肯定的映画評論室・新館

一刀両断!コラムで映画を三枚おろし。

『スネーク・フライト』、観ました。

2007-07-01 21:24:16 | 映画(さ行)





■監督 デイビッド・R.エリス
■出演 サミュエル・L.ジャクソン、ジュリアナ・マーグリーズ、ネイサン・フィリップス、

 『スネーク・フライト』、観ました。
青年ショーンは偶然、マフィア組織による殺人事件を目撃してしまう。保護された
ショーンは、組織が犯した殺人事件の目撃者として証言するため、護衛を任された
FBI捜査官フリンと共にLA行きの飛行機に搭乗する。しかし、組織はそれを阻もうと
数千匹の毒蛇、大蛇たちを”新たな暗殺者”として機内に送り込んでいた‥‥。
 まさか、ありえない“無理矢理な設定”に目を疑う。これでもかこれでもかと
空飛ぶジェットの機内にヘビがいっぱい、大変だ。それというのも、殺人現場の
目撃者を殺す為、犯人の放った奇策(?)がコレだったとは、誰が一体、こんな設定、
考えたのか??、ツッコミどころ満載、ご都合主義も何のその(笑)。だけど、もう
バカバカしくて観ていられねぇっていうのは、オイラの表向きのコメントさ(笑)。
実は、まんざらキライじゃないゼ、このB級映画のノリノリ感(笑)。洋式便器の
穴から飛び出して男のナニに喰いつくヘビ…、男女の行為の最中に、いきなり
襲いかかるヘビ…、重量級のオバサンのワンピースの中に忍び込み、欲情させて
しまうヘビ……。もはや、ストーリーや展開などそっちのけで“ヘビのやりたい放題”、
その“暴走ぶり”が目に余る(笑)。一方、それを迎え撃つ乗客や乗務員たちに
許された武器といったら、機内備え付けの電子レンジと、プラスチックの先割れ
スプーンだけ(?)ときたもんだから(笑)、おのずと勝負の行き先は見えてくる。
ラリった(?)ヘビのアタックに耐えること数時間、我ら人類に残された道は、
逃げ場の無い上空の機内を、ただ右往左往して時間が過ぎるのを待つのみなのだ。
とにかく、本作では、その“奇異なシチュエーション”だけが勝手に一人歩きで
先行し、その後ろから“ストーリーと展開”がスタコラサッサと追いかけてってる
みたいなカンジ。まぁ、映画の出来自体は別段驚くようなもんじゃないが、
そこに出てくるもの、見るものすべてに驚かされる(笑)。それにしても、監督の
デヴィッド・R・エリスは、前作の『セルラー』といい、この『スネーク・フライト』といい、
たった“ワンシチュエーションだけ”で痛快なエンターテイメントを作り上げる
奇才だね。豪快にして、行き当たりばったりの出たとこ勝負、、“B級ムービー”は
こうでなくっちゃ(笑)。



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