働く主婦のじゅんこです 

自分探しから始まった幸せへの道・・いくつになっても旬な女性で生きるカギ☆

地上の星

2010-09-10 21:17:28 | 世事情いろいろ
先月5日、チリ北部のサンホセ鉱山落盤事故で、鉱員33人の生存が、2週間以上たって確認された。

今も地下700メートルの暑く湿った閉所で、一刻も早い救出を待っている。
救出までに、4か月ほどかかるらしい。

先日、チリ政府は、米航空宇宙局(NASA)に、鉱員の健康管理について支援を要請した。
「(33人の置かれた状況は)宇宙ステーションの中の宇宙飛行士の状況とよく似ている」からと言う。

その専門家いわく、
「大事なことは、安易に希望を与えないこと」。。。

それまで、鉱員の精神的ダメージを恐れ、救出の時期を知らせなかったそうだが、これを受けて
「独立記念日(9月18日)には間に合わないが、クリスマスまでには救出したい」と伝えたそうだ。

「安易に希望を与えない」という教訓を聞いて、思い当たることがある。

第2次世界大戦中、ユダヤ人が虐殺されたアウシュビッツ収容所内でのこと。

どこからともなく「クリスマスには解放される」というまことしやかな情報が囁かれていたらしい。

ところが、それはデマだった。
クリスマスを過ぎると、バタバタと多くのユダヤ人が倒れ、死んでいったという。

「解放」を明りに、生き地獄に耐え忍んでいた人達も、それがデマと知り、深い絶望感に生きる力を
失ったのだろう。

人間は、希望があれば、どんな劣悪な状況下でも生きてゆけるが、それを失えば、立ち上がれない。

地下の闇から生死をさまよう鉱員だから、不確実な希望を持たせてはならないのである。

これは、地底の鉱員だけではない。

人間は、幸せという未来を希望に、目の前の「坂」や「苦しみ」を乗り越えていくもの。

問題は、越えた先である。
どんなに苦労して乗り越えた「坂道」であっても、その先も「坂」で、ずっと「苦しみ」が続く道だったならば。。。

老いるにつけ、疲れて希望も失せるに違いない。
そうして、たどり着くこの世の終わりに抱く思いは、どんなだろう。

有難いことに、親鸞学徒が向かう先は、無量光明土であり、この世から未来永遠に変わらぬ絶対の幸福
である。

どんな艱難辛苦も乗り越えて、たくましく光に向かって進ませて頂こう☆

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