go-ichi-maru blog

気ままなつぶやきです。

今年の頂点に向けて~剱岳を振り返る~

2009-06-28 21:25:07 | ザ・映画
「剱岳」を観てきました。

メンバーは,かつて共に生死をさまよった登山仲間たち。

萩野氏が今どこにいるか分からないのが残念。


新田次郎の原作。

ひたすら登山しているという映画。

長い映画なので,登山が好きじゃないと,見るのがけっこうつらいかもしれません。

かつて剱には登ったことがあるので,そのときの様子を少しだけアップしておきましょう。

登頂は2005年8月13,14日。


登山スタート時,室堂の天候は雨という状態。

真夏にもかかわらず,まだ根雪が残っていました。


剣山荘で一泊した後,山頂アタックです。

早朝出発の準備をしていると,雨でカニノタテバイが(剱岳山頂の手前にある難所)危なくて引き返してきたという登山パーティーが!!

じっとしていてもしょうがないので,行けるところまで行ってみようと言うことで,出発。



雷鳥出現

雷鳥は,その名の通り,雷が鳴るような悪天候に姿を現す飛べない鳥です。

こうして姿が拝めるのも,悪天候ならではですな。

映画の中では,生活圏を守っているこの雷鳥が命を救ってくれます。


さあ,鎖場にとりつきます。雨もあがっていたので,なんとか滑らずに行けそうです。


今までガスの中を歩いてきたのが,少し晴れてきて,周りの景色が分かるようになってきました。


おおっ山頂付近のガスも晴れてきました。

やっぱオレは晴男です


下界が見えませんが,カニノタテバイという難所。垂直に切り立った崖を鎖を手がかりに登っていきます。


緊張感がもっとも高まった場所。もちろんこの下は崖。体を山肌にすり寄せるようにしてはいつくばっていきます。


いくつかの難所をくぐり抜けて,ようやく登頂成功!

これも,いろんな人たちが登山道を切り開いてくれたおかげです。感謝。

この当時は2998mとなっていますが,GPSを使った最新の測量で,2999mと判明したそうです。



この言葉もかっこいいですが,

映画の中で出てきたセリフの中で

人は,何をするかではなく,なんのためにするか

もじーんと来ました。

さて,今年はどの山に登ろうか,さっそく検討します。