昆布が美味い

羅臼の昆布漁を見た時にスタートしたblogです。昆布のダシのように、人生の旅にも味付けをしたい。旅を中心に纏めています。

夕陽丘02

2005-12-02 | 歴史・文化遺産
夕陽丘の西側斜面に沿って、史跡が並ぶ。
 愛染さんの並びに大阪で唯一滝のある清水寺があるが、現在本堂は建て替え中で、何処に再建されるのか判らないというのでパスして、直ぐ隣の安居天満宮に向かう。
 真田幸村は高野山の麓九度山にいて天下を見ていたが、大阪方に付く。夏の陣で、もはやこれまでと悟った彼は、家康の本陣茶臼山に肉薄するが、この場所で一命を落とした。
 彼の活躍は講談などでも懐かしいが、特に十勇士のエピソードは少年時代の夢を膨らませたものだった。

 天満宮だから牛がいる。
 天神さんといえば菅原道真のように言いますが、もともと天神さんは天の神・地の神のことで、古来から自然の中に住む神である。菅原道真ではなかった。
 彼が大宰府に流された時に、山に登り、天の神に身の潔白を祈り、天の神に訴えた時に、彼は天神になったと言います。
 道真死後、彼を讒言した藤原時平をはじめ、多くの祟りをしでかした。時の権力者は天神さんとして崇めたという。
 この写真の牛、何か何処かが変なんです。どこかアンバランスを感じる。なお、牛と道真の関係については後日にします。

 本殿脇で見つけた櫨紅葉。

 国道25号線の南側に一心寺がある。家康の本陣茶臼山の一角を占める寺の境内には、大阪夏の陣で三千人を越す戦死者を弔ったという。敷地は豊臣秀吉の正室高台院から授かったと言う浄土宗の寺である。

山門にあたる入口では巨人が迎えてくれる。

仏教の原点ヒンドウー教の神のような女神が、門扉にいる。

この巨大な石燈籠も凄い。

ここには「お骨仏」がある。

納骨堂の横にある銀杏が西日に輝く。

 通天閣展望台から東方を望む。遠く正面に峰が二つある二上山が見える。右へ葛城、金剛と続く。
 足元には天王寺公園のなかの動植物園と共に、黄葉紅葉が綾錦になっている。大きな建物は美術館である。また、正面建物群の中の大きな建物は天王寺駅ビルである。

ビリケンの神様。足の裏を掻いて笑ったら幸せ、顔をしかめたら不幸せ。