続「とのむら通信」ブログ版

前島本町議会議員・外村敏一(平成29年4月29日付けで引退)
日々の思いや議会傍聴の感想など引き続きお伝えします。

森友学園疑惑事件、徹底解明まで幕引きは許してはならない。

2017年11月24日 | 真相を明らかにする以外の道はない


森友学園疑惑に関する会計検査院の報告書での指摘によって今までの政府や菅官房長官、佐川元理財局長らの答弁に多くの矛盾が出てきた。
それに対し菅官房長官は「指摘は真摯(しんし)に受け止める。関係省庁で内容を十分精査し、適切に対応していく」。
24日の衆院内閣委員会。菅義偉官房長官は、野党から検査院の報告と過去の国会答弁との整合性を問われると、こう繰り返すにとどまった。
「謝罪すべきだ」と促されても首を縦に振らなかった。という。

又政府は、22日の検査院の報告書公表からわずか2日間で、売却価格の客観性確保や行政文書の管理徹底などを盛り込んだ見直し案をまとめた。
素早い対応で問題に区切りを付ける構えで菅氏がこれまでの答弁の「非」を認めないのも、野党に追及材料を与えたくないためとみられる。

政府側は「今後はちゃんと適正にする」と言っているが、では今回のこの疑惑についてはいつ、誰がどこでどういう間違いを起こしたのか、
きっちり説明し、責任と処罰を明確にしなければ国民は納得しない。
12月9日までしかない特別国会で徹底追及して貰いたい。それにしても選挙が終わってからこういう重要な報告が出ること自体腑に落ちない。
政権与党に有利になるようになっているのか。

又つい先日逮捕拘留されている籠池夫妻の保釈が認められなかったという新聞報道もあったが、保釈して籠池氏に色々しゃべられても困るという
思惑が働いているのではと感じてしまうのは私だけだろうか。彼らを数か月も拘留する理由はないと思うが。本当の悪は他にいるのではないのか。
何れにしても我々国民は国家権力によって行政が歪められたという重大疑惑に対し厳しい目でその顛末を最後まで見届けなければならない。

とんでもない自民党神谷議員の言いぐさ。完全な公職選挙法違反

2017年11月24日 | 驚くべき事実が


朝日新聞の報道によると先の総選挙の前(9月下旬)に自分の選挙区の市議会議員数人に現金を渡したという。受け取った市議らは
買収と思われるので直ぐに返却したということらしい。このことについて神谷氏本人はこの事実を認め、選挙違反には当たらないと
自分勝手な解釈をして問題ないと記者会見で語った。

本日の日経夕刊記事によると配られた原資は自民党本部から大阪第18選挙区支部に提供された1500万円の内の一部で「車に乗る、
電話をかける、チラシを配る」といった政治活動に充てて貰うためだったとのこと。それが今回の行為を選挙違反でないと正当化
する理由なら自民党は全国的にこのようにして資金をばら撒いていたことになる。正に党を挙げての選挙違反ではないか。
どんなに理屈をこねようと所詮こんな行為を有権者がどう感じるかで決まる。

神谷氏は「選挙前なのでよろしくご指導下さいとは言ったが、演説会は覚えていない」と説明。「選挙前の時期で皆さんが気を使って返してくれた。
それで済んだので、私も助かってるなあと思った」と話した。という。

一旦配ったが返却されたので問題ないとは何たる言いぐさであろうか。選挙前によろしくと言って現金を配ればその時点でアウトである。これが
選挙違反の犯罪でなければこの法律は全く意味がない。よくもメデイアの前で堂々と「選挙違反ではない」などと言えたものだ。あきれ果てる。
ここまで表に出て、且つ本人が認めている事実なら即刻検察は事情聴取、徹底検証して白黒はっきりさせなければ法の番人としての責務を放棄
したことになる。本人は比例で復活当選しているのだから次の候補者が替わって当選人となるようにしなければならない。