働く主婦のじゅんこです 

自分探しから始まった幸せへの道・・いくつになっても旬な女性で生きるカギ☆

「不要不急で自粛するもの」

2020-05-01 11:22:00 | 家族
お金に余裕のある時は、これも必要、あれも大事と、不急なものも購入する。

1か月1万円の収入となれば、これは必要か、あれは大事か、ぎりぎりの選択を迫られる。
そうして今、本当に必要なもの、大事なものだけが残るだろう。

時間も同じ。。。

まだまだあると思えば、これもしよう、あれもしようと不急のことにも消耗する。

あと1日の命と限られたならば。。。。
貴重な時間で果たさねばならぬ一大事を、どれだけの人が知っているだろう。

「世人薄俗にして、 共に不急のことを諍う」 (大無量寿経)

仏教で教える不急のこととは何なのか、人生急務の一大事とは何なのか。
正しく聞いて悔いのない今日一日を過ごしたい★

「やりましょう」

2020-04-26 21:17:26 | 家族
「やりましょう」というツイートが有名な孫正義氏。。。
ユーザーからの要望が、素晴らしいアイデアだと思えば即座に「やりましょう」とツイートするそうだ。
「追い込まれなければ本当の力を発揮できない」と自分を奮い立たせるための行動と言う。

これまで苦手だったスマホを操作する時間が増え、昨日FBのメッセンジャー機能を教えてもらった。
開くとたくさんの未読というおそらくあり得ない事態が発覚。。。
他にもいろいろな機能を教えてもらったが、若い彼より、脳みそが一回転遅いのか、頷きながらも実
は理解ができていない。覚えたと思った操作も、帰宅する頃には頭が疲れてフリーズ状態。

その夜、認知症になった夢を見てうなされた。

「やりましょう」。。。
今はもう、言わねばならぬ。

たくさんの人に失礼千万なことをしていた反省を込め、自分を追い込んで、脳みそを鍛えて。。。
でなければ、あの恐ろしい夢が現実になる、と思う☆

「よろずのこと」

2020-04-07 06:07:49 | 家族
多くのカップルが愛を誓って南京錠を取り付けた「ハートロックフェンス」。
9か月前まで「恋人の聖地」に認定の松山自動車道伊予灘サービスエリアに
あったそうだ。
鍵の重さで、フェンスが倒壊する恐れが出てきた為、撤去されたと言う。

 「大変なときもあると思うけど 一緒ならがんばれる」
 「結婚します 一生一緒にいてください」
 「何があっても離れません 誰よりも幸せになる」
 「ずーと一緒 大大大好き」

さびた南京錠に残された文字の数々。。。
撤去のため、南京錠7千個の返却を呼びかけたところ、引き取りは7個だった
そうだ。
「いつも一緒」「一生離れない」の愛の証であったはずなのに。。。

よろずのこと みなもって そらごと たわごと まことあることなし
                       (歎異抄後序)
「よろずのこと」に入らぬ例外は一つもない。
燃える愛も、コロナもいつか終息する。
緊急事態宣言がいよいよ発令することとなった。
怯えず、ひるまず、精一杯光に向かいたい☆

