働く主婦のじゅんこです 

自分探しから始まった幸せへの道・・いくつになっても旬な女性で生きるカギ☆

独裁者の末路に見るもの

2011-08-26 10:34:04 | 世事情いろいろ
23日、リビアの反体制派勢力は、カダフィ氏の牙城であるバーブ・アジジヤ区域を攻略し、
42年に及んだ氏の独裁政権は、事実上崩壊した。

氏の肖像画を踏みつける兵士や、反体制派のシンボル旗を振り上げて喜ぶ市民の姿が報道
されている。

最後に陥落した区域は、氏の独裁体制を支えてきた中枢であり、ミサイルなどの軍事施設
も備えた要塞だと言う。

地下には、核兵器以外の攻撃にすべて耐えられる地下壕が張り巡らされ、氏は地下を含め、
絶えず居宅を移動していると言われている。

身はたとえ堅牢に守られても、常に暗殺を恐れる彼の心中は、戦々恐々と、休まることは
ないのだろう。

24日、露朝首脳会談が東シベリアの軍事基地で開かれた。

万全な警備を求める北朝鮮の金正日総書記の要望を、ロシア側が受け入れた結果と言う。

北朝鮮側は、報道陣のテレビカメラさえ兵器かもしれないと疑うそうだから、総書記の安全
に対する神経質ぶりは、尋常ではない。

かつて、金氏が自ら語った記事を興味深く読んだことがある。

彼は時々、自分に向かって石を投げられる夢を見るという。
初めはアメリカ人、2番目に韓国人、3番目に北朝鮮の人から。。。

幸せは、安心、満足、明るく楽しい心の状態だが、これら独裁者の姿から、幸せは少しも
見えてこない。

それどころか、常に不安で、不信が渦巻き、夢の中でも悪業にうなされる大不幸者でなか
ろうか。

欲に任せ、闇に向かう全人類の末路を、派手に示しているとも言えるだろう。

光に向かえば、陰日なたなく堂々と、進ませて頂ける無上の幸せの道があるのだよ、と
教えてゆかれた親鸞聖人。。。

いよいよ750回忌の年、親鸞聖人から全人類が救われる本当の幸福を知らされた身を
感謝して、自他共に教えの徹底を急がずにおれない☆

死はいつも突然に

2011-08-10 23:12:57 | スポーツ
サッカー元日本代表DFサッカーの松田直樹選手が、練習中に突然倒れ、4日、
心筋梗塞のため亡くなった。

「ヤバイ、ヤバイ」と言いながら倒れこみ、そのまま意識を失ったという。

まさか、それがこの世の最後の言葉になろうとは、本人が一番思いもかけぬこと
だったのでなかろうか。

多くのサッカー人口の中で、日本代表まで登りつめるには、強靭な体力や気力が
あってこそ。しかも34歳という若さ。
それが、こんなにあっさりと亡くなるなんて。。。

東日本大震災で、イヤというほど無常を突きつけられた日本人だが、今回の驚きは、
決してサッカーファンだけではなかっただろう。

しかし、どんなに驚いても、その感情は一過性。。。
すぐにケロッと忘れてしまう。

葬式で悲しんでいたのに、終わって親戚が集まると、何事もなかったかのように
振る舞う姿は、今まで多く目にしてきたことでもある。

死は厳粛な事実であり、自分にも早晩やってくる確実な未来であるにもかかわらず、
驚く心が続かない。

どうしてだろう。

そんな者だから、死はいつでも突然にしかやってこないのだ。

きれいに掃除した畳の上を、土足でずかずかと入り込む無法者のように、いきなり
生身の「生」に切り込んで、ずたずたに引き裂いていく「死」という「無常」。。。

まさに無茶苦茶な「無情」の仕打ちでなかろうか。

「ヤバイ」は、油断しているすべての人に、必死に発信した最後の忠告であることを、
誰でも思い知るときが、そう遠くない未来にきっとあるに違いない☆

教訓とするために

2011-08-08 21:06:15 | その他
国立がんセンター名誉総長の垣添忠生氏が、医師となって駆け出しの頃、患者が死亡する医療
事故があった。

東京地検から呼び出され、救急措置など間違いなかったか、時間を追って厳しく追求される。
「嫌疑不十分により不起訴」になったものの、この被疑者となった体験が、2つの教訓を生んだ。

