金魚cafe

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松竹座スーパー歌舞伎空ヲ刻ム者千秋楽三幕目(1)

2014-04-23 22:40:07 | 佐々木蔵之介さん
2回も休憩をはさんだ長丁場のお芝居は初めてでしたが二幕目がテンポよく話が進んだのでそんなに時間は気になりませんでした。

3回観に行って休憩時間で困ったのが御手洗いです。

観客は8割、いや9割女性、それが列を並ぶと圧巻でした。

初日はうっかり売店でアイスクリームなんか食べてたりして、わぁ~~~時間がない~~と焦りました。

3回目になるとちょっとは学習して早めに並びに行き休憩時間をゆっくりすることができました。

千秋楽から三日も経つと記憶が薄れてきたりしてちょっと頼りないところも出てきます。


三幕目鳴子さん登場。
拍手で迎えられます。
千秋楽は猿弥さんから無茶ぶりされてちょっとしどろもどろになりながらの掛け合い、このお2人楽しかったです。^^

双葉さんは捕えられ、盗賊仲間たちは散り散りに。

都の周りでは百姓たちが一馬の説得で武器を手に取り集まります。
クーデター?革命を起こすつもり?

十和は九龍さんという僧侶だった仏師のもとで仏像を作り村に寄進します。

市川右近さんこの方が登場すると大きな拍手が上がります。

仏教とはと師弟で熱く語るシーン、師である九龍さんもまだはっきりとした答えが出てるわけでもなく、十和もこれといって納得がいく仏像はまだ彫れていない。

九龍さんは十和は考えすぎる、執着するな無になって彫れといいますがどうやっていいのかと悩む。

一幕目でどんな仏像を彫りたいのかと言っていたその答えが見えてきそうな十和。

一方一馬は双葉さんを斬ることはできず捕えたまま。

ここまで観ていて不思議だなあと思ったのですが、長い時間一緒にいた十和よりも出会ったときは敵同士、最悪の出会いでも一馬と惹かれあうなんて...。
そんなものでしょうか。

自分は悪者になってもいい、でも双葉さんにだけは自分の本心をわかってほしいと自分のほうに引き寄せる。
ドキドキしました。

そんな一馬の気持ちに気づいた時子さんのジェラシーが千秋楽ではヒートアップしていました。

時子さんも一馬に惹かれていたのですね~。

十和の仏像が自分たちのクーデターに利用できないかと十和のところを訪ねる一馬。

仏像を政治に利用されるのは嫌だと断ると双葉さんと交換条件に彫れと迫ります。

そんな一馬を見て九龍さんは民のためといいながら自分のためではないのか?自分が悪いのではなく世の中が悪いと他のせいにしてるのではないのかと一馬を説得するのですが、長邦さまの腹心に斬られてしまいます。

この九龍さんの言葉がすごく心に残りました。

息を引き取る間際まで十和に仏像を彫れと言い残した九龍さんの思いに答えるため、双葉さんを救うため、一馬に目を覚ましてほしいため十和は仏像を彫ります。

三幕目はこれでもか、これでもかと見せ場が続きます。


松竹座スーパー歌舞伎空ヲ刻ム者千秋楽二幕目

2014-04-22 23:29:37 | 佐々木蔵之介さん
今までといいましてもまだそんなに観劇していないのですが、歌舞伎の幕間というのは独特の雰囲気がありますね。

1回目、2回目はロビーでお弁当を食べたり、アイスクリーム(豆腐アイスが美味でした)グッズ買ったりとにぎやかでした。

千秋楽はもうグッズも買ったしで席でお弁当を頂きました。

席でお弁当OKというのがいいですね~。

そして幕が開きまた鳴子さんの語りで始まります。

まだ怪我が治りきっていない伊吹を連れて十和を探しに来たようです。

この2人の掛け合いが良かったです。

村を飛び出した十和は貴族が寄進した仏像を壊して回って役人に捕まったところから、一方一馬は仕官できたものの、都の雰囲気にまだなじめずでお互い苦労しています。

このときの出会った人とのご縁でお互い運命が変わっていきます。

十和は女盗賊双葉さんと出会い(笑也さんがキレイでした。)仲間になります。
盗賊仲間は気のいい人たちで、そして双葉さんが母親がわが子を見守るように接してくれたおかげで十和は道を外さなかったのではないかと。

