白杖のトライリンガル

難聴だけじゃない?網膜色素変性症を併せ持つアッシャー症候群の息子達の日常を母の目からつづります。

疲れがとれない

2017-02-09 06:40:14 | 仕事
アメリカ人は日本人に比べると就業時間は短いと思う。

私はクライアント先によく出向くので いろんな会社を見るけど、どれもこれも社員の殆どは9時過ぎにバラバラと出勤して、5時には誰もいない。

絶対8時間働いてない。

でも、中には残業の多い業種もある。

その一つが私がやっている会計士の世界。

私の平均就業時間は10時間から11時間。
通勤時間を含めると13時間近く拘束される。

朝7時から夕方6時まで働いて、7時頃帰宅。

それから急いで夕飯を作って、夕飯は8時。

片付け、洗濯、お風呂、夜やることはいっぱい。
それに子供の宿題だって見てあげなきゃいけない。

そんなことをやってたらあっという間に10時過ぎる。

翌朝はまた5時起き。

え?ブログをいつ書いてるかって?
通勤中に携帯でかいてます。読みたい本がない時に。

働き過ぎだと思います。
過労死しないように、それと翌日仕事の効率が下がらないように、睡眠はなるだけ7時間取るようにしているものの、おかげで余暇が皆無。

ニュース以外のテレビ、ビデオ、動画を最後に見たのは何年前だろう。

これが私の生き方。
頑張るしかないっか。。。

英語に慣れると

2017-02-02 07:01:32 | 仕事
アメリカに来てはや17年、仕事を始めて12年になる。

「もう、英語はペラペラでしょう」っと言われそう。(言われたことはないけど)

それがここ1・2年、不思議な現象が。。。

職場などで、アメリカ人を相手になぜか日本語が出てしまう。

仕事に慣れて緊張感がなくなったせいか、
英語も日本語並みに自然な言葉になったせいか、
はたまた歳をとって頭がわるくなったせいか・・・。

理由の一つは家庭での喋り方にもあると思う。

夫が日本語ができるせいで、我が家は日本語と英語がチャンポン。
思いついた方の言葉を選ぶことなく使ってる。

理由はなんにせよ、アメリカ人と仕事をしながら、つい日本語が出ちゃうわけです。

以前にはなかった。

しかもこの現象悪化の一途をたどっているような。

困ったもんだ。


アメリカの職場

2016-12-21 19:50:05 | 仕事
アメリカと日本の職場環境は随分と違う。

もちろんアメリカの中でも会社によって随分違うし、場所によっても違うけど、日本ではないだろうなーっと思うのが、犬を会社に連れてくること。

これはクライアント先。


私の会社はサンフランシスコのオフィス街だから、さすがに犬を連れてくる人はいないけど、赤ちゃんを連れてくる人はよくいる。うちの事務の人も一年以上赤ちゃんを連れて来て仕事してた。誰かが交代で子守をしなきゃいけないんだけどね。

日本じゃ、あまりなさそうだよね。

スタンディングデスク

2016-11-18 07:28:57 | 仕事
去年の暮にヘルニアの手術をしてから、いたって健康になったものの、長くは座っていられない。長く座るのってすごく腰に負担がかかるんですってね。

それで会社にお願いして買ってもらいました、なんとスタンディングデスク。
既存の机の上に設置するだけ。これで立って仕事ができます。



箱は机を広く使うために置いているだけです。意味はありません。

反対から見たらこんな感じ。


高さ調節できます。

座りたい時はぺったんこになるまで下げちゃえばいいだけ。

会社のみんなが見に来ました。
ハイテクの会社では、ごく普通の光景ですが、うちの会社では私が第一号。

へー、いいねこれ。

っと、腰に問題のない若者が次々に願い出て、あっという間に会社の半数がスタンディングデスクをつかうようになりました。

日本ではどうなんでしょう?
使ってます?スタンディングデスク。

どうしようもないおバカさん

2015-03-15 10:34:41 | 仕事
今日は仕事の話。

会社に新しいスタッフが入ってきた。
カルギスタン出身の35歳女性。

なんでそんなおばちゃんを?っと思うでしょ。
サンフランシスコの経済は最近めちゃくちゃ良くて、人材を確保するのが難しいのです。
沢山の人を面接して、何人もの人に内定を出したんだけど、みんなうちの会社を蹴ってしまって、残ったのが彼女だけだったらしい。

