると、こちらも大変慣れたご様子。
さっきの電話で聞かれたこととほぼ同じことを質問された。
ただ、ちょっと困ったのが・・・

「息子さんの生年月日は?」

「はい、2千・・・」っと言いかけて、や、やばい、西暦じゃだめでしょ。
あ、マー君は平成何年生まれなんだ?
もうアメリカに来て10年、年号を使わないからどうしても覚えられない。
まず、今年何年だっけ?
いやぁ~ん、こんなところでアメリカかぶれしているなんて思われたくないわ。
でも、わからないものはどうしようもない。

「あ~、申し訳ありません、2004年は平成ぃ・・・?」
息子の誕生日すら知らないのかこの母親は!
なんて思われたらどうしよう。。。

でもよかった、いい人だった。
「あ、そうですね。ははは。2004年はえ~っと、平成16年になりますね。」

よかった、嫌われなかった。
あ、もう一つ忘れちゃいけないことがある。

「あの、もう一つ、うちの子は補聴器を着けています。補聴器さえ着けていればとくに会話に支障はないし、こっちでも普通の小学校に通っているのですが、一応前もってお知らせしておいたほうがいいかと思いまして・・・。」
それを理由に断られても困るし、こんなんでどうだろうか。

あっさりと
「はい、わかりました。聞こえに問題がないのであれば、大丈夫だと思いますよ。」
あ、問題ないわけじゃないけど、これ以上色々いうと、拒否されちゃ困るから、黙っていよう。

結局そこの小学校と協議をした上で決めるとのことだった。

3日後協議の結果を聞きに再度電話をかける。
協議の結果は、問題なしとのこと、やった~~~。
よかったぁ~。
だめと言われたら、梅雨の真っ只中の日本で、いったいどうして毎日過ごそうかと思っていたところ。


っで、ためしに聞いてみた。

「体験入学を希望する人は多いのでしょうか?」

「そうですね、この時期は毎年50人ほどの問い合わせがあります。練馬区には約60校の小学校があるので、一校に1人か2人といったところでしょうか、珍しくはないですよ。」

うわ、そんなにいるんだ。
田舎育ちの私としては、体験入学なんて聞いたこともなかった。
やっぱり東京はちがうねぇ。
慣れているのもそれなら納得がいくわ。

っということで、問題なく受け入れてもらえることになった。

でも、どうなるんだろう。
マー君、大丈夫だろうか?




日本語教室入学式

2010-04-04 14:49:13 | 子供
今日は日本語教室の入学式。

面接を受けたときはどうなるかと思ったけれど、あれから一ヶ月ちょっと、毎日平仮名を書く練習をさせ、全部ではないけれどだいたい書けるようになった。


ちゃんと一張羅の洋服を着せて・・・。


一年生二年生3年生合同の写真。


マー君は右の端っこ。
ほとんどみんなハーフの子だねぇ~。

日本風の厳かな入学式。

マー君の日本語の名前を教えて、何度も何度も書く練習をさせたけど、自分の名前がわかるだろうか。。。

いすに自分の名前が日本語で書かれてあるのをみて、マー君大喜び。
あ~、良かった、自分の名前だと認識できた様子。

入学式の最後に先生が一人ずつ名前を呼び、呼ばれた生徒は「はい」っと返事をして立つことに。
え?マー君できるかしら?
一応昨日教えたけど。
「名前を呼ばれたら、はいって言うんだよ。」っと。。。。

夫も私を見て、「できるかなぁ。」

マー君の名前が呼ばれた。
1秒、2秒、3秒、「あ~だめだ。」
そしたら先生が合図を送ったのか、大きな声で「はい」
あ、できた。ほ


式は最初から最後まで日本語。
子供たちも日本語でお話。
書かれてある文字も日本語。
そしてその日本語を、ここに通っている子供たちは読める。
す、すごい。

なんだか胸がいっぱいになる。

式の後、先生に呼ばれて、補聴器のことを聞かれた。
完全に忘れていた私。
あ、そうだった、補聴器をしているんだった。
「子供たちに話しておきましょうか?」っとのこと。
確かにそうだわ、みんないったい耳に何をつけているんだろうっと思っているはず。
「あ、そうですね、お願いします。」
まぁ、少人数の教室だし、そう問題はないでしょう。

