森友学園疑惑に関する会計検査院の報告書での指摘によって今までの政府や菅官房長官、佐川元理財局長らの答弁に多くの矛盾が出てきた。
それに対し菅官房長官は「指摘は真摯(しんし)に受け止める。関係省庁で内容を十分精査し、適切に対応していく」。
24日の衆院内閣委員会。菅義偉官房長官は、野党から検査院の報告と過去の国会答弁との整合性を問われると、こう繰り返すにとどまった。
「謝罪すべきだ」と促されても首を縦に振らなかった。という。
又政府は、22日の検査院の報告書公表からわずか2日間で、売却価格の客観性確保や行政文書の管理徹底などを盛り込んだ見直し案をまとめた。
素早い対応で問題に区切りを付ける構えで菅氏がこれまでの答弁の「非」を認めないのも、野党に追及材料を与えたくないためとみられる。
政府側は「今後はちゃんと適正にする」と言っているが、では今回のこの疑惑についてはいつ、誰がどこでどういう間違いを起こしたのか、
きっちり説明し、責任と処罰を明確にしなければ国民は納得しない。
12月9日までしかない特別国会で徹底追及して貰いたい。それにしても選挙が終わってからこういう重要な報告が出ること自体腑に落ちない。
政権与党に有利になるようになっているのか。
又つい先日逮捕拘留されている籠池夫妻の保釈が認められなかったという新聞報道もあったが、保釈して籠池氏に色々しゃべられても困るという
思惑が働いているのではと感じてしまうのは私だけだろうか。彼らを数か月も拘留する理由はないと思うが。本当の悪は他にいるのではないのか。
何れにしても我々国民は国家権力によって行政が歪められたという重大疑惑に対し厳しい目でその顛末を最後まで見届けなければならない。