白杖のトライリンガル

難聴だけじゃない?網膜色素変性症を併せ持つアッシャー症候群の息子達の日常を母の目からつづります。

レゴでニューヨーク

2016-12-29 23:00:16 | 子供
男の子のが生まれてわかったこと。
男の子のおもちゃは面白い。

中でも一番面白いのはレゴ。

このクリスマス休暇、私の希望はスキー旅行ではなく「レゴで遊ぶこと」。

何もかも忘れて無心になってレゴを作る。
それが私の幸せ。

んで、有り合わせのピースを使って作りました、ニューヨーク!



作り方はインターネットで見つけたもの。

三男が一言。

「ママー、サンフランシスコ作ったの?かっこいいー」

「いや、ニューヨークなんだけど。」

「サンフランシスコにあるニューヨーク?」

んな、ラスベガスじゃあるまいし。

「だからサンフランシスコじゃなくてニューヨーク。サンフランシスコよりもっと大きな街だよ。」

「ふーん」

わかったのか、分かってないのか?

数分後歌を作って歌い出した。

My name is sky scraper, I'm the second building from Golden Gate Bridge♪

おいおい、それじゃサンフランシスコじゃないか。

だからこれ、ニューヨークなんですけど。

お気に入りのプレゼント

2016-12-27 16:51:35 | 子供
子供が喜ぶプレゼントは、値段とは関係ないなーっと思う。

三男が今回一番喜んだプレゼントは、太陽系惑星の模型。
確か5ドルくらいだった。

箱に載っていの説明をちゃんと読んでなくて、自分で色を塗らなくてはいけないことに後で気づいた。

くそー、こういう細かいのは私の仕事。

一時間くらいはかけただろうか。
私の会計士としての時給を換算すると、最も高いプレゼントだったかもしれない。

そういうケチ臭いことを考えるのはやめましょう。

次男のお気に入りは、デジタル腕時計。
14ドル。

長男のお気に入りはなんだろう、この年齢になるとあからさまに喜ばないから面白くなくなってくる。

子供たちのおばさんから、なんとレゴのトレインセットが届いた。

これって買うと200ドルくらいするんだよね。

実はこれにはちょっとした裏話がある。

おばさんが勤めているお店で、返品されたものらしいけど、箱はボコボコだし、中の袋も一つ開けたあとがあるとかで、売り物にならないから、お店が従業員に1ドルで売ったんだって。

おいしいーーー。

子供たち、あまりにも興奮して、箱のことなあんて気づきません。

最高の1ドルプレゼントだったかも。

まーっと言っても、やはりお金はいっぱい使いましたけど。。。


クリスマス

2016-12-27 08:26:27 | 家族
クリスマスです。
プレゼントです。
子供たちが一番楽しみにしている日。
アメリカと言えど、我が家はあまり宗教色がない。
子供たちは、サンタクロースの日としか思っちゃいない。

まぁーそれはいい。

今年も派手なクリスマスをしました。

このプレゼントの山。


これだけ買い集めるのにどれだけのお金と労力を費やしたことか。

プレゼントを山積みにして派手に見せるのが夫の実家のやり方。

それで私も頑張っているのだけど、中身はと言うと 、実はプレゼントらしくないものもいっぱい。

まず、靴下、下着、パジャマといったどうせ買わなきゃいけないもの。
缶ビール1ダース、コーヒー、海苔など 食べ物や飲み物。
ノート鉛筆消しゴムなどの文具。
そろそろ買い替えが必要なキッチン用品。
等など、3ヶ月くらい前から買いたいものを我慢して、すべてこの日にプレゼントとして並べるのです。
長男の冬用ジャケットが小さくて新しいのが必要だったけど、プレゼントにするために、クリスマスまでフリースで我慢させていたという、なんて母親。

こうして今年も山積みのプレゼントで、派手なクリスマスをしました。

アメリカの職場

2016-12-21 19:50:05 | 仕事
アメリカと日本の職場環境は随分と違う。

もちろんアメリカの中でも会社によって随分違うし、場所によっても違うけど、日本ではないだろうなーっと思うのが、犬を会社に連れてくること。

これはクライアント先。


私の会社はサンフランシスコのオフィス街だから、さすがに犬を連れてくる人はいないけど、赤ちゃんを連れてくる人はよくいる。うちの事務の人も一年以上赤ちゃんを連れて来て仕事してた。誰かが交代で子守をしなきゃいけないんだけどね。

日本じゃ、あまりなさそうだよね。

面接の結果

2016-12-17 22:46:23 | 子供
言われることはわかっている。

「う~ん、この日本語力じゃちょっと厳しいですねぇ」

そういわれるに決まっている。

長男の時も、そうだった。

次男の時なんて、6歳では入れずに、一年浪人して入学した。

そして三男、一番日本語力がない。


こうなったら、強引に入れてもらうしかない。
あー言われたら、こう言おう。
しかし、こう言われるかもしれない。
そしたら、あー言おう。
などと、いろんなシミュレーションを考えて臨む私。

面接が終わり、私が中に呼ばれる。


え?

先生方意外に笑顔。

「上手にお名前が言えました。」
「お誕生日も言えました。」
「お名前もちゃんと書けました。」

はい、はい、わかってます。
だって練習して来ましたもの。

「ひらがなもだいたい読めるみたいですね。」

はい、それも大丈夫。

「ただ、語彙が少ないですね。」

う、きたぁ~。だめ・・・かな。


「でも、半分はこたえることができましたよ。」

お~、やるじゃん。


「ま~、最初のうちはお母さんの援助が必要になると思いますが、とりあえず四月から初めてみますか?」

お!やった~。ってことは合格?