その後12時まで国語の授業があった。
早速出されました、たくさんの宿題。
プリント7枚。
毎日一枚することになっている。
それから教科書の音読。

日本の公立小学校で使われている、日本の教科書。
この教科書を毎日必ず音読すること。

担任の先生は日本の小学校に9年勤務し、サンフランシスコの日本語補習校で20年勤務したあと、この日本語教室の先生になったベテランの先生。
アメリカに住む子供の日本語の欠点をよくご存知の様子。

最後の保護者説明会での言葉が耳に残る。

「できるだけ学校の話をさせて、生活で使う言葉を超えた会話をして語彙を増やすように心がけてください。」

確かにその通り。
日本語が話せると言っても、「片付けなさい、さぁご飯よ、それとって」などの生活用語だけで、ちょっと違う話になると、語彙が全く足りない。
日本語に触れる機会が私との会話だけだから、生活を超えた語彙が全く増えない。

学校に行くことで、少しでも幅広いことを日本語で理解できるようになったら言いなぁと思う。

途中でやめていくこが多いらしいけど、
10歳までに身に着けた言葉は、一生の財産。
後になって後悔しても遅いんだから、絶対に挫折はしないわ、させないわ。

頑張るぞ!!!

たい君のイヤイヤ期

2010-03-08 14:20:25 | 子供
次男たい君は今2歳と3ヶ月。
第一次反抗期まっさかりの、何でもかんでもイヤイヤ期。

マー君の時もてこずったけど、たい君はマー君とは比べ物にならないほどの、暴れん坊で腕白坊主。
気に入らないことがあれば、ひっくり返って泣き喚く・・・これはマー君も同じだった。
でも、たい君の場合はここからがひどい。
親でも兄ちゃんでも先生でも、顔面を真正面から思いっきり叩く、叩く、叩く。
手当たりしだいモノをつかんでは投げつける。
欲しいおもちゃを貸してもらえなければ、蹴って踏ん付けてめちゃくちゃにする。

とにかく、親も先生もジジババもマー君も、お手上げ状態。

見ること聞くこと触れることすべてがお気にめさないたい君は、いつもいつも泣き叫んでいる。

しかもこの泣き声のでかいこと、でかいこと。

マー君はたい君が泣き出すとすぐに補聴器のスイッチを消す。
なんて便利なんでしょう。

そして今私の必需品は耳栓。

私より、たい君と一緒にいる時間の多い夫は、半育児ノイローゼ状態。

夫にも耳栓を買って来てあげたほうがいいかもね。
いつまでも続くわけじゃないから、耳栓をして我慢しましょう。

はやく大きくなってくれぇ~~~。

日本語教室

2010-02-26 13:15:34 | 子供
マー君はこの4月で日本にいれば一年生になる。
それで、4月からは日本語教室に入れようと考えている。

ここは補習校ではない。

日本人駐在人の子が日本に帰っても勉強が遅れないように、世界各国には補習校がある。
日本の教科書を使って、日本からきた先生が教えている。
国によって違うみたいだけど、アメリカの補習校はだいたい土曜日のみで、その土曜日に日本の小学校で習う一週間分を詰め込むんだから、半端な気持ちじゃついていけないらしい。

皆さん曰く、
「親も子も泣くよ。」

でも、日本に帰る予定はないうちの子供にとっては、その厳しさはちょっと行き過ぎとも言える。
国語を教えて欲しいけど、算数・理科。社会までむりやり日本語で詰め込まなくてもいい、そんな家族が増えてきた。