でも、ちゃんと会計専攻で、学校をいい成績で卒業してる。
まぁおばちゃんだけどいいかなと思ったわけです。

彼女を一人連れて、クライアント先に監査に出向きました。

二人きりで2週間仕事をするのですがら、それなりにいろんな話もします。

涙ながらに語る彼女の生い立ち。

カルギスタンってどこにあるか知ってます?
中央アジア、中国の隣、アフガニスタンの上の方。
明らかに、産業もなければ資源もない貧しい国。
旧ソ連が崩壊してから、食べて行くだけがやっとの極貧性格。
特に彼女は母子家庭だったため、母が隣町に働きに出るため、彼女はずっと預けられていたとか。
子供のころ最高に嬉しかったことは、クリスマスにもらう親指の爪くらいの大きさのチョコレート。

カルギスタンはイスラム教の国。彼女はイスラムではないため迫害を受け、18歳の時母と一緒に難民としてアメリカに。
アメリカに着いた時、二人の全財産は千ドル。
家賃にいきなり800ドルもかかって、残りはたったの200ドル。
しかしちゃんとビザが下りるまでには数年かかったため、そのあいだ現金収入を稼ぐために時給4ドルで奴隷のように働いたとか。

それから男に遊ばれて一児の母に。
男には当然捨てられ、一人で子供を育てている彼女。
このままではらちが明かないと、借金をして学校に行き、会計学を勉強して今日に至ったわけです。

「苦労したんだねぇ、でもこの職を得たんだから、もう人並みの人生を送れるよ~。」
っと言っていたのもつかの間。
この人、どうしようもないおバカちゃんで、使えないことが発覚。

可哀想だけど、もう話にならない。

会計学が専攻だったくせに、基本的なことすら全然わかってない。
これで会計監査ができるわけがない。

何度教えても、ちっともわからない。

これは困った、彼女に仕事をやるのは時間の無駄。
説明するより、私が自分でやったほうが早い。

それなりにクライアント先での監査を終えてオフィスに戻ると、みんなに「彼女はどうだった?」と聞かれる。
どうやら私と組む前、彼女が雇われてから1か月の間に、かなりのドラマがあったようで、
まぁ想像できるのですが、何を教えても、何をさせてもできない、わからない。

そう、理解できないんです。
エクセルすら使えない。

可哀想だけど、いるだけ邪魔でしかないんです。

それで、先日上の人に呼ばれてミーティング。
そこで「トレーニングすることは不可能」との結果が出されました。
近々解雇されることでしょう。




IQテストは世界中の人に当てはまるわけではないと聞いたことがある。
図や数字を使ってやるテストは、結局図や数字を見慣れた人には有利になる。
山奥で生活して、紙にかかれたものを見ることがない人には、そういうものを見て理解する能力は発達しない。

もし同じような知能や能力を持って生まれたとしても、それをどう使いながら育っていくかで培われるものは違うんだと思う。

コンピューターなど見たこともなかったというほどの農村で育ち、アメリカに来ても単純労働ばかりやってきた彼女。
頑張って会計の世界に入ってきたものの、数字で語られる推理小説の謎解きのようなものができるわけがないのです。
それどころか、私たちにとっては単純作業と思うような利息計算だとか、減価償却の計算すらでいない。

会計は会計でも、ただただクレジットカード明細を入力するだけとか、そういう仕事の方が合うのではないでしょうか。

可哀想だけど、努力だけでは抜け出せない現実を見せつけられた気がします。

解雇されても新しい仕事はきっとすぐに見つかるでしょう。
景気のいいこのサンフランシスコですから。
自分に合う仕事が見つかるまで頑張ってほしいものです。

働くママは忙しい

2015-02-27 12:36:17 | 仕事
忙しいです。
めちゃくちゃ忙しくて、睡眠が十分にとれないくらい。

監査人にとって繁盛期のこの時期は、私もフルで働いています。
でも、3児の母。
今年からは会社に頼んで、朝早くにシフトし働くことにしました。

朝5時に起きて、自分と子供たちのお弁当を作り、6時に家を出ます。
6時40分、会社についてそれから午後4時まで昼休みも取らずにぶっ通しで働きます。
4時に会社を出て、超特急で家に帰ってから、子供を迎えに行きます。
そこからは主婦の仕事。

