白杖のトライリンガル

難聴だけじゃない?網膜色素変性症を併せ持つアッシャー症候群の息子達の日常を母の目からつづります。

網膜が意味するもの

2017-02-17 06:52:54 | RP
今読んでいる小説の一節に、こんなものがあった。

薄暗い部屋の中、主人公の女がカーテンを開けると、そこにいた男が慌てて目を覆う。

「すまないが、カーテンを少し閉めてくれないか。網膜に問題があって光に目が弱いんだ。」

それを聞いた主人公の女は心の中で思う。


「網膜に問題があある人は、いずれ失明する。」


なんか今更ながら、そっか、網膜に問題があある人は失明するんだ。。。っと思った。

その一節が頭から離れない。


網膜という響きは、なんだかどよーーーんと暗く、おもーい印象がある。

網膜の問題は治らない、手の施しようがない、そのメッセージが暗に含まれていて、網膜と聞くと失明を連想させる、おそらくだから重い響きを漂わせているんだろう。

この小説が書かれた時には、治らないものだった。
たった十数年か二十年前のことだ。

今もまだ治らない。

でも、あともう1歩で治療法が生まれ。私はそう信じている。

網膜と聞いても失明を連想させなくなる日がきっとくる。

きっと。

疲れがとれない

2017-02-09 06:40:14 | 仕事
アメリカ人は日本人に比べると就業時間は短いと思う。

私はクライアント先によく出向くので いろんな会社を見るけど、どれもこれも社員の殆どは9時過ぎにバラバラと出勤して、5時には誰もいない。

絶対8時間働いてない。

でも、中には残業の多い業種もある。

その一つが私がやっている会計士の世界。

私の平均就業時間は10時間から11時間。
通勤時間を含めると13時間近く拘束される。

朝7時から夕方6時まで働いて、7時頃帰宅。

それから急いで夕飯を作って、夕飯は8時。

片付け、洗濯、お風呂、夜やることはいっぱい。
それに子供の宿題だって見てあげなきゃいけない。

そんなことをやってたらあっという間に10時過ぎる。

翌朝はまた5時起き。

え?ブログをいつ書いてるかって?
通勤中に携帯でかいてます。読みたい本がない時に。

働き過ぎだと思います。
過労死しないように、それと翌日仕事の効率が下がらないように、睡眠はなるだけ7時間取るようにしているものの、おかげで余暇が皆無。

ニュース以外のテレビ、ビデオ、動画を最後に見たのは何年前だろう。

これが私の生き方。
頑張るしかないっか。。。

トランプの暴君ぶり

2017-02-03 07:03:27 | アメリカ生活雑感
トランプ、我慢出来ないんですけど。
彼の暴君ぶりは、権利の乱用としか言えない。

今までは
「大統領と言えど好き勝手はできない。三権分立だから」

と聞いてた。

それが、え? なに?大統領の一存でこんな馬鹿げたことできるの?というのが次から次へと。。。

たった今ニュースで言ってたんだけど、外交関係で最も力を入れるのは、日本との関係ならしいよ。

日本はとにかく不公平だ。あアメリカがバカを見ている・・・っと。

あっちゃー。
まぁー、日本を揚げ玉にとる気持ちはわかる。

中国は怖いからあまり触発しない方がいい。

ここは、最もいい子ちゃんで言うことをよく聞く日本から手を入れるのが妥当と思うのが自然でしょ。

んもー、日本もうちょっとしっかりしてよ。

ガツーンと何か言ってはね返しちゃえよ。


ips細胞による網膜移植2

2017-02-02 21:41:49 | RP
姉から久しぶりにメールが届いた。

この記事を私に教えたかったらしい。

2/1/2016 NHKニュース

他人に移植しても拒絶反応を起こしにくい特殊なiPS細胞を使って、重い目の病気の患者を治療する「他家移植」と呼ばれるタイプの世界初の臨床研究の実施を、厚生労働省の審査委員会が了承しました。特殊なiPS細胞は、京都大学の山中伸弥教授のグループが作ったもので、培養によって増やし、多くの患者に使えることから、成功すれば数千万円かかっていた治療コストを大幅に引き下げ、再生医療の普及につながると期待されます。
この臨床研究は、他人に移植しても拒絶反応を起こしにくい特殊なiPS細胞を使って、「加齢黄斑変性」という重い目の病気の網膜の組織を再生しようという他家移植と呼ばれるタイプのもので、神戸市にある理化学研究所や、神戸市立医療センター中央市民病院、それに京都大学と大阪大学のチームが去年10月、厚生労働省に実施を申請していました。

厚生労働省の審査委員会は1日、2回目の審議を行い、倫理面や技術面から、計画の内容は法律が定める再生医療の基準に適合するとして、臨床研究の実施を了承しました。

これで国による実質的な審査は終了し、研究チームは今後、厚生労働大臣の了承を得て、臨床研究に参加する患者を選ぶ作業に入ります。そして早ければ、ことし前半にも世界初となる手術が行われる見通しです。

いよいよ数をこなす段階に入ってきたってことかな。

これは素晴らしいニュースです。

iPS細胞による網膜移植の数を加齢黄斑変性でたくさんこなせば、網膜色素変性症の治療も技術的に可能になったら、もっとやりやすくなる。今は一種類のタイプしか作ってないみたいだけど、そのうちタイプも増やして、より多くの人に合うものができると思うな。

政代ちゃん、神様だよ。←高橋プロジェクトリーダーの事ね。
頑張って~~~。

英語に慣れると

2017-02-02 07:01:32 | 仕事
アメリカに来てはや17年、仕事を始めて12年になる。

「もう、英語はペラペラでしょう」っと言われそう。(言われたことはないけど)

それがここ1・2年、不思議な現象が。。。

職場などで、アメリカ人を相手になぜか日本語が出てしまう。

仕事に慣れて緊張感がなくなったせいか、
英語も日本語並みに自然な言葉になったせいか、
はたまた歳をとって頭がわるくなったせいか・・・。

理由の一つは家庭での喋り方にもあると思う。

夫が日本語ができるせいで、我が家は日本語と英語がチャンポン。
思いついた方の言葉を選ぶことなく使ってる。

理由はなんにせよ、アメリカ人と仕事をしながら、つい日本語が出ちゃうわけです。

以前にはなかった。

しかもこの現象悪化の一途をたどっているような。

困ったもんだ。