それでできたこの日本語教室。
元補習校の先生がやっているものの、科目は日本語のみ。

家から近いしこっちにした。


補習校が大変なのはうわさでよくよく知っていたけど、日本語教室は、少々日本語が下手な子でも入れてくると聞いてたので、ちょっと余裕をかましていた。

と・こ・ろ・が


「10分程度の簡単な面接をします。」

っと言われていたのに、実際は・・・
まずマー君だけ別室に呼んばれ、じっくり30分、質問・応答、読み・書きのテスト。
そしてその後30分みっちり説教されました。

「絵本を読めませんでした。お子さんに平仮名を教えてないのですか?」
あ~、一字ずつならかろうじて読めるようになったのですが、まだ絵本を読むほどには~~。

「平仮名を全然書けませんねぇ。」
あ~、やっと読みを教えたところで、まだ書くところまでは~。

「平仮名が書けないと、授業についていくのは大変難しいです。
6月までに平仮名は終わって、カタカナが始まり、すぐに漢字にうつります。
今の段階で絵本も読めないのは厳しいのではないでしょうか。」

うっわ~~。これって、思いっきり日本の小学校ベルじゃん。

「日本の教科書を使って、日本の学校と同じペースで進めていきます。」

あっそうか。だとしたら、そうだよねぇ~。
やっとかろうじて一字ずつ読めると言うのは厳しいか。。。

でも、私の日本人友達のお子さんたち、みんな平仮名読めないよ。
マー君読めるだけでもほめて欲しいなぁって・・・甘い?

しかも言われてしまった。

「一年遅らせて、一つ下の学年の子とスタートするというのはどうでしょう。」

え~、そっそれは勘弁してください。
一年遅らせたからといって、家では勉強しないと思うし。


「日本の小学校で毎日習うことを、土曜日だけでやるのですから、もちろん限界があります。それは宿題で補っていくので、親御さんの頑張り次第です。」

あ、やっぱり。

だれよ~、日本語教室は補習校に比べたらそう厳しくないって言ったのは。
めちゃくちゃ厳しいじゃん。

もう脱落しそう。

それで、条件を出された。

「4月までに平仮名を全部書けるようになること。」

それで、始まりました猛特訓。
っというのは嘘。

一日に一単語ずつ練習することにした。

まずは簡単な『くつ』
そして『うし』
そしたらマー君の方から練習したい単語を言い出した。

次は『くるま』がいい。

この調子、この調子。


そう言えば、ちょっと面白かった話。

「マー君、今日は『とり』ね。っで、明日は『あひる』」
「だめだよママ。アヒルは鳥だよ、違うのじゃなきゃ。」

あれ?
あ~、ダブらないように単語を選ぼうと確かにママは言った。
マー君にとっては鳥とアヒルはダブってるんだ。

かわいいな。

っということで、我が家では毎日平仮名の特訓が行われています。
頑張るぞ!!!

平仮名

2010-01-13 15:01:12 | 子供
私たちがもし日本に住んでいたら、マー君は今年の4月から1年生になる。

もう、一年生かぁ~~~。

しかし、未だに平仮名が読めない。
アルファベットは1歳半で読めるようになったのに。
英語は大文字も小文字も全部かけるし、今ではキーボードを使ってタイプもできる。
やっぱり環境って大きいのネェ。

これまで何度かやり始めても、マー君のやる気が全くなく、私も無理にはやらせようとせず、挫折してきた。
いや、そんなことを言ってはいられない、これは100%親の怠慢。
よし、私が仕事復帰までに平仮名を全部制覇するぞ!っと始めました。

早い!早い! 覚えるのがすごく早い。
一回見せたらだいたい70%覚える。
二回見せたら、ほぼ100%
一日10分程度やるだけで、一行できるようになる。
す、すごい。
もうすぐ6歳になるマー君。
あんまり小さいときに始めるより、5.6歳まで待ったほうが楽かも、な~んて思っている私。
あっというまに、全部覚えちゃいました。

