肯定的映画評論室・新館

一刀両断!コラムで映画を三枚おろし。

『フォーガットン』、観ました。

2005-11-09 21:59:10 | 映画(は行)
フォーガットン

ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

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 『フォーガットン』、観ました。
飛行機事故による息子サムの死から立ち直れないテリー。そんな彼女の
周りで異変は静かに始まった。愛車のボルボが見当たらない…、コーヒーを
飲んでいたはずなのに…、そして家族の写真からサムの姿が消えている。
動揺する彼女に精神科医は告げる、「息子など最初から存在しなかった」と…。 
 「予測不能」という言葉で片付けるには、あまりに“簡単”過ぎる。
「フィクション」だからで終わらせるほど、オイラは“大人”じゃない。
映画序盤は、飛行機事故で死んだ息子の記憶を辿るべく、苦しむ母親の
エモーショナルでサスペンスフルな展開。一転、中盤はナゾの組織から
追いつ追われつのアクション路線へ…、そしてその後、映画は脱線に継ぐ
脱線を繰り返し、宇宙人拉致事件やら、記憶操作やら、人体実験やら、
ついに「SF」と「超常現象」的な内容に豹変する(笑)。ハッキリ言って、
こりゃ~モルダー&スカリー捜査官の居ない『Xファイル』だね(笑)。
オイラが思うに、このジョセフ・ルーベンという監督さん、アイデアだけを
先に思い付き、結末なんぞ深く考えないで、思いつくまま気の向くまま、
スタコラサッサと撮影を開始しちゃったんじゃ~あるまいか(笑)。
すべて成りゆき・風まかせ、行き当たりばったりの出たとこ勝負、とりあえず
撮っとこうかなーみたいな撮影法(笑)。うん、“監督”としては間違いなく
2流だが、“友達”として会うのなら結構面白そうな奴ではあるんだが(笑)。



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5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ポップ)
2005-11-11 00:48:19
こんにちは。

後半の展開、ほんと残念でした。

おっしゃるように、アイデアだけを

先に思いつき、結末をろくに考えずに

作った作品ですよね。

TBおねがいします。

Unknown (ポップ)
2005-11-12 01:46:25
コメント&TBありがとうございます。

そうですねー、そういわれればXファイル

ですね。でもサスペンススリラーみたいな

映画で笑えるっていうのも、完全に失敗

ですよね。アイデアがいいだけにとても

残念に感じましたよ。
映画鑑賞の醍醐味 (きのこスパ)
2005-11-16 20:47:13
ポップさん

コメント、どうもです。





> アイデアがいいだけにとても

> 残念に感じましたよ。



確かに、おっしゃる通り。

予告編は興味をそそるし、物語の切り口も良い。

ところがドッコイ、その後が続かない。

ただねぇ、ボクはこういうハズレを引くのも

映画鑑賞の醍醐味かなと…(笑)。

話のネタにはサイコーじゃありませんか(笑)

TBさせていただきました♪ (メル)
2005-11-17 10:01:16
後半の脱力感はかなりなものでしたが(^^;;)

今↑のきのこスパさんのコメント読ませていただいて

ほんとにそうだなぁ、と感心&感動?!^^

そうですよね、こういうハズレを引くのも映画鑑賞の醍醐味ですよね^^

観る映画観る映画、みんな素晴らしいなんてこと

ありえないと思いますし、自分に合う合わないもありますしね^^

おかげさまでなんだかとっても気分が良いです^^♪
悪意がない程度に‥ (きのこスパ)
2005-11-18 05:37:46
メルさん、

コメント、どうもです。



> 観る映画観る映画、みんな素晴らしいなんてこと

> ありえないと思いますし、自分に合う合わないもありますしね^^

> おかげさまでなんだかとっても気分が良いです^^♪



そうなんですよ、

ハズレを引くのは、決して損したことじゃない。

むしろ、話のネタになると思って、感謝するくらいじゃなくっちゃ(笑)

酒の席でも、上司の悪口言ってる時が一番盛り上がるしね(笑)

ただし、そこに“悪意”があってはいけません!!

相手が傷つかない程度にバカにする‥‥

そのビミュ~なところが難しいんだけどさぁ(笑)

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