夕飯の買い物をしてから、夕飯の支度。
その間に子供に宿題をさせる。
子供をお風呂にも入れます。
洗濯もします。

この中で一番大変なのは子供に宿題をさせること。

アメリカの学校の宿題をして、
日本語の宿題をして、
そろばんの宿題をして、
音読の練習を日本語と英語とどっちもやって、
次男は掛け算九九の暗唱もあります。

遊んで、ふざけて、なかなかちゃんとやらないのが男の子。
何度も大声で怒鳴りながらやらせる母はまさに鬼。
三男がじゃまなものだから、テレビをつけてやると、今度は次男がテレビにかじりついて宿題をやらない。

いつもの事ですが、こういう時特に「下の子がいなかったらどんなに楽だろう?」っと思う。

夕飯の片づけをして、自分もお風呂に入って、翌日の準備をして、三男に絵本を読んであげて。。。

気付けば寝る時間、そしてまた翌日の朝5時、同じ一日が始まるのです。


いつかゆっくり座って本でも読みたい。
いつかゆっくり座ってテレビドラマでも見たい。
いつか、いつの日か。

でも今は仕事優先。
稼げるときに稼いでおかなきゃ。

っということで、この週末も私は仕事。

働くママ、頑張ります。

恐怖の火曜日

2010-12-01 09:27:09 | 仕事
仕事で失敗した時など、時々すごく落ち込むことがある。
特に英語が原因の失敗はすっご~く辛い。

マネジャーなんて、身の丈以上のことをするようになって落ち込む回数が増えた。

毎週火曜日が憂鬱で仕方ない。
その日はマネジメントミーティングがある日。

事前に「今度のミーティングでは何を題材にする。」と告げられ、5人のマネージャーは予習してこなければいけない。
そしてミーティングではパートナー(経営者)やディレクターの前で発表する。

私は英語がただでさえへったくそなのに、緊張すると余計にひどくなる。
準備してきたものを発表するだけならまだいいんだけど、
もちろんそれは会議だから、そこから派生していろんな議論に変わる。
考えを述べなきゃいけない。

しかもその後議事録をマネージャーが順番で書かなければいけない。
約一ヶ月に一度回ってくる議事録当番がまた嫌いで仕方ない。

みんながぽんぽん意見を出し合っているミーティングで、会話の内容を理解するだけでも大変なのに、議事録なんて。。。

そこで、会議を録音することにした。
恥ずかしいなんて言ってられない、できないものはできないんだから、どうにかしなきゃ。

家に帰って録音したミーティングを聞きながら議事録を書く。

そして、自分がしゃべるへったくそな英語を聞いて、また落ち込む。
緊張しているから、声が震えてるし、文法もめちゃくちゃ。
あ~、穴があったら入りたいとは実にこのこと。

マネージャーになる直前は
「私の英語もずいぶん上達したわねぇ。仕事を始めたころはクライアントと話すのさえオロオロして、電話をかけるのも大嫌いだったのに、今ではそれが懐かしい。」
なぁんて余裕こいて思っていたのに、また奈落の底に突き落とされた気分。

どうやら私は常に「できない」状態にあって、溺れそうな中アップアップ手足をばたつかせてなきゃいけない運命みたい。
考えてみたらこの10年ずっとそうだった。

もう若くないんだから、そろそろでーんと構えていきたいのに、
とほほほほ。

もう、火曜日だいっきらぁ~~~い。

マネージャーに昇進

2010-10-08 21:36:57 | 仕事
10月1日付けでマネージャーに昇進しました。イエイ

半分約束されていたし、なるだろうなぁっと思っていたから、驚きはなかったものの、やっぱり一つの大きな達成。

考えてみたら、大きな出来事はいつも妊娠しているときだった。

マー君がお腹にいるときは、CPA試験に合格して、たい君がお腹にいるときは、シーニアに昇進とCPAのライセンスを取得、そして今回はマネージャーに昇格。


っと、自分では「私もついに部下を持つ立場になったのね。」っと感慨にふけったりもしたんだけど、周りの反応はなぁ~んかいまいちなのよねぇ。


通達があってすぐ、夫にEメールで伝えた。

「おめでとう~。」という返事メールが来たものの、家に帰ってもとくに何の言葉もなし。
かるい昇進祝いくらいしてくれるかと思っていたのに、つま~んな~いの~~~~。
昇進と一緒にお給料だって上がったんだら、もう少し喜んでよねぇ~~。ブー。


妹に言ってみたものの。
「ふ~ん、あっそう。うちの旦那も係長に昇進したよ。」
っと反対に自慢されてしまった。

つま~んな~いの~~~。

「すごいじゃぁ~ん。」の一言を言ってほしかったりするのって、私ってまだまだ幼稚?