「脳トレ」

2020-04-03 05:48:28 | 家族
三宅島に赴任する娘の愛車を、1年限定で借りることになった。
海の近くは、潮風で傷むらしい。

今まで乗っていた車と何もかも勝手が違い、講演会場に着く頃には緊張が
解けて、頭の血管がドックンドックンと波を打つ。

その上、ナビの操作が分からない、ラジオの音量が小さくて何を言ってい
るか分からない。
大体、目の前にあるボタンが何なのか、怖くて触れないじゃないか。。。

ところが、それらすべての操作を、先日、娘は30秒ほどで説明し、
車を託して、去ったのだった。

これは日々、命がけの「脳トレ」と言えるだろう。
来年、命あれば、その成果を試したい☆

合言葉

2020-04-02 05:23:54 | 家族
「合言葉」

子供達がまだ高校や中学生の頃。。。
唐突に、大阪在住の一つ上の姉が言った。

「あんた、子供3人、大学進学なんて無理だよ。高校卒業したら
 就職するように今のうちに言っておかないと。。。
 大学にいくらかかると思ってんの?」

学費や仕送りなど考えてもいなかった私は、姉の言葉に驚愕した。

同時に、学費が無くても、仕送りをしなくても、進学させるには
どうすればいいか、朦朧とした脳みそが、みるみる活性化したのを思い出す。

子供の未来がかかる死活問題となれば、誰だって熱くなるだろう。

「窮すれば転ず、転ずれば通ず」。。。

困った時は「まず考えよう」。
これが、親子の合言葉になっている☆

「特別な日々」

2020-03-31 05:23:24 | 家族
長女は4月から一家で三宅島、次女も半年ぶりに富山に帰ってくる。
長男はすでに2児のパパ。かくいう私は3人の孫のババ。
「婆」とは、なんて響きが悪いんだろう。
「婆抜き」なんて、トランプのゲームであっても恐ろしい。

「母」と名乗っていた頃は、毎日が忙しく、子供の巣立ちを
早く早くと待っていた。今は、あの頃がいとおしい。

新型コロナで休校が続き、あるべき卒業式が無くなった。
「これほど学校に行きたいと思ったことはない」とつぶやく生徒も少なくなかった。
いつものこと、いつまでも続くと思えば、学校も休みたくなる。
もう行けないとなると恋しくなる。

どんな喜びも悲しみも、苦しみも愛おしさの日々もしばらくのこと。
特別な一日であることを、その時は知らない☆

黄金の日々

2018-02-02 22:13:14 | 家族
数年に一度の寒波到来!
2月に入ってからも続くらしい。

もう10年ほど前になるだろうか、富山の自宅で、子供たちがガレージの屋根の雪下ろしをして、
飛び降りて遊んでいた頃を思い出す。

弾む子供達の声は明るい未来の象徴だった。
それが、今は聞こえない。
あの頃の笑顔も、笑い声もすべては過去の思い出だ。

冬が過ぎれば、春来たる、春が過ぎれば、夏が来て、夏が終われば、秋となり、やがて足音静かに
冬に入る。

あっと言う間に四季が変わり、一年が去っていく。
その繰り返しが生きるということなのだろう。

あと20年生きたとして、冬を数えるのも20回。

厳しい寒さも、カウントダウンの通過点。
やがて春が来れば、20回が19回と減っていく。。。

今年になって発表された世界終末時計は、残り2分だと言う。
人類滅亡の危険をあらわず仮想的なものではあるが、未来の世代のために「時計の針を戻そう」と
いう市民運動もあるらしい。。。

終末時計も問題だが、自身の確実に迫る滅亡に、なぜ驚きを立てないのだろう。

止めることも、戻すこともできない破滅に向かう絶望の日々。。。

そんな寂しい、はかない人生の旅を、お釈迦様は「秋の夕暮れ」と譬えられている。

そうして、その上で、誰もが黄昏に向かう人生に、本当の春があるのだよ、永遠に枯れない、心に
咲く花があるのだよ、だから早く仏法を聞いて、絶対の幸福になってもらいたい。。。

お釈迦様は、絶望から起死回生の明るい未来に生きる道を、こんこんと説かれている。

その仏法を今日も力の限り説法させて頂いた。
それが明日もあさっても、ずっとずっと命の限り続くのだ。。。
ああ、なんて素晴らしい人生だろう☆

めでたい年

2018-01-05 15:51:02 | 家族
ここ数年、劇的に身辺の環境が変わった。

もう「働く主婦」ではない。

子供達はそれぞれの大学を卒業し、就職し、上の2人は結婚して、長男には子供が生まれた。

そう、私は孫を持つ婆になったのである。

世の中の 娘が嫁と花咲いて 嬶としぼんで婆と散りゆく。。。

あっと言う間に最終段階まで進んでしまったのだ。
散っていくのは、もはや時間の問題である。

世間では、死ぬかもしれぬ年を迎えながら、めでたい、めでたいと言っている。

めでたいとは絶対死なないという前提があってのことだろう。
その大前提が見事に覆って、昨年もどれだけの人が死んで、めでたくない年になったか知れない。

老化の怖れには敏感なのに、どうしてその先の死に鈍感なのだろう。

無頓着で無防備のまま、何の準備もなく、たった一人でそそくさと後生へ旅立っていく。。。

仏法を知る前の私もそうだった。

幸いかな、親鸞学徒の年明けは、大悲の願船に乗せて頂く年となれ、真にめでたい幕開けだ。

今年は金沢を拠点に、身も軽く、思う存分、聞法、布教に駆け巡り、至宝の日々を迎えよう★

赤い着物

2014-11-21 21:14:07 | 家族
長女が成人式を迎える頃だから、もう5年も前になる。

当時、大学生2年の長女と中学3年生の次女が、二人だけで振袖の着物を買いに行った。

富山市内にあるこの有名着物店にとって、高岡市から電車をのこのこ乗り継いで、成人式の着物を
買いに来た少女だけの来客は、開店以来の驚きであったらしい。

父子家庭で育った貧しい姉妹と映った店の人達は、不憫に思ってか、店の奥から素敵な赤い振袖を
選び出し、破格の値段で提供した。

喜んだ彼女達は、早速、母親宛てにメールした。

女性にとって生涯の記念となる晴れ着を、世間知らずのあどけない娘達だけで買わせるなんてあり
得ない、と固く信じていた店の人達が、仰天したことは想像に難くない。

しかも、メールのやり取りを聞いていると、着物代は、娘の奨学金で払わせるそうな。。。

娘達への同情が、鬼のような母親に対する怒りになったのも無理はないのである。

支払いの確認で電話をかけてきた店員は、乾いた声で責めるように私に言った。
「娘さん達の大事な着物、ちゃんと見てくださいね」。。。。

同行しなかったことに後ろめたさがあった私には
「娘さん達だけでこんな大事な買い物をさせて、ほったらかしにせずにちゃんと見てください!」
の非難に聞こえ、長く胸が痛んだものである。

どこに、娘の晴れ姿を夢見ない母親があるだろう。

どんな買い物があったとしても、娘の晴れ着は母にとって欠かせない大きな楽しみの一つに違いない。

しかし、その人生で最も晴れやかな日を、共にできない必死な事情のあることは、誰に伝えるにしても
甚だ難しいことなのだ。

幸いにも、当の娘達は、そんな事情を漠然とでも受け入れて育っている。

やがて母親の選択はしばしばきつかったけれど、間違ってはいなかったと知らされる時がくるだろう。
そう、その一つが、あの大舞台。。。

司会の語り口もよかったけれど、赤い振袖姿はとてもきれいで一際、母の目には眩しかった。。。

ようやく赤い着物のトラウマから解き放たれたこの日のことを、生涯、忘れることはないだろう☆

春の景色

2014-05-02 07:58:55 | 家族
もう消滅したのではと思っていたブログが残っていた。
最後の記事が約一年前である。

とにかく目が回るように忙しい。

春になって庭に咲いた赤いチューリップにも気づかなかった。

外出直前ではあったが、あまりにかわいいので、思わず摘んで生けようと足を進めた
その先に、なにやら黒いかたまりが。。。

ぎょっとして見ると、なんとそこにはカラスの死骸。。。

赤いチューリップと仰向けになった黒いカラス。
一見、シュールな風景ではある。

しかしなぜ、我が家のチューリップの庭先で、カラスが死んだ?
なんて考えるヒマはないのである。

一年の中でも春は特に忙しい。

子供達は4月から就職、進学とそれぞれの道を歩んでいる。
結局は、一人で成長し、一人ひとり思うように生きていく。

子供から手の離れた親にとって、自分の人生は如何、と問う季節でもあるだろう。

そういう時間はどれだけあってもいとおしい。

限られた人生、大事なことを考えるチャンスは多くはない。
生きる目的を知り、そこに向かってできるだけ無駄なく日々を過ごしたいものである☆