8月17日(木)
ベタープレイス社が倒産した理由についてこう述べている人がいた。
ベタープレイス破綻で電気自動車の発展は遠のくのか (1/2)
和田氏は「バッテリー交換方式の利点と課題」の「課題1~5」を述べているが、1~3は逆だと思う。
乾電池のことを思い浮かべれば良い。
乾電池は単一乾電池ならこのサイズと電圧と規格が定められている。
乾電池の材料が変わり、容量が増えて進化した電池でも、同じ製品に入れて使えるのである。
だから規格が統一されていれば、どんどん進化できるし、車両側で対応する必要はないのだ。
課題4については、責任は明確だ。
バッテリーは電気を発生させるだけだ。電圧低下などの場合は、すべて車両側で対処しなければならない。
しかしバッテリー不具合で出た車両故障などはバッテリーメーカーへ責任追及できるだろう。
これはガソリンやタイヤなどの不具合と同じ扱いと考える。
課題5は充電ステーションがバッテリーを買い取って在庫しておくと考えているようだが、充電ステーションはバッテリーメーカーからレンタルすれば良い。
しかし、充電料金を高く取れないというところは確かにそうだ。
経営が成り立つのかどうかは、難しいところ。
車メーカーと電池メーカーの力関係
トンサンは、うまくいかなかった原因は「車メーカーと電池メーカーの力関係(主従関係)」にあると見ている。
乾電池を使った電気製品を思い浮かべれば良い。
車メーカーは電池まで自社開発する必要はない。
そこで他社との差別化なんか図らないでほしい。
ところが今までのしきたりで、車メーカーは頂点にある。
電池メーカーが強くなって、「規格を決めたのでこの電池を使ってください」とすれば良いのだ。
利便性を考えれば、乾電池のように規格化して、どの電池をどの車にも使えるようにすべきだ。
規格化を図るのが官公庁の役目だと思うのだが、これが役目を果たしていないということは仕事をさぼっているか、どっかの大企業からの圧力でできないのか・・・
消費者庁当たりが大号令して、「電気自動車の電池は規格化して、ステーションで交換できるように」と命令する必要がある。
それができなければ、車利用者はいつまでたっても不便を我慢しなければならない。
ちょうどスマホやデジカメのバッテリーのように。
「ちぇっ、機種変えたらバッテリーが変わった。今までのバッテリーが使えない。」
「充電器も新しく買わなきゃ。」
デジカメ用のバッテリーもスマホ用のも、乾電池のように統一しておけばよかったのにね。
消費者はもっと怒らなきゃ!
消費者関連規格の改定・作成
いや、標準化は経済産業省の役目か?
「標準化」ってなんだろう?
もっと尻をひっぱたかなきゃ!
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