でもさでもさ、こんな私が、英語も全然できずにゼロからスタートした私が、ついにアメリカ人を部下として使う立場になったんだよ。
大きな達成だと思うんだけどなぁ~~~。


っとまぁ、私の周りの人たちの反応は、「あ、そう」っと興味すらないに等しいんだけど、社内はそうはいきません。

シーニアに昇進したときは全員一緒だったから、こういうことはなかったんだけど、今回は一人だけの昇進となる。
もちろん先を越された人たちの心中は穏やかではない。

私と同じ立場の同僚が2人いた。
一人は私と一緒にスタートした同期で、アメリカ人白人の男。
プライドがすごく高く、野心も強い。

それが、英語もろくにしゃべれない外国人、しかもアジア人、しかも女の私がマネージャーの地位について(すなわち彼の上司になった)自分は昇進どころか大した昇給もしなかったんだから、おもしろいはずがない。

誰それかまわず愚痴を言っているらしい。

もう一人の男は、途中で入ってきたんだけど、前の会社も合わせると経験年数は私と同じ。
っで、こいつもまた、私と口すら利こうとしない。


慰めたりしたら、「バカにしている、自慢している。」と言われかねないから、できるだけ刺激しないように努めているものの、目に見えて会社の待遇が変わったものだから、刺激しないというのも無理というもの。

私には個室のオフィスが用意され、マネジメントチームとして写真が載り、会社から携帯電話が支給され、パソコンもアップグレードされて、週に一度のマネジメント会議にも出ることに。

嫌でも見せ付けることになってしまう。


私は以前と変わりなく、一緒に仕事をしているつもりでも、
「これやってくれる?」っと頼めば、
「はいかしこまりましたボス。マネージャーのボスの命令なら何よりも優先してやります。」
などという嫌味を冗談じゃなくて言う。

でも言葉とは裏腹に、「お前のために誰が働くか。」っと言わんばかりに、絶対にやらない。


本当にやりにくい。


私の昇進を面白いと思わない人物がもう一人。

すでにマネージャーだったEという白人男。

今まで自分の下に位置していた私が、自分と同じ立場になったのだから面白くない。
「これはマネージャーの仕事なんだ。君ももうマネージャーなんだから、早速やってもらう。」
っと嫌がらせの如く次から次へと仕事を持ってくる。
大ボスに、「いきなりこんなにできません、少しずつ学びながらやって行きたいのですが。」っと訴えると、
「そりゃ当然だよ。マネジャーになってすぐの君がするような仕事じゃない。誰がそんなことをやるように言ったんだ?」っとのこと、

明らかな嫌がらせというか、いじめというか。


出世競争というのは、勝つも負けるも楽しいものではないということを、身にしみて思い知らされた気分。

前途多難な幕開けです。


またリクルート

2010-10-02 22:38:51 | 仕事
上司に頼まれて、また別のリクルートイベントに出ることになった。

ここはカリフォルニア大学バークレー校。
世界で一番ノーベル賞受賞者を輩出している(41人)、名門中の名門校だ。

さて、この大学の学生がどれだけ優れているか興味もあり二つ返事でOKして、同僚のPと一緒に出かけた。

はじめ来いといわれたところに行くと、「場所が変わったからあっちに行け」という。
むかつく。

出向くものの、駐車場もない。
ずいぶん遠いところに停めて、仕方なしに重い荷物を持って歩く。

着いても、出迎えもない。
なんとまぁ横着な。


これも、会計キャリアフェアーで、来ている企業は数日前に行ったキャリアフェアーと大体同じ。
ただ、こっちのほうが参加企業が圧倒的に少なく、だいたい3分の1といったところだろうか。

有名校なのに、参加企業が少ないなんて・・・理由はすぐにわかった。


会場が開いて、学生たちが入ってきて私は唖然とした。
半分以上の学生が、Tシャツ短パンに、ビーチサンダルといった出で立ち。
その日は珍しくすごく暑かったんだけど、それでもこれはキャリアフェアーだぞ!

