白杖のトライリンガル

難聴だけじゃない?網膜色素変性症を併せ持つアッシャー症候群の息子達の日常を母の目からつづります。

写真の整理

2008-01-30 15:37:08 | その他
育児休暇中最後のプロジェクトは『写真の整理』
子供のために是非アルバムをつくってあげたいっと思うものの、なかなか時間がなく手をつけないまま、気付けば4年。
そう、マー君が産まれてからこの方、写真を撮るばかりで一度も整理をしたことがなかった。

デジカメで撮るから、惜しめもなく撮りまくる。
でもすべてパソコンに入っていて、バックアップもしていなければプリントもしていない。
この膨大な量の写真のなかからプリントするものを選びアルバムに貼るという作業は大変な時間を要する。

プリントした写真の数なんと500枚超。

昨日と今日2日かけてアルバムを一冊仕上げたものの、使った写真はたった120枚、やっと2004年が終わっただけ。
あと3年分。
今終わらせずにまた後回ししたら、何年後になるか分からない。
それでも写真は撮り続けるから。。。わ~考えただけでも恐ろしい。

それにしても、1年にアルバム一冊使っていたら、18歳までに18冊必要じゃないか!
ちょっと撮りすぎ。
もっと選んでプリントするべきだったかも。

でも全部かわいいのよねぇ。
あ~、今は子悪魔のマー君も、あんなエンジェルだった時代があったのねっとしみじみ感慨にふける。

教訓「年に一度は写真の整理をしましょう」

ベビーシッター2号さん

2008-01-30 15:23:25 | その他
臨時ベビーシッター2号の面接をした。
この人もベイスポを見て応募してくれたうちの一人。
家が近いという理由でこの人を面接することにした。
前回同様面接と言っても断る気はまったくなし。

土砂降りの雨の中を歩いてきてくれた。
近いと言っても歩けば15分はかかる。
彼女は運転免許を持ってないらしい。

私は募集広告の最後に以下の一文を入れた。
「経験不問、運転免許不要、子連れ可」

普通これらの一つでも当てはまると、仕事にありつくのが難しいのを私は知っていたから。
臨時1号さんも「運転免許不要」という言葉に飛びついてきたそうだ。
2号さんもどうやらその手のようだ。

歳の頃は30歳前後。
語学学校に通う学生さん。
アメリカに来てまだ2ヶ月。

音楽をやっているというので、私の友人Shokoさんの話をすると、彼女を知っていると言う。
しかも今使っている楽譜は彼女がこっちにいるときに使っていたものだとか。
は~~、なんとも狭い世界ですなぁ。
みんなどこかで繋がっている。

今後も長くお付き合いしたいので、出来ればアメリカ永住者がよかったけど、いい人そうなので2号はこの人にきまり。


それから、6月から行くことになる保育所も見つかった。

「乳幼児を預かってくれるところは少ないから、妊娠したらすぐに申し込まないと入れない。」
とみんなが口を揃えて言うのにもかかわらず、私はのんびり構えていた。

今になって、電話する所する所どこもここも「8ヶ月から12ヶ月待ち」との返答に焦っていたところ。
でも最後の一つに電話をすると、あっさり「空きがありますよ~」っとのこと。
しかも、家から一番ちかい保育所。
歩いて5分。

早速見に行った。
質素だけれど、清潔でなかなかいい。
雨の日はお隣の大きな体育館を使えるというのもおいしい。
即決して手付金を入れてきた。

なはは、どうにかなるもんだ。

これで泰君のことは心配せずに仕事復帰できそうだ。

手話クラススタート

2008-01-26 03:32:16 | その他
今日からまた近くのコミュニティーカレッジの手話クラスを受けることになった。

2年前レベル1と2を取って、レベル3を始めたのだけど、ちょうど仕事も始まり続けられなくなったので途中で止めてしまった。
夜のクラスは6時30分から始まり、仕事をしているとその時間には間に合わないため、もう受けるのは無理かと諦めていた。
それにマー君もよくしゃべるようになり、無理してまで手話クラスを受けつづける必要性を感じなかった。