一馬は能力があっても家柄や縁故でしか出世できない社会で自分が認められない、そんなとき長邦さまに声をかけられこの人ならば自分の理想の政治ができるかもと長邦さまへと傾いていきます。

長邦さま物分かりがよさそうで何か企んでいて一馬を利用しようと奥方の時子さん(双葉とはまた違うタイプで妖艶)に一馬をユーワクさせます。

悪いことと知りつつ長邦さまの手先となってしまう一馬。

十和は瀕死の伊吹と再会し伊吹に仏像を嫌いにならないで下さいと嘆願されまた仏像に心が揺れます。

十和はきっとまた仏様を彫ってくれると純粋に信じる伊吹、このシーンが泣きそうになります。
このときの伊吹を観る十和の顔がなんとも言えず優しいのです。

心が揺れた状態で仏様を壊しに行こうとある仏師の家に忍び込んだ十和は今までと違う地蔵菩薩をみて再び民の心を満たす仏様を彫って観たいという気持ちになります。

そのころ一馬は双葉さんたち盗賊一味を討伐するため隠れている村を攻めます。

ここで双葉さんと出会い一馬も自分が間違っていると思いながらも村に火を放ちます。

この2幕目の最後のシーンで双葉、一馬の並びがなんて素敵なのだろうと。

ドキドキしてしまいました。(#^^#)

一幕目があまり動かず静かなシーンが多かったので2幕目はテンポよく時間が短く感じました。

一番いいところで幕が下りたのでえ~~~っ!!!どうなるの~~??

早く次が観たいそんな気にさせる、猿之助さんってスゴイ。


3幕目に続きます。










松竹座スーパー歌舞伎空ヲ刻ム者千秋楽一幕目

2014-04-22 00:03:52 | 佐々木蔵之介さん
歌舞伎の千秋楽を初めて体験しました。

まず口上からいつも通り幕が上がって皆さん勢揃いでお顔を上げず伏せたまま。

猿之助さん立て板に水のごとく一気にいつもの他の皆さんのご挨拶を言ってしまい、他の皆さんの裃がプルプル震えていました。

何もしゃべることがなくなった皆様ちょっと焦り気味、澤瀉屋のみなさまは慣れているのかそつなくの方も、お名前だけでご挨拶の方、鳴子の浅野さんも今日はと振られていきなりに焦りしどろもどろそして蔵之介さんもなんとか最後にご挨拶をできて観てる私もガンバレ~うんうん大丈夫とホッとしました。
出演者最高齢の寿猿さんが真面目にご挨拶すればするほど皆さんの裃がプルプル。^^
なにがツボにはまったのでしょうね。
愛される最高齢。^^

そしてすうっと後ろにみなさん下がっていき残された鳴子役の浅野さん毎回セリフの違いました。
かなり自由。

浅野さんが巫女役鳴子で出演されて舞台の転換で鳴子が大事な役割をされている。

3回も観るとこの壮大なストーリーを鳴子が客席に向かって語っているという設定ではないかと感じました。

一幕目の十和はちょっとやんちゃなところもあるけれどまっすぐで、仏像が大好きなピュアな少年という、もしお母さんが病に倒れなかったらお父さんのあとを継いで仏師として生きて十和を慕う伊吹と仲良く暮らしていったでしょう。

一馬も村人が年貢で苦しんでいなかったら都に出て役人などになろうとせずそのまま領主として穏やかに暮らしていたと思います。

一馬が十和に自分は出世して民の腹を満たす、お前は仏像で民の心を満たせと夢を語り合うところがどっちが欠けてもダメなのだなあと。
今のご時世が満たされないとみんなが感じるのはそのせいかもと。

それがどれだけ仏様を拝んでも病気のお母さんは治らない、仏教を信じていただけに裏切られたという気持ちが強かったのかなと。

一幕目はどうしても仏教とはとちょっと私には難しいところがありまして、でもここをきちんと説明っていうかやっとかないと次につながらないので仕方ないのかもしれません。

仏教はなにも救ってくれないと仏像を壊して都の役人とトラブルを起こしてしまった十和。

十和の身代わりに自分を差し出す伊吹。

人のために自分を差し出せる伊吹こそ仏様ではないかとジ~ンときました。
そして伊吹を傷つけた役人を手にかけてしまったため村を出ていく十和。

千秋楽は奥泉郷のお寺の住職である寿猿さんのセリフがガラッと変わってしまして。
観ている私も笑っていたのですが演じてる皆さんも寿猿さんがセリフを言うたびに真面目なシーンなのにちょっと顔がプルプル。^^