ちゃんとスーツを着ている学生もいるにはいるけど、でもそれが普通でしょ。
他の大学にもリクルートに行ったことあるけど、Tシャツは見たことはないぞ。


私は相棒に言う。
「私、Tシャツとは話す気ないから、Tシャツがきたらあんたよろしくね。」
そんな不届き者と話す時間も労力も無駄というもの。

スーツを着ている学生が来たら、対応した。
でも・・・こいつら言葉遣い知らんのか?

「ねぇあんたたち~、あんたたちの会社って何やってんの~。」

ははは、日本語の訳し方やりすぎ?
だって本当にそんな感じだよ。
英語でそのまんまの文章を書くと、

"Hey guys, tell me about your company. What do you guys do?"

あながち私の訳し方も行きすぎじゃぁないと思うんだけど。


「うちは会計士事務所です。」
「へぇ~、っで会計事務所って何やるの?おれ(又は私)コンサルタントになりたいんだけど。」

みんな口を揃えておぉ~~~んなじ事を言う。
『コンサルタント』になりたいらしい。

会計事務所が何やるか知らない世間知らずのアホが、何のコンサルティングをするのでしょう?

意地悪な私は聞いてみる。

・・・っとぉ。

「だからぁ、経営のコンサルタントだよ。ほら会社経営者にアドバイスをするの。」

ほぉ~、面白い。
社会も知らない、仕事をした経験もない、常識も知らないドアホにお金払ってアドバイスを聞こうなんていう会社経営者がどこにいるんだよ。

意地悪な私は、学生がなぁんもわかってないのを知っていながらさらに質問を投げかける。

「経営コンサルタントと言っても、いろんな分野の専門家がいます。あなたはどういう方面を専門とするコンサルタントになりたいのですか?」

これに応えれた学生は一人もいなかった。


かわいそうだから、少しリクルートらしく宣伝してみた。

「私たちもコンサルタントです。会計の方面から会社経営をサポートします。会社の監査を行うと、その会社の欠点が良く見えます。ビジネスのすべてが見えます。多くの会社を見ることで、良い例悪い例を沢山見ます。その経験を元に私たちは会計士の立場から、経営のアドバイスをします。会計監査の経験を積むことは、あなたのキャリアの大きなステップとなるのではないでしょうか。」

でも、4~5人も同じ台詞を繰り返すと、それも面倒になってきた。

私たちはリクルートに来たわけで、バカな学生にキャリアステップを教えに来たわけではない。

やぁ~めた、辞めた。

「コンサルタントになりたい。」といえば、
「あ~、うちは税務と監査をやるの、悪いけど他あたって。」

握手するのも、その台詞を言うのも面倒になってきた。
3時間近くとってあるこのキャリアフェアー、1時間で私はやる気を全く失って、後ろのほうのいすに座って、学生と目を合わせないように、ムシムシ。

相棒が、「本当に時間の無駄だ。」っと言い出して、結局まだ終わってないのにさっさと片付けて帰ってきました。

どんな有名大学だかしらんけど、あれじゃぁ雇おうとは思いません。

みんなが悪いといってるんじゃないんだよ、事実うちの会社にもバークレー卒者は多々いるし、私が今まで見てきた経験では、バークレー卒者はまじめに良く働くし、頭がいいから覚えも早い。

でも、学生の間はちょぉっと世間知らずすぎかも。
うわさによると、就職率も悪いらしい。(経済学部の話ね)

就職がなかなか見つからずに1年くらい就職活動をしながら世の厳しさを学んで来るくらいがちょうどいいかも。っと思いました。


リクルート

2010-10-02 20:17:00 | 仕事
近くの大学で会計のキャリアフェアーがあり、学生をリクルートしに会社を代表して行ってきた。


実は私の母校でもあるんだけど、でも『母校』と言う言葉はあまりあわない。

なぜかというと、どちらかというと専門学校のような学校だから。
学部生より院生の数の方が圧倒的に多い、たぶん1:9くらいの割合。
ほとんどの人が現在仕事をしていてキャリアアップのために来ているか、
キャリアチェンジのために来ている。
平均年齢は30歳を超えていて、学生と言っても子供ではない。

講師陣もそれぞれの業界で成功をしている面々で(教授は数人しかいない)、
実際に仕事をするうえで必要な知識を教える。
即戦力になるため、企業側もこの学校を高く評価しており、
就職率もすごくいい。


とは言っても、やっぱりこの不景気、思った以上に学生は就職に苦戦しているようで、
卒業しているのにまだ就職が見つからずにいる人もたくさんいた。


着いてから準備をしているうちに、どんどん学生が集まってきて、
あっという間に長い列ができた。

みんな自分を覚えてもらおうと、必死で自分を売り込もうとする。

先に参加企業のリストをもらうため、
ちゃんとウェブサイトをチェックして、
質問も準備して来ている。

学生が真剣だから、私も自然と真剣になる。



こうやってたくさんの学生とプチ面接をやると、
アメリカ人と外国人の違いがよく見える。
やっぱりアメリカ人は『しゃべり』がうまい。
それに対して英語を母語としない学生は、
面接力ではぐんっと劣ってしまう。

でもね、私はそんな『しゃべり』には騙されないわ。

私たちの仕事は営業ではない。
喋りがうまい人より、会計の知識があり緻密な仕事ができる勤勉な人材が欲しい。

全体的に外国人のほうがアメリカ人より学業のほうでは成績がいい。
私はそこを見逃さない。

でも、私の同僚やボスはみんな同じことを言う。

「この人成績はいいけど、あの英語じゃちょっとねぇ。」

私にしてみれば、馬鹿を言うなと言いたい。

あの英語なのに、そう、英語がすごくハンディーになっているにもかかわらず、
あそこまでいい成績をとっているということは、
その人がどれだけ勤勉で努力家で頭がいいか。

言葉は、特に話し言葉が伸びるのは他のあらゆるものより時間がかかってしまうため、
努力に反して言葉がなかなかついてこない。
私も全く同じ経験をしたから痛いほどよくわかる。
本人は悔しくて仕方ないけど、こればっかりは努力だけではどうしようもなく、
練習と時間が必要となる。

でも他の事でこれだけ成功しているのだから、
時間さえ費やせば英語が伸びるのは明らか。
その人の本質はしゃべりのうまい下手ではないと私は思う。

だから、成績が良くて、CPA試験にも合格していうるのに、英語がいまいちという外国人学生は特に応援したくなる。

そういう学生を見つけたら、余計なお世話と思いながらもアドバイスをした。


「あなたは、企業側が求めるものをすべて持っています。
ただ、それを雇用者側に気づかせる必要があります。
後はどううまく自分を売り込むか。
私にできることは、たくさん受け取った履歴書の中からあなたを推薦することだけ。

上手な英語で自分を売り込まない限り、あなたの価値を見出してくれる人はなかなかいないでしょう。
これからは徹底的に面接の練習をすることです。
面接でアメリカ人に勝つのは至難の技。
いろんな人に見てもらって、アドバイスをもらい、
何度もロールプレイをして練習に練習を重ねるしかありません。
がんばってください。」


私は心の底からそう思う。

うちの会社で第一次面接をする人事の人は、普通のアメリカ人白人女性。
英語が流暢でないと第一関門を突破できないだろう。

第一関門を突破すれば、運がよければ私が面接をする機会にもありつくだろう。
第一関門、がんばって欲しい。

相棒の旅立ち

2010-05-06 09:39:05 | 仕事
同僚が一人会社を辞めた。
一緒にチームを組むことが多かった私の相棒。
私のことを日本語で「隊長!」と呼び親しんでくれたやつ。
この『隊長』とはブリーチという漫画の第二番隊の隊長、アメリカでもはやっているらしい。



彼がすごくでかいやつで、副隊長にそっくり。


これが隊長ね。小さいけど強いの。私みたいははは。


これが副隊長。

そして

これが私たち。いかがでしょう。似てる?


彼の最後の日ということで、その辺にいたやつらを集めて記念撮影。

この写真をみると、誰もアメリカとは思わないかもねぇ。
さすがサンフランシスコ、アジア人人口が多い。
それと会計士という職業柄中国人が多いのよね。
写真のうち、中国系二世が3人、台湾人1人、韓国人1人、フィリピン系二世1人、そして日本人の私。
監査グループには白人も3人いるんだけど、このときはたまたまいなかったのよね。

そして、このメンバー(マイナス1人)でこの後行った場所は・・・なんとストリップクラブ。
会社から歩いて5分ほどのところにあるのよ、そんなクラブが。
たまに昼休みに行ったりして。なははは。

