働く主婦のじゅんこです 

自分探しから始まった幸せへの道・・いくつになっても旬な女性で生きるカギ☆

老人漂流社会

2013-01-24 22:06:30 | 世事情いろいろ
「老人漂流社会」。。。
NHKで放映されていた。

頼る家族もなく、転々と住み場を変え、やがて孤独の中に終末を迎える。
見ていて、やりきれない思いをした人、他人事でないと不安に怯えた人も決して少なく
なかっただろう。

私は、と言うと、歩くこともままならない老人の姿に、昨秋、他界した父を想っていた。
昨年の今頃は、元気に歩き、一緒に食事をしていたのに。。。

老いとはどんなものか、肉体の衰えや、手足が不自由になっていく悲しい現実を姿で見せ
て教えてくれた。

そんな老いにすぐ手が届く65歳を越える「老人」が、日本で3000万人を越えたという。
今後、数年、勢い増して数は上がる。

番組では、施設を転々と漂流し、誰に看取られることもなく最期を迎える孤独な老人社会
の一面を生々しく見せていた。

一人暮らしでなく、たとえ家族と同居であっても、そのだんらんの外にいる高齢者も多い
だろう。

一つ屋根の下で暮らしながら、食事も別々に取り、配偶者がいなくなれば、独り部屋に
こもっていく。。。
やがて、認知症が進んで、施設に入るか、病に冒され孤独な入院生活が始まる。
そんな人をどれだけ見てきたことだろう。

老人施設では、入居者に必ず確認する事項がある。
「治る見込みのない病気になったら、延命治療を受けるか、それとも自然死を選ぶか」。。。

番組でも、たらい回しの末にベッドに横たわる身寄りのない老人にどちらを選ぶか尋ねていた。

生きていても仕方がない、と自然死を望むかと思いきや、その老人は、意外にも最期まで
延命治療に尽くしてもらいたい、と訴えていたのである。

ああ、そんなにまでしてなぜ生きる。。。

老人だけではない、人生の荒波に翻弄され、行き先分からぬ社会に漂流するすべての人々が
最も知らねばならない「なぜ生きる」。
その解答を、今ほど切望されている時はないだろう。

人生の目的を知り、そこに向かって未来を明るくたくましく生きる親鸞学徒の使命は極めて重い。

今年も途切れ途切れのブログを反省し、全人類に親鸞聖人の「そんなにまでしてなぜ生きる」
の解答を、声高く、倒れるまで怒涛の光輪に突入しよう☆