十和の父親役の市川猿三郎さんがすごくセリフに力がこもっていてこれも千秋楽だからかなと。

今まで観てきた舞台(現代劇)でセリフが大幅に変わるなんてことなかったので歌舞伎って自由なんだろうかと千秋楽初体験の私はびっくりでした。

二幕目はまた次回に続きます。






松竹座スーパー歌舞伎空ヲ刻ム者千秋楽

2014-04-20 23:52:20 | 佐々木蔵之介さん


本日千秋楽毎日ほぼ満員御礼。

スゴイことだと思います。

私は計3回観に行きました。

初日、14日、千秋楽と観るたびに良くなっていっていると感じました。

初日は固さというか、きちんとやらなくてはいけないというアドリブもそんなに入ってなくて無事終わったという感じです。

14日は大阪のお客様の雰囲気をつかんだのでここまでならアドリブもOKとゆとりがあったようなそして蔵之介さんの一馬がどんどん良くなっているのです。

千秋楽は私が観た中で一番良かったです。

初日は現代劇の俳優さんが歌舞伎の舞台で演じる、どこかよそのお家にお邪魔しているような固さ、そして無事に演じ切ろうということに一生懸命で余裕がないような。

14日は歌舞伎の舞台にすっかり溶け込んで余裕が出てきた、空を駆け抜けていく宙乗りも本当に飛ぶように見えました。

千秋楽は長期の公演で体力もかなり使ったのでお疲れもあったと思うのですが一番動きが良かったです。

殺陣もさまになってきました。

佐々木蔵之介という俳優さんは器用になんでもこなすというタイプではなく一歩、一歩と確実に上がっていく人なのだと改めて思いました。

次はもっといいものを見せてくれると期待させる、だから応援したくなる、そんな方です。

観劇の感想はまた次回につたない文章ですが書いてみようと思います。

LIFE~夢のカタチ~異例の次週に続く

2014-04-19 22:30:59 | 佐々木蔵之介さん
土曜日の午前、休みならばリアタイできるのですが仕事があると録画して出かけます。

今回は京都のダンス部がアメリカで行われるダンス選手権に出場するので密着して追いかけていました。

この学校は世界選手権のヒップホップ部門で3年連続優勝しているそうです。

顧問の先生はダンスを専門に勉強された方ではなく顧問になってから独学で勉強されて生徒を引っ張ってこられました。

取材の日にちを見ますとスーパー歌舞伎に入ってからのナレーションかと思われます。

舞台に出ながら他のお仕事もされている、その切り替えって大変だなあご苦労様ですと思いながら観ておりました。

ダンス部の先生はとても厳しく、ヒップホップって楽しく踊るものだと思っていましたら細かなところまでチェックが入りピタッと合うまで何度も繰り返しとスポーツをやっているような雰囲気です。

今スーパー歌舞伎という未知の分野に挑戦している蔵之介さんは何を思ってこれをナレーションされていたのだろうと。

選手権に向けて毎日練習、練習に明け暮れる生徒たち、それを厳しく指導する顧問の先生。

世界を目指すためにはと先生の指導はますます細かく、厳しくなります。

技術、表現力、正確さ、どれもおろそかにはできない。

プロではないのにこんなに厳しいのかと。

そして家族、同じクラブの仲間とみんなのバックアップがあってこうして踊れるという自分たちだけのためではないという思い。

選手権に行く前にのお披露目でみんなの前で踊りできた~という喜び。

蔵之介さんはプロの俳優さんなので好きなことイコール仕事、厳しいのは当たり前の世界にいらっしゃいます。

それでも今回のスーパー歌舞伎で毎日カーテンコールのときのやり終わった時の表情は生徒さんたちのダンスを踊り切ったときの表情と似ていたように感じました。

シンクロしているところがあるのかもしれませんね。

いよいよアメリカに渡って大会に出場するわけですが続きは来週ということでどうなんだろうとワクワクします。