じゅんこの部屋 

自分探しから始まった幸せへの道・・いくつになっても旬な女性で生きるカギ☆

死ぬまで勉強

2011-06-30 09:02:00 | その他
「大津波 みんな流して バカ野郎」

南三陸町で、母親と家を流された女性の川柳である。

普段は使わない荒い言葉に、ぶつけようのない悲しみ、怒りが伝わってくる。

一方、記者団に大震災の復興を問われた菅首相の言葉。
「私自身、燃え尽きる覚悟で、この事に取り組んでいきたい」。

浜岡原子力発電所の運転停止要請を表明した際も
「私が判断しました」。。。

自分の決意やリーダーシップを強調するだけでは、何も心に響かない。
訴え力の欠如したトップに、どれだけ周囲は動き、協力するだろう。

保身に汲々とし、聞き手の心を揺さぶらずして、国民をその気にさせようとしても、
世の中そんなに甘くはないのである。

やはり、胸を打つのは、飾り気のないストレートな思いでなかろうか。

「すっぴんで 外を歩く日が 来るなんて」

冒頭の川柳をうたった女性の最近の作品である。

行き場のない悲しみも、言葉にし、発信することで癒される。
そんな心境の変化で、言葉に回復を感じられたら、周囲もきっと笑顔が増えてくるに
違いない。 

それにしても言葉の力は、おそろしい。

感動したり、しらけたり。。。
やる気にさせたり、失わせたり。。。

学ぶべきことは限りなく、真実伝える使命思えば、死ぬまで勉強になるのだろう☆
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

頑張って生きる意味

2011-06-27 05:29:47 | 世事情いろいろ
「がんばろう!ニッポン」

車のステッカーや、割り箸の袋にも、印刷されてある。

今や、どこでも見かける「頑張ろう」のフレーズは、日本人の連帯感を再認識させたと言える
だろう。

テレビもラジオも「前に向かって進もう」と一日中、連呼している。

一方、震災から100日の追悼法要の席で、
「頑張ろう、頑張ろうと言われるが、何をどう頑張ればいいのか」とつぶやく被災者たち。。。

「一歩前へ」とせかされても、進んだ先はどうなのか、これが分からなければ、実際、前に
出ようがないのだろう。

5月だったか広島で、小学6年の仲良し3人組が、川で遺体で見つかった。
当日午後4時頃、この3人とみられる男児が裸足で肩を組み、ひざ下くらいまで漬かりながら
川の中を歩いていたと言う。

3人にとって何の躊躇もない楽しい川歩きが、まさかの事態に暗転するなんて。。。
スクラム組んで、元気に踏み出した一歩先が、思いもかけぬ深みだったに違いない。

世間では、前進すること自体が素晴らしい、と思い込んでいるようだが、もしその先が、
深みや崖だったらどうだろう。

安心して前進するには、まず、その先を知ってこそでなかろうか。

進むべき前が分からず、頑張って生きる意味が分からない日本人。。。

親鸞聖人はそんな途方に暮れる私達に、「弘誓の仏地」という幸せのゴールを示されて、どんなに
辛くても苦しくてもここまで生き抜きなさいよ、とはっきり教えていかれた方である。

これは、被災地だけの問題ではない。

地球のあらゆるところで、瓦礫のように荒んだ心が、孤独のすきま風に忍び泣き、どれだけの
人が、あたたかい真の復興を渇仰していることだろう。

そう、立ち上がれ、まずニッポン!

世界に誇る親鸞聖人の教えが、今こそ全人類に待たれる火急の時と思わずにおれない☆
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする