いよいよあわただしく息子が受験に旅立つ朝が来た。
「忘れ物は?」
「ない・・・と思う・・・たぶん」
怪しげな返事に、車から戻って確認すると、机に置き忘れたままの息子の携帯。。。
ため息つきながら、ついでにリポビタンも持たせて、車に乗せる。
車中では、テストに向かう心構えを最後に一節。。。
聞いているのか、いないのか。
駅に着いて、車から降りた途端、「あっ!」という息子の叫び声。
「今度はなに?」と振り返ると、
息子「メガネが落ちた。。。」
「・・・・」
そう言えば、めがねのフレームがバタバタで、うつむいたらすぐ落ちると、以前から聞いていた
のだった。
つまり、受験生の母として心構えができていなかったのは、この私。。。
バタバタの制服ズボンにバタバタのカバン。バタバタの運動靴。そのうえ眼鏡まで。。。
ああ、息子よ。
思えば、今まで文句一つ言わず、親にお金をかけまいと、ここまで気遣っていたんだね。
もしかして、何も気にならない性格なのかもしれないけれど、ぼーとして去っていく後ろ姿が
何とも愛しく切なくなる。
誰も認めなくても、母さんは、みんな分かっているよ。
夜中に寒いお仏壇の前で、一人勤行をしていたこと。そのあと時々腹筋運動していたことも。
お仏飯は、完璧な形に仕上げる特技があることだって。。。
そう、勉強もスポーツも、何をしても光に向かう充実した日々だった。
どんな結果でも、もうそれには違いないから、あとは最後まで気を抜かずにベストを尽くせ。
そうして、小さく見えなくなっていく後ろ姿に、心の中で叫ばずにはおられない。
息子の耐えて忍んだ頑張りに、どうか大きな「春よこい!」☆
「忘れ物は?」
「ない・・・と思う・・・たぶん」
怪しげな返事に、車から戻って確認すると、机に置き忘れたままの息子の携帯。。。
ため息つきながら、ついでにリポビタンも持たせて、車に乗せる。
車中では、テストに向かう心構えを最後に一節。。。
聞いているのか、いないのか。
駅に着いて、車から降りた途端、「あっ!」という息子の叫び声。
「今度はなに?」と振り返ると、
息子「メガネが落ちた。。。」
「・・・・」
そう言えば、めがねのフレームがバタバタで、うつむいたらすぐ落ちると、以前から聞いていた
のだった。
つまり、受験生の母として心構えができていなかったのは、この私。。。
バタバタの制服ズボンにバタバタのカバン。バタバタの運動靴。そのうえ眼鏡まで。。。
ああ、息子よ。
思えば、今まで文句一つ言わず、親にお金をかけまいと、ここまで気遣っていたんだね。
もしかして、何も気にならない性格なのかもしれないけれど、ぼーとして去っていく後ろ姿が
何とも愛しく切なくなる。
誰も認めなくても、母さんは、みんな分かっているよ。
夜中に寒いお仏壇の前で、一人勤行をしていたこと。そのあと時々腹筋運動していたことも。
お仏飯は、完璧な形に仕上げる特技があることだって。。。
そう、勉強もスポーツも、何をしても光に向かう充実した日々だった。
どんな結果でも、もうそれには違いないから、あとは最後まで気を抜かずにベストを尽くせ。
そうして、小さく見えなくなっていく後ろ姿に、心の中で叫ばずにはおられない。
息子の耐えて忍んだ頑張りに、どうか大きな「春よこい!」☆