それが最近マー君の聞き返しが多くなり、やはり手話は必要だ!っという考えで夫と一致。
パートタイムで仕事をするこの機会を利用してクラスを受けることにした。

クラスを受けると一口でいっても、手話サークルなんかとは違うちゃんとした短大の授業。
1回3時間の週2回、すなわち週6時間の授業。
乳幼児と、わがまま放題の4歳児をかかえて、夫婦共働きをしながらこのクラスに通うのは易しいことではない。
しかも、大量の宿題がでる。
宿題をやるのにこれまた1日2~3時間はかかる。
テキストを読み、ビデオを見ながら問題を解き、リサーチしてレポートを書き、決められた題材について手話で説明しそれをビデオにとって提出、それからDeafの人にインタビューしたりと次から次へと出されるプロジェクトや宿題。
そしてグループでやるプレゼンテーションと中間期末の試験。
すごく上達するけど、すごく大変なのです。
趣味で続けることが出来るような代物ではない。
本当に続けられるか分からないけど、とにかくやってみることにした。

だって、マー君の聞き返しの多さに、私達もマー君自身もイライラがますばかり。

いつ頃から聞き返しをするようになっただろうか。
はっきり言って最近のことだ。
2~3ヶ月前までまったくと言っていいほど聞き返しはなかった。
それは聞こえていたからではなく、聞こえないものに関して興味を示さなかったというか、聞き取れなければ無視していた。

それが少し成長して、相手が今何を言ったのか気になるようになったのだろう。
喋ること一言一言に対して聞き返すといっても過言ではないほどの聞き返しの多さ。
補聴器をつけていなかったら全く会話にならないものだから、朝起きたらすぐ、お風呂のあともすぐにつけるようになった。

何度も何度も同じことを聞き返すときは、ついつい怒鳴り声になってしまう。
何度でも言ってあげなきゃいけないとはわかっているものの、いつもいつもになると面倒で3回くらい言ったら4回目は「もういい」となってしまう。
そしたらマー君は激怒、「きーーーっ」っと叫びだす。

そんなとき、単語一つでも手話を加えると全然ちがう。
まったく聞こえないわけではないから、一つカギになる言葉があれば前後は想像がつくようだ。
ジェスチャーを使うのももちろん助けになる。
だから前文すべて手話るのではなく、ジェスチャー兼手話のような使い方で十分。
でもそのためには手話の語彙が必要。
それでこの手話クラスを取ることにした。

これから大変になるけど、頑張るぞ!

見つかりました

2008-01-24 09:32:37 | その他
ベビーシッターをしてくれる人が見つかった。
お友達の郁子さん。
1歳2ヶ月になるお子さんがいて、ずっと家にいるのもなんだからそんな仕事がないか探してたんだって。

なんてぐっとタイミング。

実は郁子さんが決まってすぐ、ベイスポに前申し込んでいたベビーシッター募集の広告が載った。

ベイスポはサンフランシスコベイエリアで発行されている日本人向けの日本語無料誌。
興味を持ってくれる人なんているのかと、すっごく不安だったんだけど、蓋を開けてみれば予想をはるかに上回る応募でびっくり。
20人くらいはコンタクトしてくれただろうか。
なぁんだ、あんなに心配することなかった。

郁子さんが来られない時のために、臨時を確保しておくことにした。
それで今日1人面接。

面接といっても初めから断る気はない。
説明と言った方がいいかもしれない。

Eメールの文面から、すっごくいい人そうだったので彼女にした。
それと、こんな仕事でも「どうしてもやりたい、やらせてくれ。」という気持ちが文面ににじみ出ていた。

話をしてみると、それもそのはずアメリカン人と結婚してこっちに来たばかりで、まだビザが下りてないから仕事に就けない。
旦那さんは収入の安定しない仕事で、家賃も払えない時があると言う。
おいおい大丈夫かこのねぇちゃん。

それでもいい人そうだったので、彼女を臨時一号にした。

かくしてベビーシッターはどうにか確保できました。

ベビーシッター

2008-01-22 09:11:01 | その他
2月1日から仕事復帰だ。
っと言っても、家で仕事をするし、50%の4時間しか仕事をしない(ことになっている)。

辞めようかとずいぶん悩んだけど、ブランクが出来るのは嫌だったし、自分のクライアントを他の人に取られるのも嫌だった。
でも少しでも長く赤ちゃんと一緒にいたい。
それで、この一日4時間家で仕事をするという案を思いついた。
人材が少ないこの業界、そして最も忙しいこの時期、少しでも仕事をしてもらいたいと、会社側はすんなり承諾。

家で仕事をするとはいえ、赤ちゃんがいると仕事に集中できない。
よく寝る子で午後はほとんど寝ているから、ベビーシッターなどいなくてもどうにかなるかなぁっと思ったけど、でも電話をすることが多いので、おおなきされては困る。
それで悩みに悩んだ結果ベビーシッターを雇うことにした。

仕事復帰すれば、州から支給されるお金は打ち切られるし、50%しか働かないんだったらお給料も50%で少ない。
その上ベビーシッターを雇えば、はっきり言ってかなりの損になる。

実は少しグランマを当てにしている部分があった。
マー君のは結構見てくれたグランマ。
でも今回は、はっきりと
「私を当てにしないでね。たまに見るのはいいけど数時間が限度。フルタイムは絶対に出来ないから。」
っといわれた。

それでも一日4時間くらいだったら週に何日かはみてくれるんじゃないかと、甘い考えでいた私。

甘かった。

グランマとグランパは、2月と3月はヨーロッパへ。
なんで一番赤ちゃんを見て欲しい時にそんな計画を立てるんだよ!!!

当てにする私が悪いのかもしれないけど、でも、普通当てにするでしょう。
だって、親が近くに住んでいていいことって、子供を見てくれることくらい。。。
あ、少し口が滑っちゃったかしら?

そういうことで、お金を払ってベビーシッターを雇わなければならなくなった。
ベビーシッターの相場は時給$10から$15。
結構高い。
こんな寝ている子の横で本を読んだりテレビを見たりするだけなのに、なんで???
時間の束縛代ということなのでしょう。

それでベビーシッター探しが始まった。

どうしても日本人がいい。
日本語で募集のビラを作って、近くのアダルトスクールの掲示板に貼りに行った。
アダルトスクールには、駐在員の奥さんなどたくさんの日本人が英語を勉強に来ている。
きっとだれか興味を持つだろうと思ったんだけど、

「そんなのを貼ってはいけません」
っと断られてしまった。
ガーン。

じゃぁ、日本人数人に配ったらどうかと、クラスが終わる時間に行って待ち伏せししてみた。
でも日本人らしい人がなかなか出てこない。
韓国人がいたので、理由を説明し知り合いに日本人はいないか訊いてみた。

「男ならいるけど」
男じゃちょっとなぁ。。。アダルトスクールはあきらめることにした。

そしたら彼女がUC Villageに貼ったらどうかと提案してくれた。

UC VillageとはUC Berkeley関係者が住んでいるちょっとした団地のようなところ。
博士課程で勉強する人や、研究で短期間来ている学者さんなどが多く住んでいる。
奥様は労働ビザがないので、こういうベビーシッターなんかをしたい人は多いはず。
それでコミュニティーセンターという公民館みたいなところにビラを貼ったのだけど。。。
何の反応もなし。

2月1日なんてもうすぐなのに、本当にベビーシッター見つかるのかしら?
ちょっとのんびりしすぎていた。
もっと早くに動くべきだった。。。

もう1個入ってるの?

2008-01-22 07:56:34 | その他
お風呂を改築してから、子供とお風呂を楽しめるようになった。

昨日マー君と二人で湯船に浸かっている時のこと。
私のお腹の辺りをまじまじと見るマー君。

「ママのお腹大きいねぇ、赤ちゃんもう1個入っているの?」

何!?

くぅ~~~、子供を産んだらそう簡単に元には戻らないんだよぉ。

ダイエットして見せるわ!

親ばか

2008-01-18 07:45:17 | その他
今回はちょっと泰君の写真を載せてみることにしました。

泰君はマー君と違って色黒なんだけど、ダディーに似たのかお目めぱっちりで、まつげが恐ろしく長いのよね。
っで、やっぱり私にも夫にも似てない(;^_^A




こんな同じような写真をたっくさん撮っている私はやっぱり親ばかねぇ。


一ヵ月半で、体重は生まれた時の倍近くになりました。プクプク

育児ノイローゼ

2008-01-11 03:42:39 | その他

マー君は泰君のことが大好きの様子で、いつも「泰君かわいいねぇ」と言って覗き込んでいる。
でも、親の注意を独り占めできないということに対しては、それが泰君のせいだと結びついてないだけ、まだ自分の中で整理できてないようだ。

赤ちゃんが産まれると、上の子はあかちゃん返りするなんてよく言うけど、マー君の場合そんなかわいいものではない。

マー君の場合、徹底的に親の言うことを聞かないという作戦に出たからこっちは地獄。

「男の子は少し元気がいいくらいがちょうどいい」なんて思っていたけど、ここまでひどいと親はノイローゼになりそう。

ご飯を食べさせるのも、お風呂に入れるのも、着替えさせるのも一苦労。
だって、何を言っても「いやだ!」の一点張り。

一番困るのは朝。
夫は仕事でいないし、時間はないしで、毎日がバトル。

「起きなさい」と言って素直に起きるマークんではない。
「食べなさい」と朝食を食卓に出すと、
「こんなの嫌だ~、チョコレート、チョコレートが食べたい」と叫びだす。
もちろん朝からそんなもんを許すわけにはいかない。

