昆布が美味い

羅臼の昆布漁を見た時にスタートしたblogです。昆布のダシのように、人生の旅にも味付けをしたい。旅を中心に纏めています。

べレンティ保護区(マダ11)

2005-12-26 | 海外旅行
 下の地図の下方にあるフォール・ドーファン飛行場から西へ向かうとべレンティ保護区になる。ポスターでもワオキツネザルをシンボルに出してくる。
 マダガスカル島の南端は北緯で考えると、台湾くらいの位置になる。

地図の右下帆船が走る海域の海辺にある街が飛行場を持っている。褐色のラインの道路を走る。南北に流れる川との交差点にワオキツネザルの絵が描いてある所がべレンテイ保護区である。

道路沿いに、カメレオンを見つけた。

左:何も道路沿いの木に出てくることはなかろうに、現地ガイドはよく見つけるものだ。
右:デイデイエレア(現地ではタコノキ、和名では金棒の木)サボテンの形をしているのは気候がそうさせるのだろう。
 棘だらけで、丸い厚みのある小さな葉が螺旋状に付いている。見ているだけで背筋がぞーっとする。触る気もしない。
 材質は堅く建築資材、木炭にもなるかなあ。土地の人には重宝されている木である。NGOとかで、日本のサザンクロスが植林したという林もある。


 この椰子の木は「三角椰子」と言って、世界でここだけしか分布しないそうだ。幹は丸いのに葉の付根が三角形になっている。

 一面のサイザル畑が広がる。見渡す限りなんてな物じゃあない。はるか遠くまで、整然と植えられて栽培されている。

 サイザル麻は繊維としてロープ等に需要がある。世界でもかなりのシェアーを持っている。
リュウゼツランの仲間であるので、手前のような花の柄を5m位に伸ばす。花が咲くとその個体は枯死する。個人の経営で、僅かに5人の所有と言う。

車はべレンティ保護区の入口に差し掛かった。ゲートがある。道の両側には野生のサイザルが並んでいる。背の高いウチワサボテンも見える。
 遠くの背の高い樹木はユーカリである。オーストラリアから移植された時から、今や、マダガスカル島全体に分布している。乾燥に強く、成長が早く、材質は極めて堅く、有用な木である。勿論コアラの食べる種類でない。