アメリカ大リーグ入りを目指す大谷翔平選手の動向に注目が注がれている。彼が行きたい希望のチームが米西海岸の小都市に
本拠を置くチームとかで最初から候補ナンバー1に挙げられていたヤンキースを筆頭に多数の有力チームが落胆の色を隠さない。
特に誇り高き名門ヤンキース首脳やニューヨークっ子はその鼻っ柱を折られた格好でNYの有力紙などは大谷を「臆病者」や
「NOHTANI」などの皮肉を交えた見出しで、交渉すらさせて貰えない状況に驚きと失望の胸の内を報じているという。
それにしても大谷君はプレーぶり同様チーム選びまでも従来の方程式が通用しないなど未知なる可能性を感じさせてくれる男である。
巨額のマネーには目もくれず、自分を生かせる最良の地や環境などを優先する本物のプロ選手なのかも知れない。確かに米東海岸の
寒い気候やニューヨークなど大都市を本拠とする名門チームに対するファンの熱狂さなどを考えれば大リーグでのスタートを切る
には温暖な西海岸の地で騒がれにくい小都市チームの方が良いのかもしれない。賢明な選択ではないか。
いきなり名門ヤンキースに行って大成功した松井選手や田中マー君でさえ不調の時は厳しいバッシングを受けた。それでもそれを
乗り越えた松井、田中両選手は立派と言うしかない。他にも最近ではダルビッシュや岩隈、ドジャースの前田投手など今やMLBを
代表するピッチャーとして活躍する姿は同じ日本人として嬉しく熱い物を感じさせてくれる。
大谷君がどのチームに入団するかは今月決まる。どのチームであろうと来年の開幕がすごく楽しみである。4年程前にもこの欄で
田中マー君のヤンキース入団が決まった際に「来年のMLB開幕と彼の活躍が待ち遠しい」と書いたが、彼はその通り皆の期待に
応えてくれた。主砲松井が去った後のヤンキースを救ったと言ってもいいほどの活躍を毎年見せてくれる。今期はけがで岩隈投手の
活躍は見られなかったが来年は田中、ダルビッシュ、前田、岩隈、そこに大谷が参戦というそうそうたるピッチャーが毎日日替わりで
先発マウンドに上がるシーンが茶の間で見られと思うとワクワクする。イチローの華麗な守備や自在のバットコントロールで活躍する
姿もまだまだ見てみたい。彼なら充分活躍出来る。 とにかく来年の開幕には日本人選手全員が怪我無く雄姿を見せてほしいと願う
ばかりである。