覚えたら今度は使いたくなる。
今まで買い与えていた(けど使わなかった)平仮名で遊ぶおもちゃを引っ張り出してきて遊ぶマー君。

あ~、嬉しい。
私の子供はやっぱり日本人よ。

マー君は平仮名がよめるぞ~~~。やった~~~。

たい君の学校

2009-11-08 03:06:54 | 子供
マー君の学校を決めるのに、難聴を最初に考慮せざるを得なかったけれど、
たい君には日本語もできるようになって欲しいと願う私。

お友達のるみ子さんに誘われて、最近バークレーにできたばかりのバイリンガルスクールを見に行ってきた。

ここは日本語・中国語・英語の私立学校。
とは言っても3ヶ国語やるわけではなく、
日本語クラスと中国語クラスに分かれるらしい。

3歳までは日本語も中国語も同じクラスで、3歳から分かれるようだ。
3歳から小学校入学までは、午前中が日本語又は中国語のみで、
午後は英語。
英語のときは、どちらのクラスの子も一緒になる。
小学校からは、午前が英語で、午後から分かれる。

校長先生の話では、
「私たちが目指すのは完全バイリンガルです。
他の多くのバイリンガルを看板にあげている学校のように、
ただ『外国語に触れさせる機会を与える』程度ではありません。
学校内で、英語のクラス以外での英語の使用は禁じています。」

だれかが、「あの学校は厳しいわよ~~~」っと言っている意味がわかった。

でも、私はそっちのほうがいい。

日本語ができるって、何をもってできると言うのか。
アメリカ人はみんな、マー君のことをバイリンガルだ、日本語ができるともてはやす。
本人も日本語ができると思っている。

でも私からみれば、マー君の日本語なんてでたらめであんなの日本語じゃない。
語彙だって英語に全然付いていってないし、
文法だってめちゃくちゃ。
読み書きどころのさわぎじゃない。

たい君だけでも日本語ができるようになって欲しい。
将来役に立つからというよりも、ただただ親子で不自由なく会話がしたいだけ。

たい君をこの学校に入れたい。

月謝は一月約$1600。
それに諸所の費用が加わって、年間約$20000。
日本円でいうと年間約200万といったところだろうか。

高いけど、無理な額じゃない。


それにお金の問題じゃない。

日本行きをあきらめたのは、日本の長い勤務時間を考えると家族の時間がなくなるから。
私たちは日本に住むという魅力よりも家族の団欒を選んだ。

だから今はお金よりも、親子の絆に不可欠な私との共通言語を選びたい。
そして心の通った会話がしたい。


夫は全面的に賛成してくれた。

ただ、、、送り迎えが問題。特に朝の送り。

バークレーと言っても、オークランドの境で車で片道15分から20分かかる。
マー君のスクールバスが来る時間や私の出勤時間を考えると、
はっきり言って毎朝送るのは無理だ。

問題は私がサンフランシスコまで電車通勤しているせいだ。
もし、たい君を降ろしてそのまま車で通勤できるんだったら問題ない。

転職・・・しますか。

辞めたい辞めたいといいながらこれまで続けてきた会計監査の仕事。
小さい子供をもつ母親がやる仕事じゃないのは百も承知で今まで無理してきた。
そろそろ潮時。

よし、転職しよう。



自転車

2009-06-29 06:45:58 | 子供
マー君が補助なし自転車に乗った。
しかも、突然。

いや、突然でもないかな。。。

数ヶ月前、自転車の補助を取ってくれとマー君が頼んだものだから、一度はとってあげたものの、そのときは乗れなくてまたすぐに補助をつけた。

それから、しま次郎のビデオのなかで、自転車の練習をするシーンを見て、また補助をとってくれというものだか、また取ってあげた。

そしたら、すいすいと乗り出したからびっくり。

本当に練習してないの。

私なんて、補助なし自転車の練習のためにどれだけ泣いたことか。
こんなに簡単に乗れるものとは思っても見なかった。
男の子って、こんなものなのかしら。
運動神経がいいのねぇ。

あっというまにすいすいと乗りこなし、自転車が大好きになったマー君。
得意になって事故を起こすんじゃないかと心配。

ま、少々転ぶくらいはいいけどね。