「朝はちゃんと朝ご飯を食べなきゃダメよ。チョコレートはおやつ。おやつの時間になったらあげるから、ね。」
「いやだぁ~~、今、今がいい。今食べたい。」
時間がないからイライラする。
「早く食べなさい。」
「嫌だ~~~。」
「じゃぁ、食べなきゃいい。後でお腹がすくのはマー君なんだから。じゃぁお着替えしてちょうだい。」

わ~、ぎゃ~っと泣き叫んで食卓から離れない。
時間が過ぎていくから、こっちはイライラ。

なんとか朝食を取らせて、次は歯磨き。
もちろん、「嫌だ」の一点張り。

しかると余計に聞かなくなる。
アンパンマンの指人形をはめて、
「アンパンマンが歯磨きしてあげるぅ~」
と言ってみたり。

「歯磨きしないと、歯がくろ~くなって、虫歯になってすっごく痛くなるんだよ。」
っと説得してみたり。

でも一番大変なのは着替えさせること。
これは毎日が戦い。

「ほらぁ~、このシャツかっこいいなぁ~。これをきたら女の子が『マー君素敵』って言うよきっと。」
「ほらぁ~、このズボンにはポケットがついてるよ。ポケットに何入れたい?」
昔はこれで結構その気になってたマー君も、今では無視。

アンパンマンやゾウさんの指人形を使っても、ダメ。

時間だけが過ぎていく。

「いいかげんにしなさい。遅れるから早く着替えて!」
ついに怒鳴ってしまう。

もちろん聞かない。

こうなったら力ずく。
でも、マー君は力が強い。
頭をシャツに無理やり通しても、手を通す前に、脱いじゃう。
ズボンなんて、足をバタバタさせるからとてもはかせることなんて出来ない。

こっちも負けるわけにはいかない。
4歳の子と本気で取っ組み合いの喧嘩。
押さえつけて着替えさせようとすると、「ぎゃー」っと叫んで噛み付いてきたりする。
体罰反対の私でも、これには手が出る。
しかし叩くと余計に暴れて手のつけようがなくなる。

「もう知らない。」
っとマー君を放って家を出るふりをする。

もちろんマー君は火がついたように泣いて追いかけてくる。
数十秒して「ママはココよ、お着替えしてちょうだい。」っと出てくると、
「何だいたのか。」
っと、けろりとした顔で少しも懲りてない。

「お着替えをしてちょうだい」
「嫌だ。」

最後の手段を取るしかない。

「言うこと聞けないんだったらそのまま行けばいい。」
っと無理やり引きずって裏庭に放り出してドアを閉める。
ドアをバンバン叩いて近所中に響き渡るほどの大声で泣き叫ぶマー君。
「お着替えする?」
「嫌だ!」
「嫌なら開けてあげない。」
「うわぁ~、あけてぇ~。」
「お着替えする?」
「する。」

こうしてやっと着替えさせることに成功。

でもこの後、補聴器をつけるのもバトルで、車に乗せるのもバトル。

こんなことを毎日やっている私達。
いつ近所の人が虐待の疑いで警察に通報するか気が気じゃない。

しかるのは逆効果なんていうけど、じゃぁ言うことを聞かない子をどうしたらいいんだ。
時間がある限り、ひざに座らせて本を読んであげたり、抱きしめて「マー君かわいい、マー君大好き。」等といってあげているけど、このイヤイヤは少しもおさまらない。

もう疲れ果てて、ノイローゼになりそう。
だれかいい案があれば教えてください。

あけましておめでとうございます

2008-01-03 07:34:19 | その他
新年明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

アメリカにいて、一番物足りないなぁっと感じるのがお正月。
日本のような厳かな感じが全然ないし、年末の大掃除や御節作りも手を抜いてしまう。

でも、毎年必ずと言っていいほど、誰かにお呼ばれするものだから、御節を全く食べないということもない。

今年はお友達のるみ子さんにお呼ばれして、図々しくも大晦日と元旦2日に渡ってご馳走になってしまった。

るみ子さん、どうもありがとう。


そして、物足りないと感じる理由のもう一つは、三箇日休みじゃないこと。
今日(1月2日)は、夫は出勤、マー君もCEIDに行きました。

こうして迎えた2008年、今年はどんな年になるかしら。