はじめは、ゲ~~~っと思ったけど、こんなやつらと長い間仕事していると、私も慣れたわ。
それになかなか、面白い。

この日は酔っ払うまで飲んで騒いでまるで学生気分で遊びました。
しかし、同僚の旅立ちは悲しくせつないですねぇ。

ショッキングな出来事

2009-06-06 14:47:41 | 仕事
今日とてもショッキングな出来事があった。

同僚が数人リストラされた。

日本も経済が打撃を受けているようだけど、アメリカも過去数十年なかったようなひどい不況に突入している。

私たち監査の世界だってもちろん例外ではなく、打撃を受ける。

ここ数ヶ月、会社がいやにコスト削減をしているので、なんとなく予想はついていたものの、実際に同僚が首になると、すごくショックだった。

私の前に机を並べて座っていたRと、監査部のなかで唯一もう一人の女の子Kちゃんが去ることになった。

そして、残りの全員は、20%の仕事と給料のカット。すなわち週4日しか出勤しなくていいことになった。

うれしいような、悲しいような。

ただ、本当に20%の仕事カットがありうるのだろうか?っとちょっと不安。
給料だけカットになり、結局今までどおり週5日プラス残業をやってそう。

でも、首切られなかっただけありがたいと思わなきゃいけないのかもしれない。

世の中そう甘くはないねぇ。

忙しくて忙しくて

2009-03-24 13:56:29 | 仕事
最近仕事が忙しくて忙しくて。
それで、ブログも全然アップしてません。
ごめんなさい。

仕事のストレスで首のあたりににきびがいっぱいできちゃった。
どうしたら治るのかしら。
もういやだぁ~~~~。

今の私の夢。

どこか静かなところに行って、思う存分

ね・た・い。。。


今日は早く帰ってくるの?

2009-03-05 06:16:51 | 仕事
この時期は監査人の私にとっては、一番忙しい時期。
最近はすっかり責任も増えて、一度に扱うクライアントの数も増えた。
それで、前よりいっそう帰宅が遅くなってしまう。

いつも帰宅は9時過ぎ。
子供が寝静まってから帰る。
泰君を抱くことなんてほとんどない。

昨日の朝、マー君に言われた。
「ねぇ、ママ。今日は早く帰ってくるの?」
ちょっとドキッとしてしまった私。
思わず
「うん、きっと早く帰ってくるね。」
っと言ってしまった。

でも、忙しくてそうそう簡単には帰れない。

6時過ぎ夫に電話をして聞いてみた。
「今日の朝早く帰るってマー君と約束したんだけど、マー君何か言ってる?」
「いや、何も言ってないよ。忘れたんじゃない。」

それを聞いてほっとして仕事を続け、やはり帰宅は9時過ぎだった。

マー君はベッドに入っていたものの、まだ眠ってはない様子。
私が帰宅したことを知って「ママー」っと呼ぶマー君。

近くに行くと、
「ママ、今日は早く帰ってくるって言ったじゃない。」
あ、覚えていたんだ。
ごめん。

「ごめんね。明日は絶対に早く帰ってくるから。」
涙が出そうになる。

ごめんねマー君、早く帰れるように頑張るからね。

スーパーボール

2009-02-04 14:53:10 | 仕事
スーパーボールって知ってますか?
プロフットボールの決勝戦とでも言いましょうか。
まぁ、とにかくもっとも視聴率が高いとかなんとか、アメリカ人はみんなその日はテレビの前でフットボールを見るわけです。

フットボールどころかスポーツに興味がない夫ですから、私も見たことがなかった。

会社ではみんなが得点を賭けるOfficePoolをやっていた。
だいたいゲームがいつあるかも、どこのチームがやるかも知らない私。
でも、まぁ、せっかくだからとひとつ買うことにした。

縦横10対10で全部で100個のマスがある。
それを適当に選ぶ。
表の見方すらよくわからない私。
まぁ、どうでもいい。

ゲームの当日、せっかく賭けたんだからとテレビをつけたものの、5分で飽きて消してしまった。
だってルールがわからないんだもの。

夜ゲームが終わって得点を調べると23対27。
表の見方がようわからん。
まぁ、いいや。

次の朝、会社に行くと。。。

「おめでとう!君がウイナーだよ。」
っと皆さん拍手でお出迎え。

え?えぇ~~~~?わ、私がぁ?


っということで、3ドルかけて110ドルもらっちゃいました。
こんなことってあるのね。

なんか、申し訳ないような。。。でももらっちゃいましょう。