あきらめずにやってみることだ。
せっせと作ったカード、無駄じゃなかった。


今日はお祝いだね!






三男の日本語

2016-12-16 17:52:59 | 子供
三男は来年三月で6歳になる。
すなわち、日本では小学校に入る年齢。

もちろん三男にも日本語教室に通わせるつもりだけど、はたして入れてもらえるだろうか。
入れてもらうためには面接で合格しなければならない。


兄ちゃん達の経験から、面接で何をするかだいたいわかっている。
すごく基本的なことしかきかれない。
でも、その基本的なことが、アメリカで育つ子供にとっては難関なんです。


1, 日本語で名前を書かされる

たぶん、これは大丈夫。何度も練習したから。


2、平仮名の読みテスト

本を読まされる。主語のあとの「は」をはと読んじゃうけど、まーそのくらいならいいでしょう。
平仮名を読むことはそう難しいことではない。


3、簡単な質問に答える

「お名前はなんですか」
「お誕生日はいつですか」
「何人家族ですか」
など。

ここにくると、ちょっと厳しくなってくる。
それでも、思いつく質問を何度も何度練習しているから、まー全く答えられないということはないでしょう。



4、語彙の問題50問

これがかなりやばい。
語彙がなさすぎる。

三男の話し方といえば
「ママー、お兄ちゃんがぼくのフェイスにピロー(枕)をスローした(投げた)。」
と言った感じ。


動物の名前は犬と猫くらい。
牛 、馬、ネズミ、キリン、ぞうなどは聞いてわかるけど言えない。


果物はりんごとバナナくらい。
いちご、なし、スイカ、みかん、メロンなど、どれも言えないだろうなー。


身近なものも聞かれる、お箸、お茶碗とか。
昨日試しに聞いてみると、お箸を「おかし」と言う始末。



う~~~ん、これはやばい。


三番目ともなると、親より兄弟同士での会話の方が多くなる。
好きなテレビも、兄ちゃんたちが見るものを好むようになってきたし。

日本語はあきらめようかと何度も思った。

でも、でも、私が残してあげられる財産なんて日本語くらい。
今ここであきらめて学校に行かなかったら日本語を捨てたも同然。


よし、やるしかない。


サンフランシスコの紀伊国屋書店に行って、ひらがな練習の本を数冊買ってきました。
絵の名前を平仮名で書きましょうという練習がいっぱい載っているやつ。
しかし、書いてる暇なんてない。
本をばらばらにし、片面をカラーコピーして、
本に載っているすべての絵や写真を切ってカードに貼って
約200枚に及ぶ、単語カードを作成。



約一週間、逃げる三男を追いかけては、練習しました。

「はい、これは何?」

「知らないよ。」

「これは山、や・ま・ほら言ってごらん や・ま」

「やぁま」

変な発音だけど、まぁいい。

「じゃ次はこれ、なぁにこれ?」

「ぼごー」

「違う違う、ぼごーじゃなくてぶどう。ぶ・ど・う。ほら言ってごらん。」

「ぼどー」

「ぼじゃなくて、ぶ。ほらもう一回、ぶどう、ぶ・ど・う」

つぎはちょっと難しいなぁ。
「これは何でしょう。(冷蔵庫の絵)」

無言で冷蔵庫を指さす三男。

「そうそう、それ。日本語でなんて言うの?」

そこに長男が口をだす。

「え~っと、何だったっけ?」

は?本気で言ってんの?

あ~(溜息)

そう、そうなんです。
甘くないんです。
日本語教育は忍耐です。

そして、いよいよ明日が面接。さてどうなることか。






人工内耳

2016-12-16 08:40:04 | 難聴・手話
人工内耳の技術がずいぶん進んだなっと感じる。

人工内耳とはデバイスを頭に埋め込み、マイクが捉えた音を微弱な電気信号にかえて、脳におくるもの。

長男がCEIDに通っていたころ、人工内耳手術をしても、聞こえるようになる子とならない子がいた。
聞こえるようになっても、その子の発音からあまり明瞭には聞こえてないのがわかった。

あれから10年。医療技術とテクノロジーの両方が進歩したのでしょう。
人工内耳をした子供たちは、普通に聞き普通に話し、傍から見る限りでは何の不自由も感じさせない。
原因によってはまだ、人工内耳が不可能である子供たちもいるらしいけど、言葉を操ることのできない聾者は、将来ほとんどいなくなるだろう。

同じ技術を目に適応したものがある。
カメラで捉えた映像を、微弱な電気信号で神経がやっているのと同じように脳に伝えるのだ。

でもこっちは、まだまだ始まったばかりの段階。普通の見え方とは遠くかけ離れているらしい。
それでも全盲だった人が手術後、なんとなくものの影がわかるようになったというのは、大きな進歩だろう。

将来、盲者や聾者がいなくなる日が来て欲しい、いや、きっと来る。

人工内耳の技術が10年で随分と進歩したように、人工網膜だってきっと進歩するはず。

次男の誕生日

2016-12-05 06:32:14 | 子供
今日は次男の誕生日。
早く帰ってご馳走を作るために、6時から出勤して仕事をするママ。

思えば9年前も仕事に追われてたよなー。
生後2ヶ月もたたないうちに仕事復帰。
産みステ状態です。

そういえば三男の時は生まれる前日までフルで仕事してたよなー。

今日で9歳。

相変わらず機械好きで、将来は電気工学を勉強してエンジニアになりたいという次男。

将来が楽しみ。応援してるよー。