一つは、今は一般的になっているが、患者さんや家族にしっかり説明するインフォームドコン
セントの徹底。
もう一つが、カルテの綿密な記載である。

事故後、氏は、どんなに長時間の手術で疲れていようとも、その日のうちに手術記録やカルテを
完璧に仕上げることを自ら課した。

「変わりなし」を意味する「NP」「OB」としか記さない医師もいた時代。
その鉄則は、後にトラベル時だけでなく、診療や研究にも役立ったと言う。。。

誰でも、失敗や悔しい出来事、思い出はある。

それをどれだけしっかり受け止め、繰り返さないように改めるか。
ここが一番大事なところでなかろうか。

事故車両を穴に埋め、何事もなかったかのように済ませようなど、論外の中の論外。。。

東大名誉教授の畑村洋太郎氏は、著書「失敗学のすすめ」にこう指摘している。

「人は聞きたくないものは聞こえにくいし、見たくないものは見えなくなるもの。失敗を
隠すことで起きるのは次の失敗、より大きなマイナスの成果でしかない」

2年連続甲子園出場の秋田県代表・能代商の室内練習場には、「0対15」のイニングスコアが、
横断幕のように貼られているそうだ。

これは、昨年夏、初戦で鹿児島実業に惨敗したときのもの。
選手にとって二度と思い出したくない、見たくない数字だろう。

痛恨の敗戦を、雪辱のバネに練習した成果はいかに。。。

奇しくも能代商は、明日の第一戦、その鹿児島県代表と対戦する。

失敗や苦しみから逃げたり隠したり、他人のせいにしていては、望む善い結果は得られない。

教訓として向上するためにも、悪い結果の受け止め心を、まず真摯に振り返ってみたいもの
である☆

光に向かえば何事も

2011-08-01 06:31:54 | 世事情いろいろ
事故車両を、粉々に砕いて穴に埋めたかとおもうと、翌日には掘り起こし、運び出す。

「隠蔽」というには、あまりに恥じらいのない姿が、インターネットで世界に流れた。

中国浙江省温州で起きた、高速鉄道の追突、脱線大事故の対応には驚くばかり。

国威を保つ為に、早々に収拾を図ろうと遺族に多額の賠償金を示し、おさまらないと見るや、
更にそれを倍額に。。。

権力や金の力で、封じ込めようとすればするほど、民衆との温度差は増すばかり。

世界の超大国を誇るには、あまりに稚拙で、理解し難い、時代錯誤を思わせる対応ではある。

一方、被災地の復興の遅れが目立つ日本。。。。
政府は、どこにその原因を見ているのだろう。

怠けているとは思わないが、もし、自分の家が津波で流され、瓦礫と化した被災者の立場
だったらどうだろう。

もし、仕事も家族も失い、ふるさとを追われる当事者であったならば。。。

少なくとも、元復興大臣の「智恵を出さないやつは助けない」などと突き放すような暴言は
なかったに違いない。

それどころか今よりずっと、被災地にあたたかい支援が進んでいるのでなかろうか。

リーダーは、自分の都合より、まず相手の立場に立って、決断、実行できる人でありたいもの。

翻って、小さな社会の家庭の中も、例外ではない。

「オレが、オレが」と主張して、協調心や思いやりがなければ、家族の中でさえ浮いてくる。。。

社会の表面や、家庭に見え隠れするドタバタも、結局は醜い我利我利の心のなせるワザ。

光に向かえば、そんなイヤな日々の出来事も、さもありなんと自己に見て、一層、正して
進もうと勇気を持つものである☆